黒き太陽、宿命の王子。
今回の玩具レビューはBANDAISPIRITS S.H.Figuarts(真骨彫製法)シリーズより、「仮面ライダーBlack」です。発売日は2021年4月。
「仮面ライダーBlack」は1987年から1988年にかけて放送された特撮作品、『仮面ライダーBlack』に登場するキャラクターです。仮面ライダーシリーズとしては第8作品目に当たる作品となります。
『仮面ライダーBlack』は「原点回帰」がメインテーマとなっており、仮面ライダー1号の世界観を最新技術でリメイクするというコンセプトのもと作品が作られました。原作者である「石ノ森章太郎」先生は「仮面ライダー0号」をイメージしたと語っておられました。
『仮面ライダーBlack』では、主人公「南光太郎」が親友の「秋月信彦」と共に悪の組織「暗黒結社ゴルゴム」によって拉致され、次期創世王候補「ブラックサン」として改造される場面から物語は始まります。ゴルゴムの科学者であり光太郎の義理の父親である「秋月総一郎」の決死の手引きによって脳改造前に脱出した光太郎でしたが、追ってきた「三神官」の攻撃によりピンチに陥ります。その時、光太郎の身体がバッタの怪人へと変化。さらに強化外骨格を纏った黒き異形の戦士へと変身。三神官を撤退へと追い込みました。光太郎は仮面ライダーBlackを名乗り、信彦の救出とゴルゴム壊滅のため、過酷な戦いの中に身を投じていく事となります。
「仮面ライダーBlack」に変身することで身体能力が大幅に向上し、主に格闘戦を用いてゴルゴムの怪人軍団と戦いを繰り広げます。両腕を体の前で構える「バイタルチャージ」を行う事でベルトに埋め込まれた「キングストーン」のエネルギーを全身に巡らせ、さらなる攻撃力上昇を図ることが出来、必殺技「ライダーパンチ」「ライダーキック」を放ち敵怪人を爆散させます。また、専用バイクとして生態マシン「バトルホッパー」を従えています。
全身図
真骨彫製法という事で、スーツアクターである「岡本次郎」様の放送当時の体形を忠実に再現しており、非常にマッシブなフォルムをしています。基本的には艶消しで仕上げられていますが、作中同様メットや肩アーマーは光沢仕上げとなっておりこだわりを感じさせるポイントです。
付属品
付属品は交換用手首と予備用のアンテナパーツのみ。
バストアップ
バッタの意匠が色濃く表れている頭部デザインを正確に再現しています。複眼部はクリアパーツの多層構造。特徴的なデザインであるパワーストライプも綺麗なプリントで再現されています。
各部アップ
各部アップで見ると撮影当時のアップ撮影用のスーツをベースにフィギュア化されているのが分かります。リプラスフォームのぼこぼことした質感が再現されており、本物感が凄まじいです。また、関節部の筋繊維がむき出しになったデザインも忠実に再現されています。
大きさ比較
いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。1/12ボディのエリスと比べると頭一つ大きく、サイズ感はばっちりです。
可動
非常にシンプルで干渉物が無いデザインの為、可動性能は非常に高いです。肩関節などはカバーパーツで覆われていますが全く不自由なく動かすことが出来ます。見た目も全く損なわず驚異的です。
以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの「魂ステージ」を使用しています。
変…身っ!
仮面ライダーBlack!!
許さんぞ…ゴルゴム!
バイタルチャージ!
ライダーチョップ!
ライダーパンチ!
ライダーキック!!
貴様のような悪魔がいる限り、俺はいつでもよみがえる。
以上、BANDAISPIRITS S.H.Figuarts(真骨彫製法)シリーズより、「仮面ライダーBlack」のレビューでした。
Blackは非常にシンプルで誤魔化しがきかないデザインが特徴なのですが、その辺りは天下のBANDAI真骨彫クオリティ。全く不満点がなく完璧と言える仕上がりでした。アクション性能も高く、劇中を思い出しながらポージングを決めるのが非常に楽しかったです。早くも再販予約が始まっていますので、今回買い逃した方は是非手に取って頂きたい玩具です。
最近は何かと話題な『仮面ライダーBlack』。続編である『仮面ライダーBlackRX』と共に、私が1番好きなライダー作品です(*´~`*)特にBlackは悲劇の連続といえる物語展開が印象的で、孤独な戦いの末のあの結末はかなり胸を打つシーンでもあります。そういった意味ではRXの光太郎はかなり救われていますね。
リブート作品である『仮面ライダーBLACK SUN』の製作発表も有り、ますます盛り上がる『仮面ライダーBlack』。真骨彫ブランドでもシャドームーンやRXも是非商品化して欲しいですね(〃▽〃)
役者様の炎上に関しては、ここでは語らないことにしておきます(^^;
それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します( ̄^ ̄)ゞ
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コメント
コメントがありません。
こんばんは。
懐かしいですね「仮面ライダーBlack」。
続編では多少薄れましたが、他のシーズにはないシリアスな展開が好きでしたね。
バトルホッパーが息を引き取るシーンはけっこうジンときました。
本編のスーツは人が入っている関係で、もう少しがっしりとした印象でしたが、
「骨格から作る」を主題にあげているS.H.Figuarts版はスリムなプロポーションながらも力強さを感じさせますね。
余談ですが、色々やり玉に挙がっているあの方ですが、私は不思議とあの方の歌うOPがお気に入りです(笑)。
仮面ライダーBlack、かっこいいですね~♪
私自身、小学低学年の頃にリアルで初代とか0号とか2号が放映されていましたけど、私自身はライダーや戦隊モノは
全然興味がなく、むしろ魔法少女系作品をクラスの女の子と話す方が好きでしたので、
あまり語れる資格は無いのですけど、それでも1号などの初期ライダーの戦闘シーンは結構楽しく見てはいたようにも
思います。
仮面ライダーBlackは黒一色ということで、確かに言われてみると原点回帰とか0号を強く意識したというのは
わかるよえな気がします。
黒一色ということで凛々しさ・強さ・荒々しさ・激しさはより強く感じられるようにも思えます。
そういえば、初代プリキュアの一方もブラックでしたね~♪
見方によってはプリキュア版仮面ライダーBlackともいえるのかもしれないです。
どうも、こんばんは!
仮面ライダーBLACKのフィギュアいいですね。
おおおっ、仮面ライダーBLACKのフィギュアほしくなってしまいましたwwww
いろいろあるにはあるけど、仮面ライダーBLACKとRXはかっこいいと思います!
仮面ライダーBLACKが変身する時、光太郎さんが手に力込める仕草かっこいいと思いますwwww
シロ様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
『仮面ライダーBlack』は作品としては古いですが、近年でもゲストで参戦することも多く、いまだに根強いファンを持つ作品ですね。
リアルタイムで観ていた時は子供だったのでドラマにはそれほど注目していなかったのですが、大人になってから改めて観ると話が重い!基本的には悲劇のヒーローでしたね。バトルホッパーの絶命シーンは喋った事も含めて衝撃的でした。
BLACKのアーツは過去に2回ほど発売されているのですが、真骨彫版は過去2作と比べてもかなりの骨太造形ですね。個人的にはこれ位がイメージでしたのでさすがといった感じでした(^^♪
主題歌は作詞に阿木燿子様、作曲に宇崎竜童様が起用されており、曲のポテンシャルは高いですよね。てつを様の歌唱力は…味があると言いますか(^^;でも私も好きな曲です!
ぬくぬく先生様、いつもコメントありがとうございます(^^♪
仮面ライダーBlackは昭和最後のライダーという事でシンプルではあるもののスタイリッシュで非常にかっこいいデザインをしています。今回ご紹介した真骨彫版ではあらゆる部分が抜かりなく作られており、まさにBlackフィギュアの決定版と呼べる仕上がりです。ファンとしても大変満足できる出来でした(^^)
仮面ライダーBlackとキュアブラック。実は接点があったりします。キュアブラックの声優を担当されている本名陽子様は、子役時代に『仮面ライダーBlack』および『仮面ライダーBlackRX』に出演されていた経歴があります。個人的にキュアブラックは黒を受け継ぎし者としてイメージしてしまいますね。玩具でそういった茶番を作ってみるのも面白いかもしれません(^^♪
keel様、コメントありがとうございます(^^♪
平成ライダーを中心に展開されている真骨彫ブランドですが、満を持してBlackの発売です!
記事でもお話ししている通り、私にとっての№1ライダーなので即予約、即購入でした。このまま是非シャドームーンやRXも真骨彫として発売されて欲しいものです。
BLACK、そしてRXはそれぞれ作品としての方向性は違いますが、どちらにも魅力がありますよね。ただ歩いているだけでかっこいいと感じてしまうのは後にも先にもBlackのみです(^^♪