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2005年 04月 03日
厚生労働省は、400床以上の病院の6割に電子カルテ導入などを柱に、グランドデザインが想定している情報化が進んだ時点の医療の姿を平成18年までの目標として示しています。
このグランドデザインのIT戦略目標はすでに破綻しかけていると思われるが、昨日、診療報酬によって、電子カルテ普及を誘導することが検討されていると報じられました。 厚労省、電子カルテ導入支援・06年度末までに病院の6割に 3年続けて行なわれてきた、電子カルテ導入の補助金が昨年は中止になったため、多くの導入予定院所が見送ってきた経過があります。 中止になった理由は明らかにされていませんが、業界では、補助金で導入した病院の多くがいまだ稼働していない実態もあるためともいわれています。 診療報酬による誘導政策は、これまでも医療制度を変更する際に使われてきた手法ですから、いよいよ真打ち登場といったところでしょうか。 しかし、病院にとって電子カルテ導入の費用は、導入時も導入後も負担は重いのが実態です。また、政策を間違えると明らかな増収に結びつかないこともあるので、慎重に対応している病院も多いのではないでしょうか。
by infomedical
| 2005-04-03 22:55
| 医師のための電子カルテ
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