泣いても笑っても日日是好日

人生は一期一会の連続。平凡な毎日でも、泣いても笑っても…

久し振りの恐怖体験…あなたとは出会いたくなかった。


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外に出ると、キンモクセイの甘い香りが漂うようになりました。

この時期は、できるだけ自転車に乗らず、歩いてキンモクセイの香りを楽しむようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

昔々のこと…いやいや、先月のことでございまする。

わたくしは、娘とドラマを見ておりました。

 

見終わった後は、「今日も、いいお話だったね。」と余韻にひたっておりました。

そのドラマが終わるのは遅い時間なので、見終わった後は、歯を磨いて寝るだけでございます。

 

そして、寝る前にトイレに入ろうといたしますと…

 

壁になにか黒っぽいものが張り付いておりまする…。

 

 

 

 

 

あっ、と声をあげまして、急いでトイレのドアを閉めたのでございます。

何が壁に張り付いていたのですって?


ゴキ?

 

ゴキなら、かわいいものでございまです。

スリッパ1発でございます。

 

 

 

なんと、

 

 

 

張り付いていたものは…

 

 

 

張り付いていたものは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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引用:いらすとやさんのイラストより

 

 

もう、お分かりですね。

そのものズバリの写真を出すと、わたしみたいに拒絶反応を起こす方が多そうなので…(笑)

 

 

 

 

 

 

あ~、ドラマの余韻も何のその。

いい気分が、すっかり吹き飛んでしまいました。

 

20年ぶりくらいにお目にかかるムカデ。

ぞ~~~~~っ!!!

 

 

 

ところで…

 

 

 

私の人生で、ムカデとの出会いは、聞いた話も含めて過去4回あります。

 

 

最初は、私が赤ちゃんの時。

 

住んでいた家は、木造の平屋でした。

母から、聞いたのですが、私が寝ている部屋の天井から、ムカデが落ちてきたのを見失ったので、私を噛まないか、はらはらしたそうです。

昔の家では、よくムカデが出ていたそうです。

 

 

2回目は私が小学生の時でしょうか。

 

兄達と私で留守番をしているときに、縁側にムカデが出てきました。

どうやって捕まえたが覚えていませんが、兄が瓶の中に入れて、マッチで火をつけて、焼き殺したのを覚えています。

 

 

3回目はやはりトイレ。

 

母が、スリッパで何度もムカデを叩いていました。

 

 

 

そして、直近は、娘が赤ちゃんの時。

 

家の中にムカデが出たので、棚に追い詰めて、戸棚の戸をしめて、外出していた母(ちょうど、遊びに来ていました。)が帰ってくるのを待って、退治してもらおうと思ったら、もういませんでした。

 

 

 

それから、20年以上姿を見なかったのに…。

 

 

今回も、すごく怖かった…。

 

ムカデをスリッパで叩きつけるなんて、怖くてとんでもないと思い、とりあえず先ほどお話したように、トイレのドアを閉めました。

 

 

 

そして…

 

その時は、恐怖の割に落ち着いていたと思っていましたのですが…。

 

 

まず、急いでスマホでムカデの退治法を検索しました。

 

出てきたのは3つ。

 

① 殺虫剤をかける

(殺虫剤は常備していないので無理!)

② スリッパで叩く

(動きが素早いので、逃げられたらアウトだし、怖い)

③ 熱湯をかけて即死させる

 

 

ということで、③の熱湯をかけることにしました。

 

台所に行って、お湯を沸かしている間、夫を起こそうかどうしようかと迷っていましたが、非常事態なので、起こすことにしました。

 

幸いなことに、世の中3連休。

夫は明日も休み。

夜、睡眠不足になったって、次の日朝寝坊をすればいいですものね。

 

睡眠不足よりも、夜中にトイレに行ったとき、ムカデを手で触ったり、踏み付けでもしたら大変…。

 

そこで、

「夫くん夫くん、起きて起きて。大事件発生!! ムカデが出た~~~。退治してほしい~~~。」

と呼びかけると、飛び起きてくれました。

 

私は、沸騰したお湯のはいったやかんと、新聞紙と、娘にはバケツと割り箸をを用意させて、トイレの前に持っていきました。

 

新聞紙は退治する時に、トイレの床に敷くため。

(毒液が飛び散らないように。)

 

バケツは、壁のムカデにお湯をかけたら、できるだけ床をぬらさないようにするため、壁のムカデの下に置くつもりでした。

 

割り箸は、ムカデをつまむため。

 

落ち着いていたようで、やっぱり私も焦っていたのでしょうね。

 

ムカデは動きが速いから、バケツをムカデの壁の下に置くなんて全く意味がない。

新聞紙はスリッパで退治するわけでないからこれも必要ない。

 

と、いうことを考えもしませんでした。(苦笑)

 

 

 

さて、このあと、夫がそ~っと、トイレのドアを開けます。

 

わたしと娘はビビりなので、離れたところに待機しています。

 

私「いた?」

夫「壁にはおらん。」

私「逃げたのかなぁ?」

夫「あっ、いたいた。床のマットの上におる!!」

 

やっぱり、夫を起こしてよかった。

ムカデは移動していたのですね。

 

この後は、早かったです。

夫が、ムカデの上に、熱湯を掛けたらひっくり返ったそうです。

 

夫「すごい。あっという間にひっくり返った!! ねぇ、見てみる?」

私「いやいや、もういい。」

 

というと、夫は割り箸で、ムカデを掴み新聞紙でくるみました。

(無駄でなかった新聞紙…笑)

 

その新聞紙を更にビニール袋に入れるときに、もう一回、

「ねぇ。見る?」

と言われましたが、遠慮しました。

 

奇しくもその日はゴミの日。

 

私「今日はゴミの日だから、外に捨てようね。」

(夜中の回収なので、まだ回収に来てなかった。)

夫「じゃあ、この袋、持っていってくれる?」

私「嫌です!!」

 

死んでいてさえも、やはり怖かったムカデ。

 

夫に、すでに外に出したゴミ袋(私が住んでいる所では、戸々の家の前にゴミ袋を置くようになっています。)に突っ込んでもらい、私と娘は、その間、後片付けをしました。

 

トイレマットがほとんど濡れていなかったという事は、ムカデはわずかなお湯で、ひっくり返ったのでしょう。

 

また、ムカデが入ってくるといけないので、ちょっと隙間のある(古いのできちっと閉まらない)網戸は仕方がないとして、窓をしっかりと閉めてその日は寝ました。

 

 

久し振りの恐怖体験。

 

ところで、過去に、私が生き物で怖いっと思ったのは、中国で見たサソリ。

 

レストランで水槽のような透明な入れ物で飼われていました。

食用なのかしら?
サソリは想像していたのより小さかったです。

 

でも、うじゃうじゃいて、オリオン座やさそり座の話なども思い出し、身震いしました。

 

もう一つは、チャドクガ。

 

これは、椿の葉が大好きなのですが…

気味が悪いし、何といっても、チャドクガの毛に当たるとすごくかゆくなり、ステロイドのお世話になってもなかなか治らない。

 

 

1人暮らしをしている次女が、いつかゴキブリが出たと言って、大騒ぎをして電話をかけてきたことがあったけど、私にとっては、これらの虫に比べたら、ファイト…じゃない、スリッパ1発で仕留めることが出来るので、全然怖くありません。

 

むしろ、最近はスリッパを使って体液が飛び散るのが嫌で、新聞で掴むようにして、仕留めています。

(自慢にならないけど、結構スペシャリストかも。)

 

怖いものは、人それぞれで、夫はクモが怖いと言います。

「クモに比べたら、ムカデなんて、かわいいよ。それにあのムカデは、まだ子どもだったしね。」

ですって。

 

因みに、私はクモは益虫と思っているので、できるだけ殺しません。

 

 

 

一応、ムカデ事件は一件落着しましたが、この後、色々と尾を引きました。

 

まず、私。

 

トイレに行く時は、上見て下見て、壁見て…

中に入るまで、かなり時間がかかるようになりました。

 

 

そして、次に遭遇したら使えるように、早速、ムカデ退治の殺虫剤を買ってきました。

 


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これは、熱湯と真逆のマイナス85度の気体が出るスプレーをかけて、害虫を退治するというもの。

幸いなことに、まだ、使う機会はおとずれていません。

 

 

 

娘は、しばらくは、ムカデの出たトイレに行くことが出来ませんでした。

(トイレは2つあります。)

 

夫は、クモに比べたら…と言うくらいですから、普段通りです。

 

 

 

 

あ~、久し振りの恐怖体験!!

 

 

 

 

 

ムカデさん、ムカデさん、できれば、あなたとは出会いたくなかったです。

 

 

 

今日も…日日是好日。

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