そしてフローラン・シュミットな日
- アーティスト: マルティノン(ジャン),ギオー(アンドレ),フランス国立放送局合唱団,シュミット,フランス国立放送局管弦楽団,リテーズ(ガストン)
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1998/07/29
- メディア: CD
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「詩篇47」を聴き直しているが、グッと心臓を掴まれたまま細かい振動を送られているような、そんな感動を味わっている。リアルにブルブルと震える。演奏者の集中力も凄い。いつも僕は"ながら聴き"をすることが多くて、開始時のファンファーレ後に気を失うことが多いのだが、今回は真ん中の綺麗な部分を味わえている。マルティノンの演奏で27分半程度、けど、それだけの長さを感じさせないアイデアと音色と表情が、作品にあると思う。オルガンも決して音量の上乗せだけじゃなくて、「必要だから使う」という心意気が感じられる。最後のほうのスネア・ドラムの軽やかな音の楽しさ、盛り上げる箇所での決めの一発、素敵だ。最後のクライマックスではオルガンが勝ち過ぎかも知れない。合唱にフォーカスを合わせたいところだった。けどけど、全体を聴き通しての感想として、シュミットの力量を改めて再認識。生演奏を聴きたいが、体調の悪い時は酔いそうだ。
この作品、やっぱり佐渡裕さん向きだと思う。彼に心からついていく演奏者なら、超人的な演奏ができるのではないか。京都市交響楽団以外で是非。