オオツカ熱帯魚さんから線虫について教えてもらいました。
おはようございます。
このブログでも何度かご紹介しているオオツカ熱帯魚さん。
リンク先は販売サイトではなく、ラミレジィについて詳細な情報が記載されているサイトです。
サイト下部に販売サイトに行けるリンクもありますが、気が付かないレベル(笑)
ということで販売サイトも張っておきます。
さて、このサイト主様が親切な方で、会社で飼育しているコバルトブルーラミレジィはこのサイトから購入しました。
今回、サイトのリニューアルに伴い、会社の水槽紹介もしてくれています。
とまあ、紹介はこれくらいで、題名の話。。
今回サイトに載せる旨ご連絡を頂き、そのメールにて「線虫」について質問してみました。
以下転載となります。
「ご相談の体表に寄生する線虫ですが、これは東南アジアなどで養殖されている
カラシンやラミレジィに見られるもので、駆除はかなり厄介な寄生虫です。
サイトに載せているバルーンラムを購入した際に当店でも確認した事があります。
カラシンではエンペラーテトラなどに寄生を確認しています。
治療方法ですが、寄生虫に効果のあるリフィッシュやトロピカル-Nなどの
トリクロルホンを主成分とした魚病薬を使うことになります。
このトリクロルホンは寄生虫、節足動物には特に強い毒性を示しますので、
ヌマエビなどを入れている場合は取り除いてから使用する事が必要です。
コリドラスなどのナマズ類もやや弱いので、治療が必要な個体だけを
隔離して治療する方法の方が弊害は少なくて済むと思われます。
リフィッシュを使われた様子でも、効果を得られなかったようですが
これは治療の仕方が少し間違っていたと考えられます。
これは当店で試した経験に基くものですが、リフィッシュを規定量の半分~
濾過が強い場合やソイルなどを敷いている場合などは規定量通りを使用します。
強い薬なので、薬が効いている間は魚の体色が薄く褪せてしまう場合もありますが、
寄生虫を殺すか、魚が毒性に負けるか、とのギリギリくらいで使わないと効果がないので
なかなか厳しい采配をしなくてはなりません。
この寄生虫の特徴は線虫がラミレジィなどの体表にゼリー状の物質を線虫を覆うように
分泌するため、容易には薬の効果があらわれない特徴があります。
この為、投薬から1週間程度の経過した段階で規定量の半分程度を再度、投薬して
また1週間程度の期間を様子を見る・・・これを繰り返します。
概ね2~3週間ほどで付着している寄生虫が減り始めますが、完全に居なくなるまでは
かなりの時間を要するので根気良く、続けないと完全に駆虫するのは困難です。
幸いにも他の寄生虫と比べて魚への害は弱く、付着していてもすぐに弱って魚が
衰弱死するようなことはないので、その点はあまり心配しなくても大丈夫です。
少なくとも20年位前までは見たことの無い寄生虫なのですが、これも養殖の弊害かもしれません。」
という内容をご教授いただきました。
発症からの経過を細かく書いたわけでなく、線虫が付いている画像を送ったらここまでの説明をしてくれました。
会社で起こっている経過も見てもその説明のままですね。
さすがだなあと感心しました。
また、転載に関して注意事項もいただいております。
・当店からのアドバイスである事
・臨床例は少ないので確実に効果があるとは限らない
・トリクロルホン系の魚病薬は魚に対しても毒性は強いので、行う場合は
自己責任で行う
近くにあればひっきりなしに相談に行ってるでしょうね(笑)
NET販売がおおくなっている昨今、SHOPに行く回数も減り知識のある方とのつながりが減る中、非常に助かるなあと感じています。
今現在、アドケタについている線虫の駆除をスタートしており、リフィッシュ投与3日目。
8/12に様子を見て、もう1度投与します。
ちなみに隔離水槽でなく、本水槽に投与しているのでエビは全滅しました。
アドケタを隔離できていない理由ですが、線虫が見えない生体にもほぼ寄生していると考えているからです。
エビも掬える分は掬ったのですが、隠れていた分がすべて☆に。。
これは上記説明にも書かれていますし、以前使用した時も同じようにエビは☆になったので予想はしていましたが。。
今日の1枚
60ワイド①水槽。
ヒーター不具合後生き残ったコリドラスた達の一部。
5種類写ってますが、すべて当てられるかな??
答えは明日のブログにて。