箱根駅伝雑感 「大勝利」の大見出しが紙面を飾る日


  • 我らが創価大学は、残念ながら最下位に終わった。トップから40分遅れという結果は、大惨敗と言わねばなるまい。予選会最下位突破ということもあり戦前から苦戦が予想されていたが、その通りの結果になってしまった。信心が足りなかったか…という冗談に逃げ込まずに原因を考えると、スタートの失敗が全てだろう。エースの山口選手を1区に持って来ての13位スタートでは、この結果も止むを得ない。
  • ただし、1度箱根に登場した大学は、今後選手のリクルーティングが捗ることが多い(この大学は些か特殊なので分からないが…)ので、将来的には強豪チームになる可能性がある。もちろん、1度出たきりで消えてしまった大学も多いが、この大学には⚪︎⚪︎学会(一応伏せ字)をバックにした圧倒的な財力がある。過度の楽観(?)は禁物だが、1月4日付けの聖教新聞に「大勝利」の大見出しが出るのは、そう遠くないのかもしれない。
  • 今年は幸い全チームが走り抜いたが、往路で駒澤、復路で中央にアクシデントがあり、いずれも順位を大きく落とした。それ自体は残念なことだが、駅伝には付き物のことであり、決して選手の責任ではない。社会に出て始めて知ったが、世の中には、学生スポーツの結果に異常に拘るOBという誠に厄介な人々が存在する。当該選手が今後、嫌な目に遭わないか心配だ。
  • 大会は、青山学院が圧勝した。確かに戦力も強かったが、それでも10分以上も差をつける程には突出していなかっただろう。往路の快進撃が好循環につぐ好循環を呼んだのだろうか。私はプロ野球の解説などで「試合の流れ」を語る解説者を軽蔑していたが、ひょっとすると、流れという物は、本当に存在するのかもしれない。それとも、人はこうして愚かになっていくのだろうか。今後の研究課題としたい(大げさ)