ひがやすを技術ブログ

電通国際情報サービスのプログラマ

Rails3は成功するのか

Rails3のコアは、なんとMerbベースになるそうです。
http://weblog.rubyonrails.org/2008/12/23/merb-gets-merged-into-rails-3
http://yehudakatz.com/2008/12/23/rails-and-merb-merge/
http://rubyonrails.org/merb
日本語の情報だとこの辺。
http://blog.s21g.com/articles/1153


正確な情報は、上記のリンクを見て欲しいのですが、私の受けたイメージは、「Merbで確立されたcoreの部分の高速化をRailsにもちこんだんだな」というものです。
他のフレームワークの良いところを取り込んだ例としては、JavaのStruts2が直ぐに思いつきます。Struts2は、Struts1.xを捨てて、WebWorkベースで作り直されました。Struts2が成功しているかというと、ちょっと疑問ですね。もちろん、Struts2もそれなりに成功していると思いますが、Struts1.xの華々しい成功と比べるといまいちだということです。


Struts2が苦戦している原因は、Struts1.xからわざわざ乗り換えるメリットがないからじゃないかな。それなりに機能は強化されていますが、開発者に強く訴える部分が弱いのでしょう。
Rails3もStruts2と同様に他のフレームワークの良いところを取り込んでいますが、最大の違いは、パフォーマンスの改善という開発者に強く訴える部分が強化されていることです。
また、Merbがマージされたことで、強いライバルがいなくなったことも大きいでしょう。


Rails3は、今のRailsと同様に成功する可能性は高いと見ています。もちろん、私は預言者ではないので、未来のことはわかりませんが、今ある材料だと「成功する可能性は高いと思う」ということです。