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デジタル化を進めるパートナー企業が主人公。「AWS」ブースは18社のクラウドソリューションを紹介【CEATEC 2022】
サスティナブル社会の実現に向けた取り組みとそれを支援するクラウド、「AWS Snowcone」の展示も
2022年10月19日 15:12
アマゾン ウェブサービス ジャパン(同)とインテル(株)は、10月18日より開催中の最新技術の展示会「CEATEC 2022」内の「パートナーズパーク」エリアにブースを出展。クラウドサービス「AWS」を活用しているパートナー企業18社のサービス・ソリューションの実例を展示する形で、持続可能な(=サスティナブルな)社会の実現に向けた取り組みを紹介している。
「AWS」は、お馴染みのEコマース「Amazon」の子会社が運営する、世界最大のクラウドベンダー。個人から企業まで多岐に渡るクラウド経由のサービスを提供している。「CEATEC 2022」では、実際に利用してはいても「使っている感覚」があまり感じられないクラウドサービスが公共領域でどのように活用されているのかをテーマにブースを展開した。本稿では、そのAWSブースのフォトレポートをお届けする。
なお、同社の「CEATEC 2022」への出展の狙いなどについては、下記の僚誌INTERNET Watchの記事もぜひご覧いただきたい。
「使っている感覚」を抱くことが少ないクラウドサービスの実例を紹介
AWSブースでは、今回3年ぶりのリアル開催となった「CEATEC 2022」が全体のテーマとして掲げる「Society 5.0」や「デジタル田園都市国家構想」のメッセージにクラウドベンダーとして共感。そこで同社のクラウドソリューションを利用してさまざまな提案をしているパートナー企業に集まってもらい、その実例の紹介に焦点を当てた展示内容となっている。
そこにはサスティナビリティの観点もあれば、インフラの可視化をするような提案や地方創生に向けたクラウドの活用方法、今後のBEV(バッテリ式電気自動車)の拡大に向けた利用者への課題解決を紹介するなど、その内容は実にバリエーション豊富といった感じだ。
それぞれのアプリケーションをクラウド上でユーザーに提供し、それをもって来たる持続可能な社会の実現に向けた1つの準備とする。ブースの全体観としては「AWS」が自社のクラウド技術を一生懸命に提案するという形ではないものの、各ソリューションの話を伺ってみると、社会課題の解決に向けたビジョンのバックグラウンドを支えているのが「AWS」であることにも気づかされるだろう。
またサスティナビリティのテーマに合わせて、ブース自体もサスティナビリティに近づける努力をしているという。具体的には、すぐに壊してしまうような木材を使用せず、再利用可能なダンボールでブースの装飾を行なっているのだとか。遠目ではなかなか気づきにくいところかもしれないが、ブースに立ち寄った際には天井装飾の工夫点を見てみるのも面白い。
そのほか、ブース内ではクラウドサービスの実証試験を実施。ブース天井に設置された定点カメラ16台で、ブース内の人の出入りや、いまどこのコーナーに人が集まっているかを示すヒートマップを作るというようなことも行なっている。ヒートマップとしての分布(どの時間帯に何人がブースのどこのエリアにいるのか)を捉えたクラウド上のデータはブース入口付近のモニターで公開されており、そもそもの「AWS」クラウドでできることの一例をも紹介していた。
来場者の足を止めた「AWS」のモノ。「AWS Snowcone」も展示
クラウドサービスである「AWS」をモノとして紹介するのは難しいとのことだったが、ブースの一角では「AWS Snowcone」の実物展示を行なっていた。
「AWS Snowcone」はエッジコンピューティング・データ転送デバイス「AWS Snow」シリーズの1モデル。厳しい環境下でも大容量データの一時保存やクラウドへの移行が可能な小さなデータセンターだ。
今回はソリューションやサービスの展示がメインだっただけに、多くの来場者が足を止めて「これは何ですか?」と興味津々に担当者へ声をかける姿が印象的だった。AWSブースに立ち寄った際には、ニンジン畑に置かれた「小さな箱」もぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
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