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複数のリモートデスクトップ接続を一元管理する「RDCMan」、Sysinternalsツールの一員として復活

公開終了の原因となっていた脆弱性も修正された模様

「RDCMan」v2.8

 複数の「リモート デスクトップ接続」を一元管理できるユーティリティー「RDCMan」が6月22日(米国時間)、v2.8へアップデートされた。本ソフトは2020年3月、脆弱性が発見されたものの修正されることなく公開終了となっていたが、今回「Windows Sysinternals」ファミリーの一員として再公開された。

 「Remote Desktop Connection Manager」(RDCMan)は、Microsoftによって開発・提供されていた「リモート デスクトップ接続」の管理ツール。複数の接続設定をグルーピングし、階層管理できるほか、グループ単位での接続や切断も可能で、大量の端末をリモート管理する必要のあるユーザーに愛用されていた。対応OSは、Windows Vista/Server 2008以降。

複数の接続設定をグルーピングし、階層管理できるほか、グループ単位での接続や切断も可能

 公開終了の原因となっていた脆弱性(CVE-2020-0765)は、細工が施された設定ファイル(.rdg)を読み込むと任意のファイルを読み取られる可能性があるというものだったが、最新版では修正されているようだ。ただし、新しい「RDCMan」の設定ファイルは、旧バージョンとの互換性がなくなっているとのことなので注意したい。

ソフトウェア情報

「RDCMan」
【著作権者】
Julian Burger 氏
【対応OS】
Windows Vista/Server 2008以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.8(21/06/22)