すらいむがあらわれた

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映画「えんとつ町のプペル」の感想とその周辺の話題について

なにかと話題の映画「えんとつ町のプペル」について書いてみます。

ここしばらく時間があったので映画をちょくちょく見に行っていました。しかしコロナ禍のせいか洋画はほとんどないし、邦画もあんまりなくてアニメ映画が多い。(アニメ映画も話題作(エヴァとか)は延期してます。) ついアニメ映画を観るようになって「プペル」も観ました。

観た感想

観た感想としては普通に良いアニメ映画だったと思います。 アニメ映画ってそもそも1本の映画として成り立ってないようなもの多いんですよ…。 「プペル」は絵が細かくてきれいだし、ちょっとジーンとするいい場面もありました。宣伝で期待した通りのストーリーが見られたと思います。 無理に不満を言うならもっと西野哲学みたいなものが見られるかと思ったら普通にまともなアニメ映画だったなーというくらいです。お門違いですね。

「感動ポルノ」だと言われたりもしてたそうですが、そもそも映画はなにがしかの感動をしたくてお金を払ってわざわざ観に行くものだから「感動ポルノ」なのは当たり前だし、そうじゃなかったら金返せになってしまう。

先日、友人と会った際にたまたま「プペル」の感想を聞いたのですが「家族愛の話でいい映画でした」という感想でした。私も同意です。

客層

「プペル」を観に行った時は平日の昼間だったのでガラガラに近いくらい劇場は空いていました。なのであまり参考にはならないかもしれませんが、他の観客の多くはほぼ20代くらいの若い人たちで、みんな今風のこぎれいな服装をしてました。

「プペルは2次創作が流行らないから人気がない」という話がありましたが、pixivをやりそうなアニメオタクっぽい人は見に来ていなかった。

togetter.com

2次創作をする人って「作品が好きだから描く!」というピュアな気持ちだけではなくて、目立ちたい、有名になりたいという欲が意外と強いです。特に絵師を目指すようなうまい人はウケる絵をかきたがります。pixivなら恋愛、twitterならギャグやパロに向いている作品の2次創作が流行りやすいです。「プペル」にはどちらの要素もあまりないです。もともとアニメオタク向きの作品ではないからあまり2次創作がないのです。

80プペルの人の話

「プペル」については映画本体の話がこの人の話で吹き飛ばされている気がします。

note.com

24万円でプペルの映画券と台本セットを80個買ったが売れなかったという人、本岡さんの話ですが、この人のnoteを読むとむしろこの人が西野サロンに風評被害を与えてしまっているように見えます。

アムウェイ、「環境」と有名なマルチ商法を試しては辞めてきた人が西野サロンでこういう話題をつくると「西野サロンもマルチなのか」という印象になってしまいます。むしろアムウェイで24万円失敗しても今では対して話題にならないだろうし、これだけ話題になったのは買ったのがプペルの台本だったからなので逆に西野サロンが本岡さんを有名にした形になっていますね。

そして本岡さんはせっかく有名になったのに売れなかったから自分で80回プペルを見るとnoteに書きつつ、そのすぐ後にドカタを始めるなど別の活動をしてプペルを見続けているのかわかりません。

毎日「今日はこの劇場で何時の回を観ます!一緒に見ましょう」って書いて同志を集めて映画チケット台本セットを売って一緒に映画を見ればいいのではないでしょうか?本岡さんの赤裸々な気持ちがつづられたnoteには批判だけでなく共感の声もありました。応援してくれる人も現れそうです。

圧倒的に批判が多かったのでそのように人目に付くのは怖いかと思いますが、その中で仲間を作れたらこれぞまさにプペル!という激アツ展開になるんじゃないかなあ。

自分で80回プペルを観る、を実行すればいいのになと思ったきっかけはこのR25の記事を読んだからです。

r25.jp

自分の会社の宣伝になるから会社のロゴ入りTシャツを365日着ているという起業家の人です。30枚Tシャツを作ったら27枚余ったので自分で毎日着ているそうです。この記事のインパクトで私は「食べチョク」という言葉を覚えてしまいました。

だから本岡さんも80回プペルをみてnoteを書き続ければいいと思う。

最後に

「えんとつ町のプペル」は普通に良いアニメ映画なので、気になっている人は映画と直接関係ない西野さんやサロンの問題はさておいて観に行くとよいです。