日比嘉高研究室

近況、研究の紹介、考えたこと

書評「西田谷洋著『テクストの修辞学』」

『週刊 読書人』2015年1月2日、第3071号、9面

西田谷洋さんの新著の書評を書かせていただきました。さわりを少し引用します。

「全体を通してやはりもっとも多くの読者が関心を持つ章は、冒頭の「認知物語論の動向」であるに違いない。もともとはブックガイドとして執筆された文章であるため、膨大な数の関連文献が簡単な紹介やコメントとともに概観されている。認知言語学、認知詩学、物語論の諸相、日本近代文学研究の物語論、認知物語論に分けられており、それぞれの重要な文献がどのようなものなのか知られると同時に、この領域における西田谷氏の立ち位置をうかがうことができる。」