460: 2013/11/18(月) 19:10:25.12 ID:z9eix9iao

最初から:モバP「小早川紗枝が実は人間じゃなかった」

前回:モバP「姫川友紀が実はハムスターだった」

島村卯月(17)



卯月「あ、プロデューサーさん。お疲れ様です!」

P「うん、お疲れ。卯月……レッスンあがりか?」

卯月「はいっ! 島村卯月、頑張りました!」

P「偉いなぁ。ごほうびに何か奢ってやろう」

卯月「本当ですか!? じゃあスポーツドリンク買ってください!」

P「いいとも、ほーれ」

卯月「わぁい!」

461: 2013/11/18(月) 19:19:56.06 ID:z9eix9iao
卯月「…ンクッ…ンクッ……あぁ、美味しいー♪」パァァ…

P(卯月は卯月だなぁ。うん……)

卯月「あれ、どうしたんですか?」

P「いや。なんでもない……今日のレッスンどうだった?」

卯月「大変でした。でも、楽しかったです!」

P「そうか、今回はボーカルレッスンだったもんな」

卯月「はい! 千秋さんがすっごく綺麗な歌声で……私もあんな風に歌えたらなぁって」

P「頑張ったんだなぁ」

卯月「はい、頑張りました!」

P(……千秋は歌関係の正体か? いや、もしくは………)

P(そんな単純じゃないか? うん、友紀はハムスターだしなぁ……)

P(なら、卯月は――)


>>463
卯月の正体

463: 2013/11/18(月) 19:20:26.92 ID:qm5t/eo40
衣服が本体

466: 2013/11/18(月) 19:21:36.43 ID:8/o6NzkDO
しまむら…

467: 2013/11/18(月) 19:21:56.51 ID:vOwO3K5Fo
ファッションセンターなんですね

468: 2013/11/18(月) 19:26:22.23 ID:z9eix9iao
P(卯月は……なんだろうなぁ。頑張り屋さんだしなぁ……)

卯月「あの、プロデューサーさん?」

P「あ、いや。なんでもないよ」

卯月「そうですか? ひょっとして熱でもあるのかなって」

P「……そう、見えたか?」

卯月「今日はあんまり元気がなさそうでしたから。頑張り疲れもしちゃいますよね」

P「ははは……まぁ、処理がいろいろとなぁ」

卯月「そうなんですかー」

P「……」

卯月「?」ニコニコ

P(これで悪魔だったりしたら俺は人を信頼できなく――あ、人じゃないんだった)

469: 2013/11/18(月) 19:30:52.13 ID:z9eix9iao
P「ふぅ。気をつけて帰るんだぞ? えーっと、車は美世が出してくれるんだっけか」

卯月「はい。もう少ししたら帰ります!」

P「そうか。それなら……」

卯月「でも今日は本当にいろいろ――あっ」ツルッ

P「な、あぶっ――」


 ドンガラガッシャーン!


卯月「あ、あいたた……プロデューサーさん!?」

P「お、おう。大丈夫か?」

卯月「はい。でも……あぁ、濡れちゃった……」ビチャ…

P「レッスンあがりだったのにな……着替え出してもらわないと。確かジャージなら――」

卯月「んー、えいっ!」ポンッ

P「えっ」

470: 2013/11/18(月) 19:33:10.96 ID:z9eix9iao

卯月「ふぅ。プロデューサーさんも着替えなきゃ、スーツにシミが――」
http://i.imgur.com/CeA8S5i.jpg

P「待て。ステーイ」

卯月「なんですか?」

P「今、何をした?」

卯月「えーっと、着替えたんですけれど……」

P「……衣装だよな」

卯月「えへへっ、これも私なんです! 動きやすくていいですよね」

P(あ、微妙に会話が噛みあわない。これは卯月の正体関係か、うん)
no title

471: 2013/11/18(月) 19:34:56.40 ID:20dlKBwYo
まさにシルクのような肌

472: 2013/11/18(月) 19:36:24.97 ID:z9eix9iao
P「卯月、それはお前の能力だったりするのか?」

卯月「はい。あれ……プロデューサーさん、ちひろさんや凛ちゃんからは聞いてなかったんですか?」

P「あぁ、実はそうなんだ」

卯月「なるほどなるほど……ふふふ、実は私の正体は――!」



友紀「あっれー、卯月ちゃん! なになに、新しい宿り身でもできたのー?」

卯月「――んもー!」

友紀「あ、タイミング悪かった? ごめんごめん。あはは」ケラケラ

P「やどり、み……?」

473: 2013/11/18(月) 19:43:18.52 ID:z9eix9iao
友紀「うん。卯月ちゃんって服だったよね? けっこう齧り心地よさそうな素材してるしさぁ」

卯月「だ、ダメですよ! そんなことされたら私、困っちゃいます!」

友紀「わかってるわかってる。流石にそんなことはしないよー。でも一回くるまって寝るのぐらいは許してくれないかな?」

卯月「確かに、私は包むのがお仕事ですけど……全身丸ごと包むのは、おふとんのお仕事じゃないですか?」

友紀「そんな細かいことはいいんだよ。ほれほれー、あたしをくるんでみて? ね?」

卯月「ちょ、ちょっとだけならいいですけど……」

友紀「じゃあ、あたしも……ぢゅいっ!」ポンッ

卯月「え、外に出すからちょっと――きゃぁっ! だ、ダメですそんなとこぉ! ひぃん!

ハムスター「おぉ、ふっかふかー♪ いいなぁ、あたしの寝床にも欲しいなー」


P(話に完全に置いていかれた気がする)

475: 2013/11/18(月) 19:49:06.99 ID:z9eix9iao
ハムスター「あっ、そうだ。こんなことしてる場合じゃなかった」

卯月「くすんくすん……」

ハムスター「卯月ちゃん、今度いらなくなった宿り身あったらくれない? すっごく落ち着くから家に置いときたいかも」

卯月「ダメです! 持って帰ったあと乱暴にする気ですよね?」

ハムスター「ダメかぁ……まぁ、いいや。CM終わる前に帰らなきゃ。ぢゅっ!」ポンッ

友紀「じゃあね卯月ちゃん。また貸してねー」

卯月「もうっ。ちゃんと優しくしてくれるならちょっとだけ、いいですよ?」

友紀「やーりぃ♪ プロデューサーも、今度着せてもらったら? 気持ちいいよー。じゃっ!」


P「……なんだったんだあいつは」

卯月「飲み物買っていきましたよ?」

P「あぁ、うん。知ってる」


476: 2013/11/18(月) 19:52:09.41 ID:z9eix9iao
P「……で、宿り身ってなんだ?」

卯月「えーっと、私は実は人じゃなくって」

P「うんうん」

卯月「服なんです!」

P「……福?」

卯月「いえ、服。私が着せてもらった衣装や、着てる服が『わたし』になるんです」

P「よくわからないが……つまり、1人ファッションショーとかもできるのか?」

卯月「はい!」

P(……ファッションセンターしまむらかぁ)

卯月「?」

477: 2013/11/18(月) 19:58:56.46 ID:z9eix9iao
P「着替えは自由自在なのか?」

卯月「一度着た服なら。わたしが着てる服がわたしになるので」

P「なるほど……じゃあ、CDの時のワンピースに着替えたり――」

卯月「はい!」ポンッ

P「ニュージェネレーションの衣装は?」

卯月「はいっ!」ポンッ



P「おぉ、すごいな……」

卯月「みんなといっしょにいた時の服も着れますよ?」

P「へぇ。ってことは、前の振袖とか――」

卯月「はい!」ポンッ
no title


P「……水着とか」

卯月「は――えぇっ!?」

478: 2013/11/18(月) 20:02:12.54 ID:z9eix9iao
P「そういえば衣装としての水着は着せたことがなかったなぁ。つまりいつかのスクール――」

卯月「だ、ダメですっ!」ピピッ!

P「うおっ!?」

 ボウンッ


P「いったい……なにが……」

卯月「あ……」

P「……」(E:ブルマと体操服)

卯月「……」

P「……」

卯月「……えーっと」

P「なんじゃあこりゃあ!!!!」

481: 2013/11/18(月) 20:06:24.17 ID:z9eix9iao
卯月「私は、ほら。服なので……相手に着てもらうのが本分というか……」

P「うん」

卯月「ちょっと頑張ると、着てもらえるんです」

P「なるほど」

卯月「なので、とっさにプロデューサーさんに……」

P「そうか。ゼッケンがちゃんと『P』になってて俺感心したよ」

卯月「えへへ……プロデューサーさん、脚も綺麗ですね?」

P「うん、ありがとう。俺のスーツって戻せないかな」

卯月「それはちょっと……私、プロデューサーさんのスーツは着たことありませんし……」

P「ちくしょおぉぉぉう!!」

482: 2013/11/18(月) 20:13:33.83 ID:z9eix9iao
P「……着替え取りに戻らないとダメかなぁ」

卯月「が、頑張ってください!」

P「おう。今な、ニュージェネレーションの初ライブもぎ取ってきた時ぐらい頑張る気でいるよ」

卯月「それは……えっと、大丈夫です。足は綺麗ですし、お尻もいい形してますよ! フィットしてますからわかります!」

P「やめて! なんかちょっとみじめな気分になって来たから! からかって悪かった! 許して!」

卯月「でも、私のことを着た人のことはある程度伝わってきて――」

P「えぇい、もう脱ぐ! 脱ぐからな!」ヌギヌギ

卯月「ぷ、プロデューサーさん! ダメですよ!」


ちひろ「プロデューサーさーん? ちょっとっていつまで――」

P「あ……」

卯月「ダメです! 脱がないでください!!」

ちひろ「……ふふっ、ごゆっくり♪」

P「待って! 待ってください!! せめて話を!!!」

483: 2013/11/18(月) 20:16:42.53 ID:z9eix9iao
P「……うん。危うく社会的に氏ぬところでしたよ」

ちひろ「卯月ちゃんに悪意はないので許してあげてくださいね?」

P「えぇ、わかってます。からかいすぎました……スーツの着替え、あったんですね。助かりました」

ちひろ「いえいえ。しかし誤解だったとは、残念ですねぇ……」

P「わかってて言ってますよね」

ちひろ「さて、なんのことでしょう?」

P「はぁ……もう。そろそろ帰ります」

ちひろ「あ、わかりました。 あとは片づけておきますから>>487ちゃんのことだけお願いできますか?」

487: 2013/11/18(月) 20:18:41.12 ID:1DWx8mk7o

引用: モバP「アイドルたちが実は人外ばかりだった」