日中の気温が10℃を超えたところを狙って走りに出る。
お正月も明け充分休養をとったからか
私のように食べすぎを解消するためか
たくさんのすれ違うランナーの足取りが軽そうだ。
今年は去年のペースを維持できるのだろうか。
容姿もランニングのペースも老いをなかなか受け入れがたく
今日も姿勢と体幹に気をつけながら腸腰筋を駆使して40分間走る。
<Play List>
- Get It On / T.Rex
- Home Tonight / Aerosmith
- Breezin’ Easy / Tom Scott
- Mother In Law / Ernie K.Doe
- Twist & Shout / Beatles
- Clean Up Woman / Betty Wright
- Hot Stuff / Donna Summer
- JIve Talkin' / Bee Gees
- Killing Me Softly With His Song / Fugees
- The Harder They Come / Jimmy Cliff
走り出し3曲のご紹介。
☆ ☆ ☆
♪ Bang A gong(Get It On) / T.Rex ('71)
走り出しにはうってつけです。「Get It On」はChaseの同名シングルと区別するために「Bang A Gong」という曲名になったようですね。変な曲名。別に「Get It On」でもいいじゃん。レコード会社が”気にしい”だったんですね。時代にベタっと張り付いた70年代初期の象徴的な曲です。その70年代の初期にフュージョンの幕を開けたのがWeather Reportならば、T.Rexはグラム・ロックというショート・ムーブメントをおこします。友人のDavid BowieやRoxy Musicがさらに道を開き、その波は小さく生き残りながら後のパンクへとつながっていきました。セルフ・プロデュースに長けたMarc Bolanのジェンダ―レスなファッションやメイクはグラマラス・ロック=グラム・ロックと呼ばれて大人が扱いに困っている間に、ティーンエイジの女子たちは激しく反応し、シングルはチャートを駆け上がります。ビートルズもクイーンもストーンズもチック・トックもどれも世に出るには女の子たちの若さが導火線です。韓流ドラマはおばさんたちの力ですけど。Powerstationのカバーもかっこいいんですよ。
♪ Home Tonight / Aerosmith ('76)
名盤「Rocks」のラストに納められたパワー・バラード。昨年リリースされた「Greatest Hits」のDISC1のラストもこの曲です。ブルースやR&Bをおしゃれに昇華しながら、このようなキャッチーでパワフルなバラードを提供できるのが彼らの強みです。メロディアスでキャッチーなバラードはAerosmithに限らずアルバムを結ぶにふさわしいのでしょう。同年に出たEaglesのアルバム「Hotel California」のエンディングに7分強のバラード「The Last Resort」を据えてこのモンスター・アルバムを着地させました。いい曲なんですがチャート・アクションは70位台でそこまでヒットはしませんでした。
Steven Tylerがピアノの弾き語りで「Home Tonight」を演奏します。途中から「Dream On」へとつなぐくだりが素敵です。Stevenはベースも弾くし、もともとはドラマーだったしといろんな楽器ができるんですね。それにしてもよくあの高音がでるものです。
♪ Breezin’ Easy / Tom Scott ('78)
私の好きなミュージシャンTom Scott の私の好きなアルバム「Intimate Stranger」の4曲目に入っています。この曲の参加ミュージシャンは、
Tom Scott (sax),Richard Tee (Key),Eric Gale (g),Gary King (b),Ralph MacCdonald (per),Steve Gadd (ds)。
ニューヨークの精鋭スタジオ・ミュージシャンたちがL.A.に集結してのレコーディング。そのせいか、クールに明るく抜けた演奏が気持ちよく走らせてくれます。Steve Gaddの土台のしっかりしたドラムがバンドの安全・安心を支えます。しかし音とは裏腹に、フュージョンはおしゃれじゃなきゃいけないのに、ジャケットはダサいのです。どの曲もステキなだけに残念。Billy Joelと同様に今の彼の容姿からこのジャケット写真の姿は想像もつきません。Mick JaggerやSteven Tylerは歳をとっても変わらないのはどうしてなんでしょうか。教えてほしいものです。