2007年 04月 10日
イノベーションの源はビジョンから
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「イノベーションを生み出すナレッジワーカーをどう経営に活かすか?」をトピックとした交流会に参加。
紺野登先生のキーノートスピーチもあり、また拙著も直接お渡しできた。そして、ご挨拶させていただいた方々のほとんどは部長クラス。軽く背中に汗をかきながらの交流でございました。
さて、話が概念的で終始、知恵熱出しまくりの内容でありましたが、極力平易に交流会の内容を要約してみたい。
企業に利益をもたらす「イノベーション」を生み出す為には、ワーカー同士の「情報交換」「コラボレーション」などを促す必要がある。また同時にワーカー自身も日々の業務の中で、いろんな発見、アイデアを生み出す必要がある。
情報交換、コラボレーションなどを促すためには、ワーカー同士が「偶然出会って意見交換出来るような場所」 「アイデアを発表し合える場所」が職場(ワークプレイス)に必要。そして、ワーカー自身が発見、アイデアを生み出すためには、現場を見る、思いついたらすぐカタチにして検証してみるなど、働く姿勢(ワークウェイ)を変えることが必要。
そして、更にこれからは「ワークプレイス」「ワークウェイ」だけでは不十分で、それぞれのワーカー、もしくはトップが「思い」「ビジョン」「志」を持つ必要があるとしている。
紺野先生の「Diamond Harvard Business Review」の中から関連した内容を引用するならば
「本来イノベーションの源には、個人や集団の思い、ビジョンが存在している」
「志を持った人物の行為には、周囲を感動させる器量があった」
「究極において「共通善(public good)」に基づくもの」
「共通善が社会的な価値を見出し、新たな社会のためのイノベーションを生み出す卓越した行為に結びつくことだ」
これらは私が感じていることと一致していた。(ホントだって)
いろんな気づき、アイデアを得る手法をトライしてきた。そして、その妥当性を理解してもらうための調査手法、内容の整理に拘ってきた。しかし、どうしても一線を越えられない壁を感じていた。
結局、イノベーション(=新しいモノ、コト)なんて、いくら理屈を並べたって、世に問うてみなければ支持されるかどうかわからない。最後の突破力って、個人の思いに裏打ちされたビジョンに周りが共感するかどうかにかかっていると感じ始めていた。
イノベーションの源はビジョンからなんですよ。
何か「こういう社会にしたい!」「こんな世の中にしたい!」って、皆がパッと共感できるビジョン、思いを持ちたいですね。
創造経営の戦略 ちくま新書
紺野 登 / 筑摩書房
スコア選択: ★★★★★
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紺野登先生のキーノートスピーチもあり、また拙著も直接お渡しできた。そして、ご挨拶させていただいた方々のほとんどは部長クラス。軽く背中に汗をかきながらの交流でございました。
さて、話が概念的で終始、知恵熱出しまくりの内容でありましたが、極力平易に交流会の内容を要約してみたい。
企業に利益をもたらす「イノベーション」を生み出す為には、ワーカー同士の「情報交換」「コラボレーション」などを促す必要がある。また同時にワーカー自身も日々の業務の中で、いろんな発見、アイデアを生み出す必要がある。
情報交換、コラボレーションなどを促すためには、ワーカー同士が「偶然出会って意見交換出来るような場所」 「アイデアを発表し合える場所」が職場(ワークプレイス)に必要。そして、ワーカー自身が発見、アイデアを生み出すためには、現場を見る、思いついたらすぐカタチにして検証してみるなど、働く姿勢(ワークウェイ)を変えることが必要。
そして、更にこれからは「ワークプレイス」「ワークウェイ」だけでは不十分で、それぞれのワーカー、もしくはトップが「思い」「ビジョン」「志」を持つ必要があるとしている。
紺野先生の「Diamond Harvard Business Review」の中から関連した内容を引用するならば
「本来イノベーションの源には、個人や集団の思い、ビジョンが存在している」
「志を持った人物の行為には、周囲を感動させる器量があった」
「究極において「共通善(public good)」に基づくもの」
「共通善が社会的な価値を見出し、新たな社会のためのイノベーションを生み出す卓越した行為に結びつくことだ」
これらは私が感じていることと一致していた。(ホントだって)
いろんな気づき、アイデアを得る手法をトライしてきた。そして、その妥当性を理解してもらうための調査手法、内容の整理に拘ってきた。しかし、どうしても一線を越えられない壁を感じていた。
結局、イノベーション(=新しいモノ、コト)なんて、いくら理屈を並べたって、世に問うてみなければ支持されるかどうかわからない。最後の突破力って、個人の思いに裏打ちされたビジョンに周りが共感するかどうかにかかっていると感じ始めていた。
イノベーションの源はビジョンからなんですよ。
何か「こういう社会にしたい!」「こんな世の中にしたい!」って、皆がパッと共感できるビジョン、思いを持ちたいですね。
創造経営の戦略 ちくま新書
紺野 登 / 筑摩書房
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by isoamu
| 2007-04-10 23:38
| 他