金のおにぎり玩具箱

クリアード・フォー、テイクオフ！



今回の玩具レビューはBANDAI　ウルトラマンZ玩具シリーズより「DXキングジョー ストレイジカスタム」です。発売日は2020年9月19日。

「キングジョー ストレイジカスタム」は2020年6月20日から放送が開始された空想特撮作品『ウルトラマンZ』に登場するキャラクターです。
『ウルトラマンZ』は「ウルトラマンゼロ」に憧れる宇宙警備隊新人隊員、「ウルトラマンZ」を主人公とした物語です。歴代ウルトラマンの力を秘めた「ウルトラメダル」と「ゼットライザー」を飲み込んだ怪獣「ゲネガーグ」を追って地球にやってきたウルトラマンZは、地球防衛組織「ストレイジ」に所属する地球人「ナツカワ・ハルキ」と出会い、物語は始まります。
作品テーマは「明るく楽しいウルトラマン」となっており、王道のストーリー+コミカルな描写が特徴となっています。また、ウルトラマンゼロやウルトラマンジード等、度々歴代ウルトラ戦士がゲストとして登場するのも特徴です。

「キングジョー ストレイジカスタム」の初登場は第11話。第9話に登場し、ウルトラマンZによって破壊されたロボット怪獣「キングジョー」を、対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」が解析・改修修理した姿です。機体ナンバリングは「特空機3号」。ベースが宇宙人の技術による機体である為、先輩特空機である「セブンガー」「ウィンダム」をはるかに凌駕する性能を持ち、もともと備えていた分離機構や追加配備された様々な火器によって敵怪獣を圧倒します。外宇宙の技術は地球人にとって未だ未解析な部分が多く、オーバーヒート防止のためリミッターがかけられています。その為、必殺武器であるペダニウム粒子砲も現状は2発までしか発射出来ません。

今回の玩具ではキングジョー ストレイジカスタムが劇中で披露している分離・合体ギミックの再現に加え、サウンドギミックやスプリングによるアクションギミックを搭載したプレイバリューの高い玩具となっています。


内容物


内容物はコアシップ、ヘッドファイター、ブレストタンク、レッグキャリアー。セパレートモードで梱包されています。

コアシップ


パイロットが登場する小型円盤機。人型形態では腹部を構成します。
玩具としての単体ギミックはありません。

ヘッドファイター


多連装ペダニウム誘導弾発射システムを装備した戦闘機。人型形態では頭部とバックパックを構成します。
ボタンを押すことで様々なサウンドを楽しむ事が出来ます。詳しくは後述する人型形態にてご紹介します。

ブレストタンク


ペダニウムハンマーとペダニウム粒子砲を装備した戦車。人型形態では胸部と両腕を構成します。
単体のギミックとしてはペダニウムハンマーの展開ギミックを備えています。詳しくは後述する人型形態にてご紹介します。

レッグキャリアー


怪獣を運搬できるほどの出力を持った運搬車両。人型形態では脚部を構成します。



荷台には小型のソフビを乗せる事が出来ます。キャタピラ部分に車輪が備えられている為コロ走行が可能です。

タンクモード


レッグキャリアーを中心に前部にヘッドファイター、後部にブレストタンクとコアシップを合体させる事で、元祖キングジョーには無かった形態であるタンクモードとすることが出来ます。
ギミックとしてはコロ走行、サウンドギミック、ペダニウムハンマーの展開ギミックが発動できます。

ロボットモード　全身図




4基のユニットをセパレートモードから変形合体させる事でロボットモードが完成します。合体ステップ数は7で難しい工程はありません。
キングジョーと言えば全身金色のカラーを思い浮かべますが、ストレイジカスタムでは黒と白のシックなカラーリングとなりました。
もちろんこの形態でもサウンドギミック、ペダニウムハンマーの展開ギミックが発動できます。

ロボットモード　バストアップ


劇中で発光しているメインカメラ部は黒の部分が塗装されています。また、劇中でリレー点灯している頭頂部のセンサーはメタリックブルーの塗装で再現。

ロボットモード　各部アップ












デザイン元となっている初代キングジョーに比べ、かなりメカニカルな造形となっています。ロボット怪獣としての側面が強く押し出されていて、個人的に好きなアレンジです。塗装箇所も多く、DX玩具としては劇中再現度がかなり高い印象です。

サウンドギミック


背面のボタンを押すことでサウンドギミックを発動させることが出来ます。ボタンを長押しする事でモードが切り替わり、ロボットモード5種、セパレートモード3種、タンクモード3種のサウンドを楽しめます。電池はLR44を2個使用。電池は別売りでは無く、本体にテスト用電池が備えられています。

ペダニウムハンマー展開ギミック



左肩部のボタンを押すことで腕部がスプリングで展開し、ペダニウムハンマーが発動します。

大きさ比較


いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。プレイバリューの割には小型で遊びやすいサイズです。



今回はせっかくですので初代キングジョーとも比較。使用ソフビは「ウルトラ怪獣シリーズ №70 キングジョーカスタム」です。

可動


今回の玩具は基本的に合体を楽しむ玩具なので可動ポイントは少な目。肩関節と左腕のクロー開閉のみです。肩関節はクリックが仕込まれており、戦隊ロボに近い感触です。

以下、写真を何枚か。
※一部写真には別売りの「魂ステージ」を使用しています。




<クリアード・フォー、テイクオフ！>





<キングジョー ストレイジカスタム、タンクモード！>



<キングジョー ストレイジカスタム、セパレートモード！>













<キングジョー ストレイジカスタム、ロボットモード！>









ペダニウム粒子砲、発射！！


以上、BANDAI　ウルトラマンZ玩具シリーズより「DXキングジョー ストレイジカスタム」のレビューでした。
DX玩具としてはやや小ぶりではありますが、変形合体ギミックに加えサウンドギミックやアクションギミックを搭載し、プロポーションも良好。もはや文句のつけようがない傑作玩具です。あえて気になる所を上げるとすれば成形色の白が明るすぎる点でしょうか。もう少しグレー寄りでも良かった気もしますが、これは贅沢な希望ですね。
今後プレミアムバンダイ限定で特空機1号である「DXセブンガー」も発売されるという事も有り、令和の時代に新生したキングジョー玩具、是非手に取って頂きたいお薦め玩具です。



今回は比較の為にソフビのキングジョーも引っ張り出してきましたが、キングジョー、素晴らし過ぎるデザインです(〃▽〃)



「キングジョーの初登場は『ウルトラセブン』。前後編の物語でセブンを圧倒する姿はなかなか印象深いな。」

セブン劇中ではキングジョーとは呼ばれておらず、「ペダン星人のロボット」と呼ばれていましたね。



「もちろん、今回ご紹介したストレイジカスタムも今風でカッコいいです☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆これはもうバッチリ正義の味方ですね♪」



『ウルトラマンZ』の本編もとても面白くて個人的に今1番熱い特撮作品です(*´～｀*)最新話ではウルトラマンAが登場して堪りませんでしたね～。まさかZとAに関係があったとは…。

「あまりネタバレしちゃいけませんよ？」

「『ウルトラマンZ』はYouTubeで最新話の無料配信も行っているから是非観て欲しい。」

それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します(￣^￣)ゞ



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