2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の金投資の「第一人者」豊島逸夫に聞く!金はまだまだ儲かりますか?

豊島逸夫さんは異色のエコノミストです。金を通して世界経済を見ることにおいて、日本に他の追随を許さない特異な位置を占めています。その豊島さんが長年務めたワールド・ゴールド・カウンシルを退職・独立して、10月から豊島逸夫事務所を開きました。中国…

再び"超難関"になった試験で、公認会計士の質は上がり、企業不祥事は防げるか。

オリンパスの巨額損失隠し事件で、取締役や監査役などによる企業経営へのチャック機能が問われているが、外部の専門家として企業決算に目を光らせてきたはずの公認会計士の「質」が改めて問題になっている。そんな最中、金融庁の公認会計士・監査審査会が11月…

会計界のAKB48の真面目な提言

会計学者や会計士など48人による震災復興についての提言集。八田進二・青山学院大教授や藤沼亜起・元公認会計士協会会長らが編者になってまとめている。日頃、数字を通じて経営を見つめている人たちだけあって、説得力のある具体的な提言が多い。 また、図ら…

「東証大証来秋合併」で大証株急騰の裏。 大証の60%を持つ外国人が狙う高値売り逃げ

日本経済新聞が朝刊1面で「東証大証、来秋合併」と報じた7日、上場している大阪証券取引所の株価が急騰した。同日の終値は39万1500円と、前の日の終値36万5000円から、わずか1日で7・3%も上昇した。翌8日は、日経新聞の報道を、他の新聞などが後追いしたこと…

「予算編成」の文字は消え、メンバーも改革派は少数。財務省の思惑通り「骨抜き」になった国家戦略会議

組織のコントロール方法を変えようと思えば、そのガバナンスの仕組みを変える必要が出てきます。霞が関の官僚主導だったものを、政治主導に本気で変えようと思えば、政治主導のためのガバナンスの仕組みを構築し直さなければなりません。野田佳彦氏が首相に…

東証大証統合を金融庁がせかすワケ

本日11月7日朝刊で日本経済新聞が「東証と大証が来秋合併」と大々的に報じました。残るは合併比率のみとのことですが、報道で大証の株価が急騰してしまいました。これではなかなか合併比率が決められないのではないでしょうか。斉藤CEO、米田COOで両者…

オリンパス、大王製紙、九州電力――音を立てて崩れる日本のコーポレートガバナンス

新潮社のフォーサイトにはだいたい月に1本、原稿を書かせていただいています。紙媒体に見切りを付け、電子媒体のみで有料モデルを追求している同サイトは、アップする記事も毎日1本ペース。ページビューを稼ぐために、とにかく本数をアップする他の媒体と…

このまま経済成長がなければ、 国民はどんどん貧しくなっていく

ビジネス情報月刊誌「エルネオス」11月号 連載──?硬派・経済ジャーナリスト 磯山友幸の≪生きてる経済解読≫ 分配論重視の経済政策 最近、何人かの政治家から、「成長などしなくても、幸せに暮らすことができればいいではないか」という発言を聞いた。日本は…

カルロス・ゴーンは45歳で日産のCEOになった。「70歳まで働ける社会」と「定年70歳」はまったく意味が違う

オリジナルページ→ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/24196 最近「老害」という言葉を余り聞かなくなった。老人ということば自体が一種の差別語扱いされていることもあるが、高齢者が会社や政府組織の中に居座るケースが増えていることと無関係ではない…