2015.01.15
50年後の食料品店のあり方を創造する、米ニューヨーク発プロジェクト「The Future Market」
2065年の食料品店を創造するプロジェクト「The Future Market」
食のイノベーションを加速させる媒体
50年先の2065年、私たちは、どこで、どのようにして、食料を買っているでしょう。
雲を掴むようなこのテーマに真正面から向き合い、その具現化に取り組んでいるのが、米ニューヨークを拠点に活動するプロジェクト「The Future Market(ザ・フューチャー・マーケット)」です。
The Future Marketは、2014年11月に設立されたデザイン事務所「Studio Industries(スタジオ・インタストリーズ)」の初の自主プロジェクトとしてスタートしたもので、Studio Industriesの創設者Mike Lee(マイク・リー)氏、フードスタートアップを支援するアクセラレーター「AccelFoods」の共同創設者Lauren Jupiter(ローレン・ジュピター)氏、食とテクノロジーをテーマとするオンラインメディア「Food + Tech Connect」の創設者Danielle Gould(ダニエル・グールド)氏が、主要メンバーとして参加。今後は、起業家やデザイナー、経済学者、科学者、マーケティングの専門家など、様々な強みを持つ人材を積極的に巻き込み、食のイノベーションを加速させる"媒介"としての役割を担おうと考えています。
最も身近な購買行動に、大きな変革を
The Future Marketでは、食料品の生産・加工・流通・消費までの一連のフードシステムにおいて、とりわけ"川下"にあたる小売りに注目しているのが特徴です。2015年夏には、"2065年の食品スーパー"を具体化するコンセプトショップをニューヨークに開店する計画となっています。