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60秒でできる!Microsoft Excel Tips集

【Excel Tips】秋の「国民の休日」を求めるには?

日付と時刻のTips(8)


ダウンロード サンプルファイル (1.7 KB)

2009年9月には新たに「国民の休日」が出現します。その前日及び翌日が祝日の場合、その日を「国民の休日」として求める方法を紹介します。

概要

 2005年5月13日に可決された「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案」によって、前日及び翌日が祝日の場合、その間にはさまれた平日は「国民の休日」となります。「国民の休日」の判定には、「秋分の日」が水曜日かどうかを調べればよいでしょう。

サンプルファイル
サンプルファイル

 本稿では、その前後の日が祝日の場合、その日を「国民の休日」とする方法を紹介します。

操作手順

※注

 サンプルファイルのB4セルには、あらかじめA4セルが空白の場合は空白、それ以外の場合は「国民の休日」と表示するように数式を入力してあります。

=IF(A4="","","国民の休日")
  1. サンプルファイル「sample.xls」を開きます。
  2. A4セルを選択して、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
    A4セルを選択して、[関数の挿入]ボタンをクリック
  3. [関数の挿入]ダイアログボックスの[関数の分類]ボックス一覧から「論理」を選択し、[関数名]の一覧からIF関数を選択して[OK]ボタンをクリックします。
    関数の挿入 - IF関数を選択
  4. [関数の引数]ダイアログボックスのそれぞれの引数に以下のように入力します。
    • 論理式:WEEKDAY(A5,2)=3
    • 真の場合:A5-1
    • 偽の場合:""
    IF関数のそれぞれの引数に入力
  5. 国民の休日の日付が表示されました。
    国民の休日の日付が表示された

 A4セルの数式は以下の通りです。

 =IF(WEEKDAY(A5,2)=3,A5-1,"")

備考

 2009年9月のカレンダーを見ると、休日が4日間連続していることに気づくと思います。これは、2005年5月13日に可決された「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案」によるものです。

 この法律では、その前日及び翌日が祝日の場合、その間にはさまれた平日を「国民の休日」として定めています。具体的には、「敬老の日(9月の第3月曜日)」が9月21日の場合、9月23日の秋分の日は水曜日となるため、9月22日は祝日で挟まれることになります。よって、9月22日も「国民の休日」となります。

 つまり、秋分の日が水曜日の場合、「国民の休日」がその前日に発生することになります。

 これをExcelで求めるには、IF関数とWEEKDAY関数を利用して「秋分の日」を求めたセルを参照し、その日が水曜日の場合にその前日の日付を「国民の休日」として求めるとよいでしょう。

関数 書式 説明
IF IF(論理式,真の場合,偽の場合)
  • 論理式の結果に応じて、指定された値を返します。
  • ここでは、WEEKDAY関数の論理式が成り立つときに国民の休日となる日付を求め、偽の場合は空白を返すように数式を作成します。
WEEKDAY WEEKDAY(シリアル値,種類)
  • シリアル値を曜日に変換した結果を返します。
  • 「種類」には 1(日曜=1~土曜=7)、2(月曜=1~日曜=7)、3(月曜=0~日曜=6)のいずれかを指定します。省略すると1になります。
  • ここでは、種類を「2」に指定して、「指定したセルの曜日が水曜日(=3)の場合」と数式を作成します。
' ); }

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この記事の著者

小濱 良恵(コハマ ヨシエ)

Microsoft MVP for Expression (April 2008 - March 2009)
Microsoft Office ã‚„ Expression Web の書籍やWeb記事を執筆するテクニカルライター。
当初は派遣の仕事が中心で、2002年にMOUS(現Mic...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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