◆概要 ◆定義と分類 ◆目次
ファミコン界の月下美人。
ムーンベースの登場だ!
◆ショップシール類◆ レア度:
★★★★ ムーンベースに関しては、今のところこの専用ケースしか確保できていない。「月とリボン」という
謎の組み合わせと、淡いパステル調の配色がいかにも80年代ファンシー文化の情緒をまとっており、およそ電子の香りがしない異色のデザインだ。
カセットのずれを防止するための切れ込みが入っているものの、見れば見るほどファミコンケースなのか、
石鹸の箱なのかわからない(笑)
試しにムーンつながりで『ムーンクリスタル』のカセットを入れてみたものの、自分でもビックリするくらい何の感想も出てこなかった、、、
裏面である。「カセットは大切にしてね」「遊びすぎはだめよ」とのこと。この松田聖子ような丸文字フォントが素晴らしい。
古来より月は「女性」の象徴と言われる。それは多くの女性がもつ特有の周期が、月の公転周期とほぼ同じという事実とまったく無関係ではあるまい。したがって原始の人々は
「女性は月に支配されている」と見なしていたわけである。そう考えると、さきほどの「リボン」や「丸文字」との組み合わせは謎でも何でもない。これは月の女性性を表した秀逸なデザインだったのだ。思ったより奥が深いぞ!
それにしても、石鹸の箱にしか見えないのは、なぜだろう?
改めて考えてみたところ、とある会社のロゴが、ふと頭に浮かんだのだ。
そうか、アレだ、、、
※KAO(C) 今、ハッキリ原因がわかったよ(笑)
このケースから醸し出される“ほのかな石鹸の香り”の正体がな!
◆調査の経緯◆ さて、冗談はこれくらいにして調査を始めよう。
まず、ムーンベースという名前の玩具・ゲーム関係の店をリサーチしたところ、最初に該当したのは仙台の模型屋さん
「ムーンベース」(現役)だった。しかしゲーム類は扱っている様子はなく、そもそもロゴマークが違ったのだ。
次に該当したのが、かつて新宿にあったとされる日本初のマイコン専門店「ムーンベース」である。書籍「古川享のパソコン秘史」によると開業は77年7月とあるが閉店時期は不明。マイコンショップがのちにファミコンを取り扱う例は無いことはないが、様々な証言を吟味した結果、ここは留保が妥当かと思う。
引き続きリサーチを続けると、現在WEB上で確認できる最古のショップリストのひとつである「
ファミ通TOP30協力店リスト」にて、ついに、その名前を発見した。
どうやら大阪は生野区にあったお店らしい。模型屋でもマイコン専門店でもなくゲームショップである。実は今回のファミコンケースの
出所は大阪であり、しかも信頼できるルートなので、私は「ほぼこの店で間違い」という確信に至ったのだった。
すると「まちBBS」にて、以下のような書き込みを発見。引用させてもらおう。
2003/05/19(月):
その場所は一時期「ムーンベース」というファミコンショップがありました。
当時私はゲームを買いに何度かその店に行きました。あるときその店でスーパーファミコンを予約したのですが、店側の手違いで予約が無効になってしまい、他の店で買ったのを覚えています。
それから数年後に「カメレオンクラブ」と名前を変えて空堀商店街の側に移りましたが、最近になって潰れてしまい、しばらくは放置の状態でしたが現在は興隆園になっています。
その他、いくつか証言があり、かつて大阪のこの地域に「ムーンベース」という名のファミコンショップがあった事実は揺るぎないだろう。ちなみに興隆園という中華料理店については現在でもGoogleマップにて確認できるのだ。
◆制覇MAP◆ 制覇マップである。
大阪は
「第17回ギャングスター編」につづいて2回目の制覇だ。これで千葉につづいて「+2」となった。
◆基本データ◆名称:ムーンベース
所在:株式会社ムーンベース
所在:大阪府生野区
詳細:成り立ちなどは不明だが、谷町にあった支店はカメレオンクラブになったらしい。
◆みんなの情報コーナー!!◆ ムーンベースについての情報を募集。
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