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2005年 02月 26日
②カルテ入力画面構成について
【電子カルテ】 電子カルテ入力画面の診察記録は、医師が最もよく使うインターフェースです。記載方法はSOAPが一般的です。 【なぜSOAPに合わせた画面が多いのか?】 SOAPとは、 S (Subjective) サブジェクティブ 主訴、患者の訴え等主観的情報 O (Objective) オブジェクティブ 理学所見、検査所見等の客観的情報 A (Assessment) アセスメント 評価・分析 P (Plan) プラン 検査や治療の指針等の計画 の4分類です。 現在、多くの電子カルテシステムは、この記録方法をサポートするために、4つの枠に分割入力させる画面が多いようです。医療現場から生まれた画面とはとても思えません。 なぜ、この4分割画面なのでしょうか?システムエンジニアに都合が良い、データ管理上からの設計思想が強く反映しているのではないでしょうか。 S・O・A・Pの4分割画面が、診察の流れや思考を中断させる原因になって、「使いづらい」カルテを使っている、電子カルテユーザが多いのでは? なぜ思考中断がおこり、「使いすらい」と感じるのか? それは、医療の現場ではほとんどPOSを用いることはなく、もっぱら簡易な「do:ditto(ラテン語で前回と同じの意味)」とメモ程度の記載が現状だからではないでしょうか。 (この現状は良くないことですので、電子カルテで改善しましょう) これに対して、白紙に近いワープロ画面のような診察記録入力画面で、S)O)A)P)のタグを記録後に編集していく方法を取り入れた電子カルテシステムも増えつつあります。 柔軟に対応できるシステムであれば、どちらか選択できる仕様をつくることは、可能だと思います。「無理」というメーカはできれば避けた方がいいと考えます。 4分割画面で、苦労していませんか?
by infomedical
| 2005-02-26 02:34
| 医師のための電子カルテ
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