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久々の上海の記録(2024-10-04)

ほぼ10年ぶりに上海に一日だけ行ってきました。元々上海に行くつもりだったわけではなく、シンガポールに行く便を探していたら、たまたま上海経由の便が候補として出てきたので調べてみたら実は乗り継ぎの場合、ビザなしでも短期入国できることが判明しました。
10年ほど前までは毎年何度も上海や北京を訪れて、都市や国の成長を体感していましたが2014年くらいから上海よりも深圳(シンセン)のほうが成長と変化が大きくなってきたので、それ以降は深圳にばかり行ってました。

上海 外灘の名所



 

◆中国はビザなしでもトランジットで短期滞在ができる!

現在は日本人でもビザがないと中国には入国できません(*)。ところが良く調べてみると第三国へのトランジットの場合には72時間または144時間の短期滞在が認められ入国ができます。

*コロナ前は日本人は短期滞在の場合はビザ免除でしたが、コロナの後はビザが必要です(2024年9月時点)


<短期滞在に必要なもの>
・日本から中国までの飛行機の予約
・中国から第三国への飛行機の予約
・中国で滞在する場合はホテルの予約

一応念のためにシンガポールから日本に戻る飛行機の予約とシンガポールでのホテルの予約も用意しました。

これらはプリントアウトしておくと手続きがスムーズです。
滞在期間は都市によりますが、72時間または144時間まで認められます。
また24時間滞在というカテゴリもあります。(区分がよくわからない。。)

手続きについてはyoutubeで「中国トランジットビザ」で検索すると動画で出てきます。

入国審査はyoutubeなどでは難しいとのコメントも沢山見受けられますが、上記の書類を用意するとスムーズになるかなと思います。
自分の場合は入国の審査はほんの5分ほどで終わり、係員の方は若い女性でしたが愛想よくご対応いただきました。(愛想の良さに少しびっくり)


◆中国の生活であると良い物(もしくはないと著しく不便なもの)
・VPN機能を持っている現地で通じるSIMカード *amazonで買ってから行きました
・アリペイまたはWeChatPayの決済アプリ 
*今回はアリペイを使い日本でクレジットカードに紐づけてから渡航しました
・中国の地図アプリ(百度地図か高徳地図)*GoogleMapが使えないので中国語表記ですが使います

出国前にAmazonで買ってアクティベートしてから中国入国するとすぐに使える



 

中国は無料wifiがたくさんありますが、認証で電話番号が必要なため旅行者は簡単に使えません。またアリペイはネットにつながっていないと機能しないので、ネット接続は自力でできるようにしたほうが楽です。

アリペイのアプリは決済だけでなく地下鉄に乗るときのSuicaやPasmoの機能もあるので便利です。
外国人の使うアリペイは中国人のアプリとは少し異なっており、チャージはできず、都度クレジットカードで決済する形になります。 

決済は基本アリペイで全部できます。一応万一のために空港で日本円を両替しましたが、今回は1元も現金は使いませんでした。
ちなみに空港で日本円は中国元に両替できますが、空港では手数料で1000円ちょっと取られるので日本で少し両替してから行くと良いと思います。また市内でも銀行が沢山あるので両替は出来ます。


◆10年間ぶりで変化したところ/変わっていないところ


行った場所と滞在時間が極めて限られていますが、見た範囲でまとめます。今回行った場所は上海の都市の中心である、南京西路から南京東路の間で、東京と銀座の間のような場所です。

<変わったところ>

・街が全体的にキレイになった

・地下鉄の車両もキレイなった
・人々の服装が華やかになった
・男性も女性もおしゃれになった
・決済はほぼスマホ決済が中心 
*ただし飲食店などは結構、普通に現金が使える!(上海は深圳より現金は使われている)
・カフェが多くなった
・トイレが圧倒的にキレイになった

 

<変わっていないところ>

・上海の地下鉄は東京のように広範囲をカバーしており便利

・地下鉄の料金は安い(3元~)
・屋台が多く立ち食いしている人も多い

・現金は普通に使われている

・列車やバスの順番は一応並んで待ってるけどそこからダッシュする(笑)
*地下鉄の座席を取り合うスピードが速い(笑)
・トイレの場所を聞いても適当にしか答えてくれない(笑)
・意外とフレンドリーである(主観)

・地下鉄の荷物検査があるが見ていない人も多い(笑)

2011年の上海 南京東路

2024年の上海 南京東路




 

◆上海はやはり大都会だった

上海中心部の物価は東京とほぼ変わらないレベルです。例えば良いホテルは一泊1万円以上しますし、きれいなカフェは一杯500-600円くらいです。

 

10年前の時点で上海は十分に大都市であり、東京と同じようなところという感覚を持っていましたが、そこがパワーアップされてキレイになっていました。

 

特に自分が泊った南京東路は銀座のようなところなので、その華やかさは中国で一番かもしれません。
また2駅隣の南京西路には世界で最もゴージャスな名物のスタバがあり、そこにも行ってきましたが本当にゴージャスで欧米人の観光客も沢山いました。

*欧米にはビザ免除の国がいくつかある。日本がビザ免除にならないのは、日本が中国に対して免除していないのが理由らしい(相互主義の原則らしい)

 

 

南京西路のゴージャスなスタバ

今回行った10/4は中国のGWのど真ん中でしたので、とにかく街中は人が多かったです。この時期は多くの中国人が旅行に行きます。実際、私の上海の知人達も多くは上海を離れており、スレ違いでお会いできなかったのですが、日本人で長く住んでいる知人に案内してもらいました。

 

上海 南京東路

 

 

◆果たして実際の中国の生活はどうなっているのか?

24時間しか滞在しなかったものの、行き慣れた上海の街中だったので忙しいこと以外は快適でした。


実際今回は滞在が短すぎて全く分かりませんでした。若者の失業率が高いとか、経済の消費が低迷しているとか言われていますが、少なくとも”上海の銀座”のエリアだけでは何とも言えません。

ただ明らかに物質的には豊かになっており、町もお店も地下鉄もトイレもきれいになっていますし、人々の知らない人への対応も日本ほどのおもてなしサービスはありませんが、十分に常識的なレベルだと感じられました。

今回は本当の表面しか見えなかったので、もうビザなしで入国する要領は得たので次回は余裕をもって行きたいと思います。

アニメは人気があり活気がある