海外パチ物ってのはただでさえグレーゾーンなのだ。百歩譲ってオリジナルならまだしも、勝手にスーパーマリオの続編とか、ストIIとかファミコンに出てないシリーズが作品になってたりする。それで商売してたら明らかに著作権侵害だからね。そんなことは10年以上前から常識なんだけど、逆にそれだけパチ物には歴史があるってことなんだ。
でもそうなると「もはや文化だ」みたいなことを言うやつが出てきて、いつの間にか市民権を得てしまうってことがある。ファミコンの海外パチ物に関してはどこまでそうなのか知らないけど、専門のコレクターがいたり、専門のサイトがあったりするのは周知の事実だろう。
だからグレーゾーンという言葉を使わせてもらったわけだが、それは限りなくブラックに近い。ただ放置されているだけにすぎないのだろう。だがそれにしても最近出てくる海外パチ物ファミコンは、
クオリティが妙に高いのだ。
むかしからパチ物といえば、カセットの形状・色が明らかに気持ち悪かったり、ラベルが明らかに安っぽかったりしたのだ。一目見て「ああ、これはパチだな」ってわかったもんね。しかしどうだろう・・・・・・
海外 ファミコン ダウンタウン 女 熱血物語 箱付 「レア」(魚拓)
(サムネイル画像)
海外 スーパーマリオブラザーズ オールナイトニッポン レア(魚拓)
(サムネイル画像)
一瞬、新作かと思っちゃうくらいよく出来てないか!?
カセットの形状・色に違和感はないし、ラベルとかすごく綺麗。何より
パッケージの完成度たるやモニター越しに、思わず「おおっ」って言っちゃうほどだ。いったいどういうことなんだろう。パチ物だとわかっていても、ここまでやられちゃ買いたくなっちゃうって気持ちは正直わかる。でもやっぱりパチ物でしょ。抵抗あるなあ。なにげに高いし・・・・・・
去年話題になったオリジナル塗装ファミコン(参考記事:
オリジナル塗装のファミコンカセットが1万円で売れる!?)を思い出してしまったけど、たとえばこれがオークションで売るために作られたものだとして、それを海外パチ物だと称して売ってるとしても、つまり、さも自分はたまたま入手しただけですよという体裁で売っていたとしても、グレーゾーンであることは変わりないからね。
ちなみにいずれも海外からの出品で、同じ出品者が他にもたくさん出しているようだ。色んな意味で今後注目していきたい。
<関連サイトリンク>
「レアモノ ソフト見参!!」 (パチファミ ブログ さん)
「オールナイトニッポン第3弾!?」 (パチファミ ブログ さん)
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