PaaS, IaaS, プライベートクラウド 利用者の属性を考える

1/28に「mrubyの夕べ」の講演時に、PaaSの利用者について挙手アンケートを取った結果が興味深かったので、想定される利用者の属性を文章にまとめてみます。

  • PaaS
    • 参加者の、なんと1/2以上がPaaS利用の経験があるとのこと
    • 主な利用者:
      • お手軽にRailsなどのWebを立ち上げたい個人
      • 低コストで迅速にサービスを立ち上げたいスタートアップ企業
  • IaaS
    • 参加者の1/3程度が利用したことあるとのこと。私の予想ではIaaSが最大多数だったので、少々驚きました
    • 主な利用者:
      • PaaSだと割高感が出てきたサービス事業者、または個人
      • 例えば、Heroku は最少構成が無料ですが処理性能を上げていくと(EC2に比べて)割高感が徐々に出てきます。どこかに損益分岐点があるのでしょう
  • プライベートクラウド(IaaS, PaaS含む)
    • 挙手アンケートは実施されていないので、割合は不明
    • 主な利用者:
      • IaaSだと割高感が出てきたサービス事業者(Facebookã‚„Twitterなど、自前で専任のエンジニアを確保できる会社)

私の当初の予想では、ベンダロックインを嫌う人がIaaSやプライベートクラウドを利用するのだと思っていたのですが、ベンダロックインを嫌う人は世の中的にはそれ程多くないのかもしれないです。どちらかというと、コストを基準に PaaS/IaaS/プライベートクラウド を決めている人が多いのかもしれないですね。