やじうまの杜

「Bing」で「Google」と検索して抜けようとするのを阻止するあの広告、さらに凶悪に

ぎりぎりセーフ? アウト?

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「Bing」で「Google」と検索すると表示される紛らわしい検索ボックス広告。以前お伝えしたもの

 以前、「Bing」で「Google」と検索して抜けようとすると、検索結果ページに紛らわしい検索ボックス広告を掲出して妨害してくることがあるというネタをこのコーナーでご紹介しましたが、この振る舞いは改善されるどころか、一層ひどくなっているようです。複数の海外テックブログが報じるところによると、もっと紛らわしい広告が確認されているようです。

 編集部にて試してみたところ、この広告はプライベートモードの「Microsoft Edge」でアドレスバーに「Google」と入力して検索を行うと表示される模様。1,024×768ピクセル程度のウィンドウサイズだと広告しか表示されないので、うっかり「Google」と間違って検索してしまう人も多いのではないでしょうか。

新しい広告。より紛らわしく進化

 しかも、広告の検索ボックスへフォーカスすると、周りがグレーアウトして検索ボックスを目立たせるという凝りっぷり。

広告の検索ボックスへフォーカスすると、周りがグレーアウトして検索ボックスを目立たせるという凝りっぷり

 少し下の方にスクロールすると、いつもの検索結果に「Google」が掲出されますし、もし広告に騙されて検索したとしても、その収益は“200万を超える非営利団体”へ寄付されるそうです。また、右上にはちゃんと[閉じる]ボタンがあり、気に入らなければ消すこともできますが……スクロールしないと見つからないこともあり、あまりお行儀のよいデザインではありませんね。

少し下の方にスクロールすると、いつもの検索結果に「Google」が掲出されるが……

 弊誌も広告で成り立っている以上、広告のすべてを否定するつもりはありませんが、「Bing」に関しては、日替わりデスクトップ壁紙ツール「Bing Wallpaper」でも怪しい挙動が確認されています。もう少し節度があっていいのかなと感じました。