石破総理大臣は、令和7年の年頭にあたって所感を発表しました。人口減少が深刻化する中、地方創生に取り組むことで多様な国民の幸せが実現できる日本を作ると決意を示しています。

この中で石破総理大臣は急速に人口減少が進む日本の現状について「地域の活力、経済の活力が低下している。地方創生を起動し、東京の一極集中を是正し、多様な国民の幸せが実現できる日本を作っていく」と決意を示しています。

そのうえで国民が生活が豊かになったと実感できるよう「賃上げと投資がけん引する成長型経済」に移行していくとしています。

また、防災対策や治安の強化を図るとして、「防災庁」の設置に向けた準備を着実に進めていくほか、闇バイトなどによる強盗や詐欺の被害から国民の生活を守るとしています。

一方、外交・安全保障では、ロシアのウクライナ侵攻や、北朝鮮による弾道ミサイルの発射など国際情勢は厳しく複雑だと指摘し、日本の国益を守り抜くとしています。

政権運営をめぐっては、少数与党となる中、自民党と公明党の連立を基盤に、他党にも丁寧に意見を聴き、可能なかぎり幅広い合意形成が図られるよう、真摯（しんし）に謙虚に取り組むとしています。

そして「衆知を集め豊かさと笑顔を届けていく一年にする」と強調しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250101/k10014683621000.html