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『ホワット・イフ…?』〈シーズン3〉(2024) 全8話/これで完結。キンゴとアガサのエピソードは過去一良かった。ゴッド・ロキやTVAとの絡みは許されなかったのは残念❓️


原題:What If?〈Season.3〉 原案:A.C.ブラッドリー 監督:ステファン・フランク(第1、4、5、6、7話)、ブライアン・アンドリュース(第2、3、6、8話) 製作総指揮:ケヴィン・ファイギ。ブラッド・ウィンダーバウム 原作:MARVELコミックス『What If』(1977-) 制作:MARVELスタジオ 配給:Disney+ 製作国:アメリカ 配信時間:各話約60分、全9話 配信開始日:2024.12/22~2024.12/29 シリーズ:MARVELシネマティック・ユニバース(Disney+制作アニメ)

 

 

従来のMARVELコミック正史とは違ったマルチバースでの一話きりの話「もしも?(What If……?)」を描いたMARVELコミック。
ホワット・イフ? (マーベル・コミック) - Wikipedia
……を踏まえて、MCU正史を元にして「もしも?(What If……?)」の話をMARVELスタジオがアニメ化したもの。その最終シーズン。
原作同様「ウォッチャーのウアトゥが色んなマルチバースを見てる」という設定で色んな世界を見せていき、毎シーズンのラストでは他のマルチバースにも影響する大事件が起こり、仕方なくウアトゥ/ウォッチャーが「ただ観察するだけ」という掟を破って何人かのMARVELヒーローに力を貸して解決するのが毎回の流れ。

ネタバレあり

 

 

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MCU世界でのマルチバース発生、と前作シーズン1-2のあらすじ〉

マルチバース発生 ドラマ『ロキ』〈シーズン1〉(2021)
『ロキ』〈シーズン2〉(2023)
アース616(※MCUの正史世界)から枝分かれしてマルチバースが発生しないように防ぎ続けていた〈在り続ける者〉を、ロキの変異体シルヴィが討った事により世界が枝分かれして無数のマルチバースが誕生
その後、ロキは全てのマルチバースを司る〈ゴッド・ロキ〉となって全てのマルチバースを安定させた。
今までマルチバースを剪定していた組織TVAは〈在り続ける者〉の変異体たち〈カーン評議会〉を牽制する組織となりマルチバースの平和を護るのだった。

 


前々作 『ホワット・イフ…?』〈シーズン1〉 (2021)
あらゆるマルチバースの数々を舞台とした我々が観ていたMCU世界……〈アース616〉とは別のユニバースを舞台とした基本一話完結の「もしも?」の話

超越的なパワーを持ち高次元から色んなユニバースを観察し続ける異星人ウォッチャー
彼は「ただ観るだけ」「自分は各ユニバースに不介入」の姿勢を貫いていた。

しかし、あるユニバースでウルトロンが「ビジョンのボディ」と「全てのインフィニティ・ストーン」を全て手に入れた結果、単独でのマルチバース突破能力まで獲得した。
「究極の平和」を全宇宙にもたらしたい彼は「生命がいるから争いが起こる」と、少年漫画のラスボスが陥りそうな極端な結論に行き着き、宇宙のあらゆる生命を滅し始め、それを高次元から観察していたウォッチャーの存在に気づきウォッチャーのいる第5次元にまで殴り込みに来た。
独りでは勝てないと悟ったウォッチャーはウルトロンに対抗すべく、禁を破って各ユニバースのヒーロー達……キャプテン・カーターストレンジ・スプリーム……などを始めとした7人のヒーローを召喚して〈ガーディアンズ・オブ・ザ・マルチバース〉を結成してウルトロンを打倒。マルチバースに平和が戻った。

 

前作 『ホワット・イフ…?』〈シーズン2〉(2023)
シーズン1でウルトロンを倒した仲間の一人、ストレンジ・スプリームは、喪った恋人クリスティーンを蘇らせたい。しかしそれをすると彼のマルチバースは壊れてしまい叶わない。そこで彼はあらゆるマルチバースから「ユニバースを破壊しかねない強大なパワーを持った危険な者たち(殆どがヴィラン)」を拉致して炉に落とし、そのエネルギーで恋人クリスティーンごと自分のユニバースを再構築しようとしていた。
ストレンジ・スプリームと共にウルトロンと闘ったキャプテン・カーターは、ストレンジに狙われたヒーロー、カホーリに助太刀。更に囚われたヴィラン達もカーター達に協力してストレンジを打倒。
ストレンジ・スプリームは死の直前に改心し「クリスティーンは健在だが自分だけが最初から生まれなかったユニバース」を再構築し、自分がそのユニバースそのものになりクリスティーンや宇宙を見守り続けるのだった。そしてキャプテン・カーターとカホーリは各マルチバースへと旅立った。

 

 

第1話(通算では第19話) 『もしも…ハルクがメカ・アベンジャーズと戦ったら?』 ★

ブルース・バナー博士が自身の中からハルクを分離させようとした結果、凶暴なガンマ・エネルギーそのものだけがブルースから分離して巨大化して増殖して巨大ガンマ怪獣軍団を形成した。
怪獣軍団を倒すためアベンジャーズはそれぞれが着る……というか搭乗する巨大ハルクバスター軍団を作る。壮絶な戦いの末にメカ・アベンジャーズは戦死。
この世界ではブルースの親友だったサム・ウィルソン/キャプテン・アメリカがリーダーとなり第二次メカ・アベンジャーズ(バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー、モニカ・ランボーフォトン、シャン・チー、アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン&メリーナ・ヴォストコフ/ブラックウィドウ夫婦、ナキア、ムーンナイト)と共に巨大ガンマ怪獣軍団と戦っていた。
このままでは初代アベンジャーズ同様に勝てないと踏んだサムは行方をくらましていた大元の要因となったブルース・バナー博士を探し、解決策を模索しようとする。
……という話。
「どんな話かな?」と気になってたアベンジャーズスーパーロボット大戦回。
本作のアベンジャーズロボは、欧米人好みのロボであるパシフィック・リム+ボルトロン(ゴライオン)をベースに、グレンダイザー+マジンガーZ+ガンダム風味をひとつまみ振りかけた感じ。主人公ロボであるサムのキャップロボは顔がガンダム。他のヒーローのロボはイラストやダイジェストでどんどん話が流れていってしまうので、もうちょっと前後編でじっくり見たかった。
しかも、それだけで何話も描けそうな妙に設定やキャラが多いアベンジャーズ・ロボ軍団はメインストーリーの前置きに過ぎず、最後の戦いはブルース博士が巨大ハルクになって巨大ガンマ大怪獣とのタイマン……つまりゴジラめいた大怪獣バトルがメインとなって終わる。それも良いんだけどもっとアベンジャーズロボが観たかったなと思った。だがMARVEL世界はスーパーヒーローの話なのであまりロボにうつつを抜かすのもどうかと思ったのかもしれない。
というか欧米のエンタメでは「人が搭乗するタイプの巨大ロボット」はイマイチ弱い。ロボの他に格闘技ではない「東洋武術」の扱いも日本のエンタメに比べるとかなり弱い。「怪獣」は、長い年月かけて最近やっと人気出てきたか?という感じか。
この第3シーズンではMCUのフェイズ4以降のヒーローの出番が多くて、そこがいいところ。MCU本編じゃ粗製乱造しすぎて、それらの新ヒーローは再登場するのに何年かかるかわからんレベルだからね(エターナルズとか再登場できるかどうかも怪しい奴らもいる)。
この話の第二次アベンジャーズも、フェイズ4以降の新ヒーローが多くていいんだけど、全員パイロットスーツ着てるし、ある程度は実写に似せてきてるとはいえ正直、誰が誰だかわかりにくくて「ワカンダのパイロットはシュリ……だと思ってたらナキア」「レッド・ガーディアンと組んでるのはエレーナ……じゃなく義母メリーナの方のブラックウィドウ」といった感じでクレジット見るまで誰が誰だかわからなかった。ムーンナイトの役名は「ムーンナイト」としか書かれてなかったけど妙に血の気が多い問題児っぽく描かれてたので「ジェイクかな?」と思わされた。だが本作ではブルースとサムと怪獣以外のキャラは居ても居なくても影響のない「その他大勢」としてしか描かれてないのも勿体ない。この世界観だけでアニメ一本作れるよね。もっと色々観たい回だった。
とはいえ「キャップ(サム)の”アベンジャーズ・アッセンブル!”の掛け声で巨大合体ロボへとドッキングする」というのは思いついた時に盛り上がっただろうなと思った。
〈主要な関連作〉
『インクレディブル・ハルク』(2008)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021)

 

 

第2話(通算では第20話) 『もしも...アガサがハリウッドに行ったら?』 ★★★

『エターナルズ』(2021)をベースにして、魔女アガサ・ハークネスとエターナルズのキンゴを主人公にした回。
個人的に、この回が全26話の中で一番よかった回だった。
地球を卵として地中で育っている〈セレスティアルズのティアマット〉のエネルギーを吸収しようとした魔女アガサ・ハークネス
アガサは、その手段として他のエターナルズのパワーを既に吸収しており、最後にボリウッド・スターとして地球の文化に溶け込んでいた〈エターナルズキンゴ〉に近づくため、ハリウッド・スターになっていた。
ミュージカルの撮影でキンゴと共に踊りながら戦い、宇宙規模のパワーを手に入れたアガサはやがてエターナルズを地球に送り込んだ〈セレスティアルズアリシェム〉のコズミック・パワーをも奪おうとする。
……みたいな話。
ヴィランだが何だか知らん間にヒーローみたいな事をさせられがちなアガサとか(初登場の『ワンダビジョン』(2021)からしてヒーローのワンダが完全にヴィランで、ヴィランのアガサがヴィランに見えない不思議な話だった)、もうMCU自体がかつてのマジックを失なってしまいもうまともな続編が作られなさそうな『エターナルズ』(2021)のキンゴをピックアップ。このシリーズの制作者のキャラ選びのセンスはかなり好きで後述するダーシー・ルイス(ソーの彼女の友達)やハワード・スターク(アイアンマンの父)をやたら出すところも好きだ(ダーシーとハワードはもはや準レギュラーかってくらい頻繁に出てくる)。
アガサは、とんとん拍子にエターナルズのパワー→セレスティアルズのパワーを吸収して地球くらいのデカさになり、あのめちゃくちゃ強いエターナルズを蟻の様に扱うほど強いセレスティアルズのアリシェムと宇宙で殴り合いするほどのパワーを持つ。アガサは『アガサ・オール・アロング』(2024)でも、色んな魔女の魔力を吸収するのが固有の魔術だとわかったがエターナルズだろうがセレスティアルズだろうが、超常的なパワーなら何でも吸収して自分のものに出来るほど強かったのね。挑発して自分を狙わせて全部吸い取ればいいんだからかなり強い。
後半までは、アガサとキンゴが団体で歌って踊るボリウッド・ミュージカルしながら戦う。ここが楽しい。
そして後半、全宇宙を統べるパワーの持ち主という危険な存在となったアガサに対し、キンゴは「強くなるだけではつまらんぞ」という寂海王みたいな事を言い「それより僕と一緒に映画で世界を制覇しないか?」と、〈映画愛〉で宇宙的存在となったアガサを説得して解決する。キンゴも『エターナルズ』(2021)本編では「気乗りしないから一人だけラストバトルに参加しない」という前代未聞のキャラだったが、僕はキンゴの「映画」という職業をやり続けてるところや「能力が『幽☆遊☆白書』の霊丸」と若干、ミニマムな能力なところやキャラやルックスとかも地味に好きだったのでこのアニメで取り上げてもらって何だか嬉しかった。「映画という世界中の人に届けられるカルチャーを通して〈ただ強いだけ〉というつまらない、シュートを超えたプロレスのような力」を持った真のエターナルズみたいな感じの、僕にとって最大級のアゲだし魅力が増した。
強大な敵を、腕力でなく説得やトンチで倒す……それがアメコミや面白い作品の醍醐味だと思ってるので本当に素晴らしい最高の回でした。
この後も最後まで観たけど結局この回が一番良かった。
〈主要な関連作〉
『エターナルズ』(2021)
『ワンダビジョン』(2021)
『アガサ・オール・アロング』(2024) 

 

 

第3話(通算では第21話) 『もしも...レッドガーディアンがウィンターソルジャーを止めたら?』 ★★

1991年、正史では洗脳されたバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーがハワード・スターク夫妻を暗殺した夜。このマルチバースでのバッキーはスターク夫妻を暗殺する直前にまだ若くて痩せてた時のアレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアンと出会う。
ロシアのエージェント同士、2人は一緒に行動する。ウィンター・ソルジャーはヒドラの命令を、レッド・ガーディアンは祖国のためにアメリカを打倒するため動く。
殺人マシーンとして洗脳されたウィンター・ソルジャーも、陽気で純粋なレッド・ガーディアンと行動していくうちに人間性を取り戻していく……というしみじみと良い話だった。
そんな2人をビル・フォスター/ゴライアスが銭形警部よろしく2人を追う。ビル・フォスターは『アントマン&ワスプ』(2018)で出てた、ハンク・ピムのライバル科学者の、ゴーストの育ての親のあの人ね、それの若い頃。
レッド・ガーディアンもまたあまりに良すぎるキャラだが来年公開の『サンダーボルツ*』(2025)で何だか死にそうな雰囲気するし、そもそもバッキーとレッドって『サンダーボルツ*』(2025)でも観れるのに何でわざわざワットイフで?という気もした。
良い話だったので良かったんだけどレッドとバッキーは『サンダーボルツ*』(2025)で共闘が観れるので、どうせなら「レッド・ガーディアンとキャプテン・アメリカの共闘」をやるべきだったんじゃないでしょうか?それとも「アベンジャーズ5か6でクリエヴァが何らかの形で復帰して共演するかもしれないからスティーブはやめといて」と言われたのでバッキーにしたのかな?とか色々考えさせられた。
〈主要な関連作〉
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
『ブラック・ウィドウ』(2021)

 

 

第4話(通算では第22話) 『もしも...ハワード・ザ・ダックが結婚したら?』 ★★

シーズン1の第7話にて、パーティ・ソーが開いた大規模なパーティで、ソーの恋人ジェーン・フォスターの親友ダーシー・ルイスは、アヒルのような異星人ハワード・ザ・ダックと知り合い恋に落ちた。
……その続き
結婚したダーシー・ルイスハワード・ザ・ダックの間にできた赤ちゃん(卵)が凄いスーパーパワーを持ってたのでニック・フューリーやコールソンやスクラル人タロスなどの〈SHIELD勢〉、ヨンドゥやグランドマスター&トパーズやコレクター&カリーナやサノス&ブラックオーダーなどの〈コズミック勢〉、カエシリウスドルマムゥなどの〈ミスティック勢(ダーク・ディメンジョン勢)〉、MCUワースト1ラスボスのマレキス率いるダークエルフ軍やロキの実父ラウフェイ王やオリンポスのゼウス等の〈神話勢〉……彼らがまるで高橋留美子のドタバタギャグみたいに奪い合う楽しい話。
そして「MCUで最もイイ女」であるダーシーと最もハードボイルドな男だがMCU本編では未だに単独作ないハワード・ザ・ダック(そのくせ『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』(1986)で異常に早く単独作やってる変なキャラ)、2人のキャラが本当に良くて……そんで「結婚したダーシー」が見事に「独身ダーシーが結婚したらこうなりそうやな」という微妙な変化を描けてるのが凄い。だからやっぱダーシー好きスタッフがいるんだと思った(というか他のキャラはただそう名乗ってるだけやんというくらい薄いキャラも多いので余計にそう思う)。

〈主要な関連作〉
『ホワット・イフ…?』〈シーズン1〉(2021) 第7話
その他、ダーシーは『ソー』シリーズや『ワンダビジョン』(2021)に、ハワード・ザ・ダック『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズによく出てきます

 

 

第5話(通算では第23話) 『もしも..."出現"が地球を破壊したら?』 ★

地球内部のセレスティアルズのティアマットが孵化してしまい地球がバラバラになり、その隙を狙ってクエンティン・ベック/ミステリオが幻影で撹乱し、スターク・インダストリーズの技術やアイアン・レギオンヴィジョンを掌握して自らもサイバネティック化で強化し、荒廃した地球を支配してしまったディストピア世界。
一人、抵抗活動をしていた発明家の少女リリ・ウィリアムス/アイアンハートが、わずか数人にまで減ってしまったヒーローによるレジスタンス(ター・ローの守護者イン・ナン ※シャン・チーの伯母さん、カーマ・タージの至高の魔術師ウォン、ワカンダ国王親衛隊ドーラ・ミラージュ隊長オコエアスガルド女戦士隊ヴァルキリーのブリュンヒルデ)に合流し、ミステリオに対抗する話。
過去でも散々、見せてたが今回もまた「殺意全開にしたヴィジョンの強さ」を見せつける。シーズン1でも「殺意全開ならサノスを0.5秒で殺せる」様を見せてた。MCU本編ではあまりに強すぎるから「凄く優しくてウルトロン以外には本気出さない」、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)では「最初に弱点を不意打ちされて以降ずっと瀕死で能力の殆どが使えなくなる」「インフィニティ・ストーン摘出手術受けてるので戦闘に終盤まで参加しない」続く『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では、そもそも前回殺されたのでもう参加できない。続く『ワンダビジョン』(2021)では「ワンダが現実改変能力で作り出した優しいヴィジョン vs.政府がヴィジョンの遺体を組み上げたホワイトヴィジョン」という感じで、もはや「もうヴィジョンはヴィジョンとでもやっとれ」状態を徹底されてて、これもまた強さを遺憾なく発揮できなかった。
以前から言ってる通りアメコミ……特にアメコミ映画では「強ければ強いほど作中で活躍できない」。キャプテン・マーベルは「常に宇宙を飛び回ってて不在」、ワンダは「メンヘラ」、ドクター・ストレンジは性格に難アリだし隠者……といった具合に物理的もしくは精神的な理由を元にパワーがナーフされる。ちなみにソーとハルクは「コメディリリーフ化」といういかにも現代カルチャーならではの方法でパワーダウンさせられた。
強すぎる有名ヒーローといえばスーパーマンだが、彼はクリプトナイトという、常人でもスーパーマンに太刀打ちできるようになる素晴らしい設定がある。あと単純にスーパーマンの敵はスーパーマンより遥かに強いとんでもないやつが出てきたり社会的な問題だったり周囲の人が危険になったりと色んな方法で上手く描かれてる印象。
逆にアメコミで活躍が多いのは「あまり強すぎないが人気が高いヒーロー」はっきり言うとバットマンスパイダーマン。人気が高いというのが一番大事、そしてあまりに強すぎるヒーローは超絶大人気にはなりにくい印象がある(まぁスパイダーマンは結構強いけどね)。このテーマだけでこのページ全部より多く書けるがキリないからこの話はまた今度。
話を元に戻すが、ウォッチャーいわくこの宇宙のリリは毎回ミステリオに敗れる運命だという。それが耐えられなくなったウォッチャーはリリに声援を送り、それがきっかけでリリを勝利させてしまう。
更なる外次元で見ていたウォッチャーの先輩たちは「又もルール違反だ。もう目に余る」とウォッチャーを罰する事を決める。
どうやら今回の結末は、ウォッチャーが先輩たちにシメられる話のようだ。
ちなみに今回のリリの話自体は、展開もリリのキャラも割と凡庸な話だった。ミシェール・ヨーが演じてたイン・ナンという珍しいキャラが出てきたものの、カンフーもあんまり使わない只の指導者キャラにイン・ナンと名付けただけという印象であまり描こう!という気概を感じなかった。
ただリリがホワイトビジョンのナノマシンを取り込んで人機一体となる展開や、アベンジャーズのAマークを宇宙に投射して世界に残された人たちを鼓舞するという展開はサイバー神話って感じで素直にカッコよかった。
〈関連作〉
『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエヴァー』(2022)
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
『ワンダビジョン』(2021)

 

 

第6話(通算では第24話) 『もしも...1872年なら?』 ★★

西部開拓時代。鐘を10回鳴らすと現れる格闘家テン・リングスこと東洋移民のシュー・シャン・チーは、妖術師フッドと戦って行方不明となった妹シャーリンを探して旅をしていた。
その相棒はフッドに家族を殺された銃の名手ホークアイことケイト・ビショップ
2人はフッドに襲撃された村の生き残りの少年を助けたりしつつ、遂にフッドを見つける。フッドと戦うテン・リングス。そしてフッドと組んで悪事を行っていたギャングのソニー・バーチMCUでは『アントマン&ワスプ』(2018)ウォルトン・ゴギンズが演じてたマフィア)と戦う。
「シャン・チーのキャラで西部劇」という分かりやすいコンセプト。西部劇もキャラも好きだし素直に良い話だった。
だからお話そのものは良かったんですが、待ちに待ったシャン・チー回、ケイトも勿論好きなので主役だったのは嬉しかったが、第5話同様にシャン・チーとケイトのキャラが薄すぎるような……本当に只のステレオタイプの「正義漢の男女」にシャン・チーとケイトと名付けただけって印象。まあシャン・チーは若干シャン・チーぽさがあった気もしたがケイトは、正史でのあのヒーローワナビー女子大生っぽさを出さないと本当に誰だかわからない。
で、シャン・チーもマーシャル・アーツっぽいオーソドックスなパンチやキックはするものの全く中国拳法っぽい動きしないのも不満だった。「やはり欧米人は搭乗型の巨大ロボと武術に冷たいからな」……と思ったが、シャン・チーが拾う少年が中国拳法の型みたいなの披露するし、シーズン1の第3話ブラックウィドウが何故か詠春拳のチェーンパンチやってたよね(スタッフが『イップ・マン』を観たんだろう)。だから別に中国拳法に全く興味なさそうにも見えないのでだから尚の事シャン・チーに中拳っぽい格闘シーンをして欲しかった。第2話でキンゴとアガサのボリウッドダンスシーン凄かったやん。だから似たようなクオリティでカンフーファイティングが見れると思ったのに……殴ったり蹴ったりするだけで、これじゃキャップなどの欧米ヒーローと変わらんやん。「別に拳法家とかではない只の喧嘩が強いだけの移民だから」って事なのか?そんなリアリティいらんだろ。謎だ。
だが妹シュー・シャーリンの縄鏢はちゃんと描写できていた。
しかし「鐘を10回鳴らすと現れる流れ者〈テン・リングス〉」この設定は良いね!
今回ウォッチャーは少年をついダイレクトに助けてしまい「マルチバースに介入してはいけない」というウォッチャーの掟を本格的に破ってしまった。そのせいで先輩ウォッチャーに遂に捕まってしまった。
〈主要な関連作〉
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)
『ホークアイ』(2021)
『アントマン&ワスプ』(2018)
『ワンダビジョン』(2021)

 

 

第7話(通算では第25話) 『もしも...ウォッチャーが消えたら?』 ★

「見ているだけ」というウォッチャーの掟を破ったウォッチャーは、彼の師匠を含んだ更に上位存在のウォッチャー3人に捕まってしまった。
一方、ウォッチャーと並んで本作の主人公的存在として今までシーズン1第1、9話シーズン2第5、8、9話と、5話も出てウォッチャーに次ぐ出演回数を誇る「スティーブ・ロジャースの代わりにペギーがキャプテン・アメリカとなった世界」のペギー・カーター/キャプテン・カーター。彼女はシーズン2の第6、9話 で出たオリジナルキャラのカホーリ、今シーズン第4話で出たハワード・ザ・ダックとダーシー・ルイスの間に出来た翼を持った娘が成長してヒーローになったらしき女性バーディ、あと雷神ストーム、このストームは実写『X-MEN』のというよりもアニメ『X-MEN '97』〈シーズン1〉(2024)のストームだろう。国内外ともにあの舞台女優の大げさな吹き替えのストームの声優さんだったし。彼女たちはメカが得意らしきバーディが作ったマルチバース横断マシーンを使って各マルチバースの脅威と戦っていた。
これはシーズン1第1、9話でインフィニティ・ウルトロンと戦ったガーディアンズ・オブ・ザ・マルチバースが母体となって作ったチームなのかな。
だがマルチバースを横断して戦うという活動は原作で言うとエグザイルズ的だよね。まぁチーム名言わなかったのでそれはわかんないけど。
ガーディアンズ・オブ・ザ・マルチバースに居たパーティ・ソー、ティ・チャラ/スターロード、サノスを倒したガモーラ、サバイバーブラックウィドウらは何でこのチームに居ないのかな。ペギーが彼らと今のメンバーが全員一緒に写った写真をエモい感じで眺めるカットがあったけど彼らは戦死したの?それとも自分の世界で頑張りたいからこのチームには参加しなかったのか。もう続きもないから気になる。
思ったんだけどMCU本編でも「女性だけのチーム」をまだやってないので「このアニメで先にやっちゃえ!」という逆算でこのチームが出来た気がする。
だからパーティ・ソー、スターロード/ティ・チャラを省きたかった。しかしガモーラとブラックウィドウだけを残すと「女だけにしたいからって男だけ省くのは不自然」ということで「ペギー以外のガーディアンズ・オブ・ザ・マルチバースに居た奴だけ省いた」という事でこうなったんじゃないだろうか?ペギーはカホーリと共にシーズン2第9話マルチバースを横断する大事件の解決に奔走したので「こういう活動を続けなきゃ」と思ったとしても不思議じゃない……という説得力が少しはある……か?
オリキャラのカホーリは言っちゃ悪いが全く魅力がない。「白人に搾取されないネイティブアメリカン」というキャラは無条件で応援したいところではあるが、その要素は良いとしてそれ以外の魅力が全く無いんですよね。
ストームはまあいつものアニメのストームですよね。「風よ!」どうたらこうたら大げさなこと言って嵐を起こすだけで特に……というか今シーズンのうち一話はこの雷神ストームのオリジンにあてるべきだったんじゃないのか?このストーム、何の人間ドラマもないですよね。「ストームならアニメでいっぱい見ただろ?」という感じで、視聴者は全員知ってるということ前提に作ったのかな。
ハワード・ザ・ダックの娘バーディはオリキャラにしては魅力的だった。というかぶっちゃけ言うとハスキーな声や明るい性格など含めて『X-MEN '97』〈シーズン1〉(2024)のローグのパクって発明家属性と鳥属性を付けただけですよね。でも魅力的だった。
話は戻って、ウォッチャーが捕まったことを知ったペギー達はどうにかして第5次元に行こうとする。第5次元の欠片は3つあるのでチャンスは三回きり。バーディのメカは失敗、雷神ストームの魔術も失敗、チャンスはあと一回。
最も強力なマルチバース横断者を考慮して「インフィニティ・ストーンとヴィジョンのボディを手にしたウルトロン」つまりシーズン1で戦ったウルトロンしか次元を突破できないんじゃないか?という事になる。
正確に言うとガーディアンズ・オブ・ザ・マルチバースが倒したあの個体というより、あのウルトロンを誰も止めずに自分以外の生命を殺し尽くしたバージョンのウルトロンに頼むことにした。
……というか、あのウルトロンってほっといたら単独でのマルチバース横断能力を持つに至るんじゃなかった?いや、あいつはウォッチャーの存在に気づいたからそれが出来るようになったけど、ウルトロンに気づかれないようにウォッチャーが気をつけてたら大丈夫ってことなのか?
厳密には違う個体っぽいけど、過去のラスボスに協力を頼むという少年漫画で盛り上がる展開。
最愛のスティーブを始め、今まで仲間や家族を失い続けたペギーは今の仲間を失いたくないあまり単独でウルトロンの元に行ってしまう。ウルトロンに五次元の破片を渡して五次元に行く能力を獲得させようということだ。で、続く。

〈主要な関連作〉
『ホワット・イフ…?』〈シーズン1〉(2021)
『ホワット・イフ…?』〈シーズン2〉(2023)
『X-MEN '97』〈シーズン1〉(2024)

 


第8話(通算では第26話) 『もしも...もしかしたら?』(※最終話)
 ★

ウォッチャーを救いに行ったペギーもウォッチャー達に捕まる。
というかこの今まで出てたウォッチャーの個人名は原作同様に”ウアトゥ”だという事がわかる。区別がつかないので以降はウアトゥと書く。
そこで五次元突破能力を獲得したウルトロンとペギーのチームが助けに来てウアトゥとペギーを逃がす。
燃える展開。このウルトロンはウアトゥより強いが、さすがにウォッチャー3人同時相手では勝てないようで2人を逃がした後に敗北。
捕縛からは逃れたウアトゥたちだが、上位ウォッチャーは全ての場所に偏在する神のような存在なので逃げ場はない。シーズン2第9話で誕生した「ストレンジスプリーム自体がユニバースそのものとなった世界」を見つけて、そこにウォッチャーを誘き寄せればストレンジが何とかしてくれるかも?というところでウォッチャーズに追いつかれる。
ウアトゥはペギー達に自分のパワーを付与してペギー達は凄まじいパワーを獲得、それでもってウォッチャーズに対抗。
一旦は押すが情をかけようとした隙にウォッチャーズは三身合体してウアトゥやペギー達を更に上回るパワーを獲得し、ウアトゥ達を圧倒する。ウォッチャーズの光線は「あらゆるマルチバースに偏在するお前たちの全ての変異体を同時に消し去る」という恐ろしい攻撃。
しかし「これ以上、仲間を失いたくない」というペギーの強い想いと捨て身の攻撃によりウォッチャーズに体当りしてマルチバースを横断、ウォッチャーズを「ストレンジスプリーム自体がユニバースそのものとなった世界」へと送り、無事無力化に成功。
……という感じの話だが、腕力任せの戦闘が延々続いたり最後はペギーの「想いの強さ」で何とかなったりと、あまりに少年ジャンプ的な展開で、個人的にはイマイチだった(アメコミにこういう感情による戦闘は求めてないので)。
やはりラストバトルとしては「今まで語ってきたワットイフ戦士達が最後にアッセンブルして敵を倒す」というシーズン1ガーディアンズ・オブ・ザ・マルチバースが最初にして最大のネタをやっちゃった感がある。
だから今回も、西部劇シャン・チーとか今まで出たやつが全員想いのパワーを元気玉みたいに貸してくれたりと「マルチバースの色んなヒーロー」を活かした倒し方にしてほしかったのだが、ウアトゥにもらったウォッチャーパワーでウォッチャー達とシバき合う時間があまりに長かったのがね……。
だがシーズン1ラスボスのウルトロンに助けてもらって、シーズン2ラスボスのストレンジスプリームで形成して貰ったユニバースに叩き込んでウォッチャーズを常人にしてもらう……という今までのラスボス達に助けてもらうという少年漫画的な展開は良かったか。
メタ的に見ると、会社の社員達(ペギー達)が社長ウアトゥを助けて横暴な親会社(ウォッチャーズ)に立ち向かって、かつて違法行為でクビにした有能な社員(ウルトロン、ストレンジ)の力も借りて気持ちの強さで解決したという話か。正直S1や2最終話よりこぢんまりしてた印象。シーズン1のウルトロン、シーズン2のストレンジらがウアトゥより遥かに強そうだったので、ウォッチャー達があまり強そうに見えないというのもある。ウォッチャー達の「ただ見るだけ」という掟もまた、何でそんな事してるのかもよくわからないし。まあ「ただ見るだけ」というウォッチャーは「読者」や「MARVEL編集部」らのメタファーだろうから、大した理由はないんだろうけども。
そして更にメタ視点を広げると「更なる親会社(MCU)には最後まで干渉できなかったんだな」という事が『ロキ』〈シーズン2〉(2023) のラストで「全てのマルチバースを見守っている」存在になったゴッド・ロキを使えなかったことでもよくわかる。
『ロキ』〈シーズン2〉(2023) のラストでゴッド・ロキが素手マルチバースを掴んで引き寄せてユグドラシルの樹を形成した。このユグドラシルの樹は本作のシーズン2のラストでペギーとカホーリが見つめてたので、このシーズン3ラストでゴッド・ロキと絡むのだけを楽しみにしてたのだが……やっぱ無かったね。
というか同じ様にあらゆるマルチバースの外側に存在しているゴッド・ロキとウォッチャーたちの関係ってどうなってるのかマジでよくわからない。
というかMARVELスタジオもゴッド・ロキの事を絶対深く考えてないと思うので、なおさらゴッド・ロキとウォッチャーズを絡ませるなんて更に面倒なことはやらせなかったのだろう。
何となく今のところゴッド・ロキもウォッチャーたちもマルチバース全体が崩壊する危機でも起こらない限り、見てるだけで特に何もしない気はする。
それよりも「流れ」は実写MCUから本作……MARVELアニメスタジオという一方向にだけ流れている事はよくわかる。MCU作品を元にしてこのシリーズは出来ている。しかしアニメから実写には流れていない。一度だけ本シリーズからMCUへと流れがあったのは、主人公キャプテン・カーターが『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)に出演した事だけか。しかし御存知のようにワンダに瞬殺されて無惨に死んでしまった。厳密には本作のキャプテン・カーターとは少し違う個体だろうが、なんか「アニメの変異体キャラとかこんな扱いでいいだろう」といった実写の制作の雰囲気を感じて、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)自体はイルミナティ惨殺なども含めて大好きなMCU作品だが、今思えば少し嫌な感じもしますね。

本作が発表された時は……ちょっと正確な日付忘れたけどコミコンでいっぱい発表された時だと思うけど、その時はまだ『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でウェーブ1が終了した直後でMCUへの「全ての作品を繋げて活かしてくれる」という幻想がまだあった頃だったので「『ホワット・イフ…?』がMCUとは別の世界のアニメというのはわかってるがMCU作品である以上、最後に繋げてくるのでは?」などと期待してた部分もあった。だが実際にはDisney+への加入者を増やしたいがあまり粗製乱造で30本以上のドラマやアニメを同時に企画してたりしてたので当然、映画やドラマなど作品同士の連携なども取れるわけもなく直接つながってた続編である『ワンダビジョン』(2021)『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)間ですら連携が取れていなかった。だから当然こういう番外編みたいなアニメがMCU正史と連携など取れるわけもなく当然のようにゴッド・ロキも出てこなかった。ゴッド・ロキは出ないだろうなぁとは思っていたが「マルチバースを外側から見てるウォッチャーが主人公」である以上、やはり最後にゴッド・ロキとの絡みがないと嘘だろ、というガッカリ感がありましたよね。シーズン2のラストで『ロキ』〈シーズン2〉(2023) を観て興奮した制作スタッフが急いでユグドラシルの樹を入れたと言ってたし絶対絡ませたかったと思うけど。
まぁウォッチャーがいくら凄いと言っても所詮は、一つ上の次元に居る宇宙人に過ぎないのでやはりゴッド・ロキの方が上位存在なのか?それならウォッチャーとTVAとの関係は?など、まだまだ気になることはあるがMARVELスタジオもガチでその辺考えてないと思うのでこちらも考えるのはやめよう。
〈主要な関連作〉
『ホワット・イフ…?』〈シーズン1〉(2021)
『ホワット・イフ…?』〈シーズン2〉(2023)
『X-MEN '97』〈シーズン1〉(2024)

 

 

そういう感じで、やっぱ最後まで「面白い”もしも”をちょこちょこ作る」ことだけを許されたシリーズだったんだなと思った。
全話で一番よかったエピソードは、今シリーズのキンゴとアガサのボリウッド回でした。シーズン1第1話のキャプテン・カーターのオリジン、シーズン2第1話でネビュラがノバ軍に入る話も好きだったかな。
全体的に総括すると他のMCUのDisney+作品同様に「まぁまぁ良かったんじゃない?」といった生ぬるい感想になってしまう。そのシーズンも、第1話や面白い回やクライマックスは楽しかったが中盤のあたりはダレて「もういいや、早く終わらんかな」と毎回思ってたので全26話はちょっと多かった気もする。
全体的にMCU本編で大事にされなかったキャラを多く使ってくれて嬉しかった。

これでシリーズは終わりだが、同じ制作スタッフが作る『マーベル・ゾンビーズ』(2025)が来年配信されるので、それが続編みたいなものだろう。

主人公っぽい奴らは、フェイズ4以降の新顔……Ms.マーベル、シャン・チー、2代目ホークアイ(ケイト・ビショップ)、ブラックウィドウ(エレーナ・ベロワ)、レッド・ガーディアン、ジミー・ウー(アントマンの友達の捜査官)、ケイティ(シャン・チーの親友)、デスディーラー(シャン・チーの武術師範)……など見る機会が全くない新顔ばかりなのが良くて、

キャップ(スティーブ)、初代ホークアイ、スカーレットウィッチ、キャプテンマーベル、アボミネーション、ゴースト……などの古参キャラはゾンビ役が多いっぽい(古い奴らは充分活躍してきたのでそれでいい)。
他にもブレイド、ムーンナイト、アイアンハート、オコエイカリス(エターナルズ)、ウー・ウェンウー(シャン・チーの父)等も出るらしい。新顔が多いから非ゾンビかな……まぁゾンビものなので健在キャラを多く出してどんどん犠牲になっていくのだろう。
Ms.マーベルなど若者はなるべくゾンビにしないでおくれよ……?



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そんな感じでした

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ホワット・イフ...?を視聴 | Disney+(ディズニープラス)

What If...? (TV Series 2021–2024) - IMDb
What If...? | Rotten Tomatoes

ホワット・イフ…? シーズン3 - アニメ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksアニメ

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