ジャンプにおける漫画家の健康と長期休載問題
カテゴリ : ジャンプ情報 2009年08月04日(火)
――――――ジャンプ36号「バクマン。」48ページより引用「少し古い考え方だが原稿を落とさないというのは立派だ
しかし我々は時にそれを強要しない
作家がどんな状況に陥っても描くというのは自由だが
休む必要があると判断すれば休んでもらう
作家の健康を優先すべきだからだ」
「描くのが自由なら僕達も描くと言ってるんです!
描けば休載にならない!」
「それは編集部に
作家が無理してでも描けば載せるという用意があればの話だ
はっきり言おう 今描かれるのは迷惑だ」
「!……… そんな…」
「まず体を治せ」
なんか星野先生の事を言われてるような気がしてならないのですが私…!!
いや、星野先生は休載理由を明かされていないから
考えすぎと言えば考えすぎなのだけど!!
ジャンプは作家の長期休載理由を明かさない方針のようだから、この辺はファンがあれこれ邪推しても意味が無いし、むしろデマを誘発するという意味では有害ではないかとすら思ってはいるのだけれど…!!
作家の体調と休載問題
私の意見を書くなら、
このバクマンの編集長の意見はもっともだと思う。
漫画家を無理させて途中退場されるより、いくらか休載させてでも長持ちさせた方が
長期的に見た場合、より多くの売り上げを見込めるからだ。
「休まれたら雑誌の売り上げが下がる。体を壊してでも描け」では
せっかく長い時間をかけて育てた才能を潰してしまうだけだろう。
それはあまりにも浅慮が過ぎる。金の卵を産むガチョウを殺して食べるようなものだ。
トラップは休載させるべきだろう。
事件解決編の原稿はもう上がっているわけだからキリもいい。今しかない。
でも4月まで、というのは流石に長いから
ボイコットの末に色々制約付けて休載期間短縮、で解決かな。今回の問題は。
編集部の指針がこういう方向なら、もし星野先生が体調不良で休まれていても
いつかジャンプに復帰できる可能性はあるだろう。
その休載は「連載をジャンプで続けさせる為の休載」だからだ。
(もしジャンプに必要なければ早々に打ち切ってしまった方が早い)
…まあ本当の所は分からないのだけど。
上記のような考えだって、ただの私の願望でしかない。
漫画家待遇問題
→ バクマン。の爆弾暴露 (「日々だらくだるく」コウ様)
上記のブログのバクマン記事を読んだら、今回のバクマンはかなりやばい話を描いているのではないかという気がしてきた。確かに漫画家待遇問題は大事な話だ。
漫画に限らず考えれば、こういう問題は上が全部隠蔽して腐らせてしまうのが普通の対応だと思う。(そして全体のモチベーションとクオリティがだんだん下がっていく)
その辺の情報を漫画で公開する方もすごいし(生半可な作家がやったら多分ボコボコに叩かれる)、そういう漫画を雑誌に載せる編集部もすごい。
まあ絶対にばらせない話は描かせない様に干渉しているかなとは思うけど。
それでも、普通ならこういう真面目な問題提起漫画は描かせないし
もしやるなら「週刊少年ステップ」とか、そういう架空雑誌にするだろう。
…ジャンプはいい雑誌だと思う。少なくとも、売れる漫画家の人にとっては。
だから、星野先生にはできればジャンプにいてほしい。
他の雑誌がジャンプより良い保障なんてどこにも無いんだ。
私は何も知らない素人だから、何か勘違いしている可能性だって低くないのだけど。
星野先生自身はどうしたいんだろう。
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2009年08月04日(火)