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「国、大阪府市、財界は被災地震よりも万博優先だと言う。また復興費用が削減されるわけじゃないので、二者択一・二項対立で考えるなと言う。無責任だ!中止しかない!」~2.24 カジノ・万博をやめて被災地支援を~第2回夢洲IR・カジノ大阪府民公聴会 ―登壇:西谷文和氏(フリージャーナリスト)ら 2024.2.24

記事公開日:2024.2.27取材地: 動画
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 2024年2月24日(土)昼12時より、大阪府茨木市の茨木市立オークシアター (茨木市立福祉文化会館)にて、夢洲カジノを止める大阪府民の会主催の「第2回夢洲IR・カジノ大阪府民公聴会」が開催された。登壇したのはフリージャーナリストの西谷文和氏ら。

 最初に登壇した「夢洲カジノを止める大阪府民の会」事務局長の山川よしやす氏は、夢洲万博と一体化したIRカジノは大阪府民による運動の力で何としても止めたいと述べ、その理由として、以下の三点を挙げた。(7:00~)

 ・国と行政の責任、命と暮らしのあり方、命の問題として捉えなければならない甚大な被害があった。石川県で死亡241名、行方不明者9名、重軽傷者118名、住宅損壊は7万4000を超える、今だ1万4000名の方が行場を失って避難生活をされている。今なお9000戸ほどが断水状況にあり、停電も続いている。

 ・国、大阪府市、財界は被災地震よりも万博優先だと言う。岸田首相「万博の中止は必要ない」。吉村知事「万博は志願工事なので、二者択一の関係じゃない。万博があるから費用が削減されるわけじゃない」。維新の馬場代表「北陸の皆さんにも新たな 夢や希望を持って、明るい将来に歩みを進めてもらえるイベントになる」。十倉雅和経団連会長「二項対立で考えるのはふさわしくない、推進だ」。本当に無責任。

 ・届かない被災地の人たちの声とお金。穴水の59歳の方「万博をやること自体は反対しないけど、能登に回ってくる支援が少なくなるからやめて欲しい」。元自治体職員で被災された方「立場上、万博をやめろとは言えないが、やはり復興と万博の両方はできない。今、万博頑張れとは言えない」。過疎化で財政が脆弱な多くの自治体が存在していて、地方行政が傷付けられてきた現状がある。

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 続いて登壇した西谷氏は、「1月30日にNHKの取材で夢洲に行った。去年の年末はMBSだったが今年1月はNHK、つまり大手メディアも、反対派の取材を始めているということで、だいぶ潮目が変わってきている」と変化しつつある現状について述べた。(22:00~)

 次にドローンによる撮影映像を示し、「ここで工事が始まっているが、トラックターミナルだけが今動いていて、カジノの工事、木造リング、大阪パビリオンが手前に映っているが、外国のパビリオンは全く工事が進んでいないということ。

 能登地震が起きた際に、最初に自衛隊のヘリに乗ったのは誰か?馳知事だった。なぜ石川県の馳知事が自衛隊のヘリに乗ったかというと、この人は安倍派の議員なので、裏金を受け取っている。800万円以上。

 だから安倍派が集まって相談していたので、ヘリで石川県に帰ったが、被災地である能登に入ったのはその13日後。万博関連で10兆円使うどころじゃない」と進まない工事の進捗度合、被災地を顧みない不条理を語った。

 また「性被害が取りざたされている松本人志が、万博のアンバサダー(宣伝大使)を務めており、万博のホームページにまだ出ている」とモラルハザードの問題も挙げ、と即中止を強く訴えた。

■全編動画

  • 日時 2024年2月24日(土)12:00~15:00
  • 場所 茨木市立オークシアター (茨木市立福祉文化会館5階)(大阪府茨木市)
  • 主催 夢洲カジノを止める大阪府民の会(詳細

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