シロクロライン

D.Gray-manのクロウリーファンブログです。DグレはジャンプSQ.RISEで連載中!(ネタバレは発売日以降)

Dグレ15巻感想追記 感情とソカロ元帥の事



15巻の書き下ろしにはソカロ元帥の事も少しあった。


彼は元死刑囚かー。納得。
明日にも死刑にされそうな所を教団が保護したのだろうか。バチカンのコネとかをフル活用して。

生き物を殺すのが楽しい人なのかな。161夜の発言から考えても。
そういう人がエクソシストになって、人間を守る仕事について
元帥という立場までのし上がったというのはいい話だと思う。

そう思わない人も多いかもしれないし
私だって立場が違えば違う感想を抱くかもしれないけど
「人間が自らの意思と能力で他人の役に立てる仕事が出来ている」という事自体は、良い事だと思うから。
その人自身の趣向がどうであれ。

アクマを存分に殺せることで殺人衝動は解消できているだろうから
もう人間は殺さなくてもいいだろうし。
「ハメ外していいんだよなぁ?」(142夜) という言葉は、逆に考えたら
普段は羽目を外さないようにしているとも取れる。
自らの意思で着脱できる仮面を付けて。



「体が反応してしまう」というのは、どうしようもないと思う。


美味しそうな食べ物を見たら思わず食べたくなってしまうとか、
面白そうな本を見たらつい手にとって読んでしまうとか、
美しい女の人を見たらつい声をかけてしまうとか、
人に優しくされたらつい好きになってしまうとか。


知識や理性である程度の制御はできるものだけど、
極稀に、そういう制御じゃ賄いきれない程の強い感情を持った人が居たりする。

そういう人は、その感情を良い方向に使えれば凄い人になれるだろうけど
上手く使えなかった人はその感情を押さえ込まなくてはいけなかったり
あるいは暴発して自爆してしまったりする事もあるわけで。

でも感情がある事自体が悪い事ではないだろう。
要はやり方だ。
人の迷惑にならない方向で上手い事制御できれば、それは大きな力になる。


ソカロ元帥が適合者で本当に良かった。
私がイノセンスだったらああいう感じの人に真っ先にとり憑く。




あ、クロウリーが居なかったらの話で。
クロウリーが居たらそれはクロウリーに憑くよ!
通常時は善良だし発動時は子供相手でも容赦がないし
戦闘は素人の世間知らずで、シンクロの訓練を受けていないのに
即戦力として戦えるくらい適合センスもいいしで
イノセンス側から見ても理想的な将来有望の新人だろう。
2008年06月05日(木) この記事をツイート