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継続が危ぶまれていた「Apache OpenOffice」事業が再始動。v4.1.3/4.1.4の公開を予告

ここ数年で開発されたすべての新機能を含んだアップデートも計画

「Apache OpenOffice」の公式ブログ

 オフィス統合環境「Apache OpenOffice」の公式ブログが約半年ぶりに更新され、不具合を修正したv4.1.3がリリースされることが明らかにされた。「Apache OpenOffice」プロジェクトは人員不足で継続が危ぶまれていたが、当面の危機は避けられた模様。

 公式ブログの記事によるとv4.1.3はすでに完成しているが、テストや手直しなどの工程がまだ残っているため、リリースにはまだ若干の時間がかかるようだ。このv4.1.3には急を要する脆弱性(CVE-2016-1513)の修正などを盛んだ暫定的なものになる見込みだが、それに引き続き、それ以外の修正も含めた“フォローアップリリース”となるv4.1.4が公開されるとのこと。

 さらに、ここ数年で開発されたすべての新機能を含んだアップデートも計画されている。このアップデートはまだバージョンナンバーすら確定されておらず、どのような規模になるのかも定かではないが、沈滞していた開発が再び動き出したことだけは確かなようだ。