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「3DMark」にSSDのベンチマークが追加 ~実際のゲームでどれだけ性能を発揮するかをスコアに
2021年11月12日 15:30
フィンランドのULは11月6日(現地時間)、「3DMark Storage Benchmark」を発表した。SSDやSSHD(ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ)、その他のストレージデバイスのゲームパフォーマンスを測定するための専用コンポーネントテストだ。
ゲームを快適にプレイするためのPCパーツといえばGPUやCPUばかりに目が行きがちだが、ディスクドライブの性能もおろそかにすることはできない。最新のゲームは飛躍的にクオリティが向上したが、それに比例してサイズも肥大化する一方だ。
そのため容量は妥協できないが、膨大なテクスチャーやリソースをすばやくロードできるI/Oパフォーマンスも重視したい。コストパフォーマンスも重要で、ディスクの性能を客観的にスコア化するニーズは高まっている。
しかし、ULが指摘するとことによると、既存のストレージベンチマークはHDDが一般的だった時代に開発されたものが多く、現在の・実際のゲームパフォーマンスを適切に測れていないという。
「3DMark Storage Benchmark」は、そうした問題意識から新規に開発されたベンチマークだ。最新のストレージ技術をすべてサポートし、人気のあるゲームから採取されたシナリオと人間が実際にゲームをプレイする活動をトレースしたデータをもとに、よりリアルなパフォーマンスをスコアとして算出する。
具体的には以下のようなシナリオがテストされるようだ。
- 「Battlefield V」の起動からメインメニューの表示まで
- 「Call of Duty: Black Ops 4」の起動からメインメニューの表示まで
- 「Overwatch」の起動からメインメニューの表示まで
- 「Overwatch」をプレイしながらブロードキャストツール「OBS」で1080pのゲームプレイを60FPSで録画
- 「Epic Games Launcher」から「The Outer Worlds」をインストール
- 「The Outer Worlds」でゲームの進行を保存
- 「Counter-Strike: Global Offensive」の「Steam」フォルダーを外部SSDからシステムドライブへコピー
「3DMark Storage Benchmark」はデバイスの種類、内蔵・外付けを問わず利用可能。スコアは高いほどパフォーマンスに優れることを示す。
「3DMark Professional Edition」の年間ライセンスを所持しているならば、「3DMark Storage Benchmark」は無償。「3DMark Advanced Edition」の場合はDLC(ダウンロードコンテンツ)として購入する必要がある。価格は、価格は2.99米ドル(「Steam」の場合、310円)。