一本の電話

今日は、障がい者運動会。その後、市長室でテレビ取材。夜は、古賀副市長と朝日町の集まりに。

起きがけに、県庁の然るべき方から、一本の電話が。

(仮に)池友会が武雄から去った場合に、佐賀大学医学部の医師派遣は絶対にしないしできない。佐賀大学としても医師が足りない。もし、池友会が去った場合は、武雄市民病院は、佐賀大学から医師は派遣できないので、廃院か良くて診療所になる。市長としては、そのような状態にならないように努力してほしい。

なお、市長から、この方針はオープンにしてもらっても構わない。


とのことでした。

議会答弁でも申し上げたように、仮にリコールになって、私が失職して新しい市長が誕生した場合でも、池友会との基本協定(民法上の契約)は、組織対組織で結び、庁議という最高意思決定機関で承認されたものであると同時に、議会の議決を経たもので、そして、行政実例上、破棄できない、のです。これは、当然のことながら、顧問弁護士等にも確認済みです。

それでも、新しい市長さんが、池友会との協定を破棄したいと思われた場合、庁議のやり直し(一端Aという結論を出しているのに、Bという結論を出すのは通常困難。)から始まり、議会での数本の条例、予算を再度破棄して、再提案。その上に、池友会からはこれまでにかかった経費や場合によっては遺失利益の損害賠償請求が来ます。

縷々書きましたが、それだけ、この基本協定は重いものです。また、最初に書いたように、池友会が去っても、佐賀大学医学部からの医師派遣はありません。

なお、この基本協定に限らず、特に議会の関与する協定・契約を改訂する、覆すといった行政行為は極めて困難なのです。言いかえれば、市長一人でできる「法的権限」というのは、世の中で思われている以上に狭いのです。


今日は市民病院に行けなかったのですが、入院された方のご家族から感謝の電話が。池友会、佐賀大学医学部とともに、市民医療を維持発展させていきたいと思っています。
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by fromhotelhibiscus | 2008-09-20 23:48
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