2025/03/11（火）UP
（最終更新：2025/03/12 06:52）

トリプル世界タイトルマッチの2日前会見が都内にて行われた

　3月13日（木）、両国国技館にて行われるトリプル世界タイトルマッチの2日前会見が11日、都内にて行われ、寺地拳四朗、京口紘人、岩田翔吉ら6名が会見に挑み、試合への意気込みと明日の計量まで残り何キロかを語った。

【WBC・WBA　世界フライ級タイトルマッチ】
WBCフライ級王者・寺地拳四朗(33=BMB)
vs
WBAフライ級王者ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)

【両者の経緯】

WBCフライ級王者・寺地拳四朗（左）vs
WBAフライ級王者ユーリ阿久井政悟（右）

　寺地はWBC初防衛戦。昨年10月、元世界王者クリストファー・ロサレスに11RTKO勝利を収め、空位の王座を獲得、２階級王者となった。

　対するユーリは昨年1月に王者アルテム・ダラキアンとの激闘を制し判定で王座獲得。続く5月には桑原拓、10月にはチャルンパックにそれぞれ判定勝ちし、今回がWBA３度目の防衛戦だ。

【コンディションと意気込み】

　寺地「コンディションも体調もすごく良くて、今すごくワクワクしてるとこです。ユーリ選手、本当に強いんで。練習から本当に集中して緊張感持って出来てるんで、すごくいい試合になるんじゃないかと思ってます。僕が勝ちますけど僕の強さを見せれる試合ができればと思ってるんで、ぜひ楽しみにしといてくれたら嬉しいです」

寺地が勝利へ強い自信を語る

　ユーリ「コンディションはもう順調、当日いい試合ができそうです。寺地選手は2階級制覇して本当に強いチャンピオンというのはみんな知っての通りだと思うんですけど、ほんとにもう、実績通りの選手です。勝ったら名実共に評価が高くなる。楽しみです」

【明日の計量まであと何キロ？】
寺地「残り約１kgです」
ユーリ「明日計量までには間に合うような感じです」

王者アンソニー・オラスクラガ（左）vs.京口紘人（右）

★【WBO　世界フライ級タイトルマッチ】
アンソニー・オラスクラガ(26=帝拳/米国/王者)
vs
京口紘人（31=ワタナベ/同級14位）

【両者の経緯】

京口紘人が３階級を目指し意気込む

　王者オラスクアガは中谷潤人との親友として知られ、昨年7月、加納陸との王座決定戦に３R、KO勝ちを収め王者に。10月にはジョナサン・ゴンザレスを１R、TKOで初防衛に成功している。現在3連続KO中で勢いに乗る。

　対する挑戦者の京口は３階級制覇を狙う。22年11月に寺地に７RTKO負けを喫しライトフライ級王座陥落後、フライ級に階級を上げ、試合を重ねこのタイトルマッチに上がってきた。王者有利の声もあるが、互いに寺地にTKO負けしており、京口にも勝利の可能性が大いにある。

【コンディションと意気込み】

王者オラスクアガは余裕の笑顔

オラスクアガ：「もちろん、この試合に向けて勝利しか考えずにリングに上がることになると思います。エキサイティングな試合を見せたいですし、自分自身のどのようなトレーニングをしてきたのか、そして自分の力がどれぐらいのものなのかを全てそのリングの中で見せられるような試合をしたいと思います。WBOのリングを目指してもちろん戦っておりますので、そのリングを目指して頑張っていきたいと思います」

京口：「自分にとってこの3階級制覇チャレンジっていうのは、自分のボクシング人生においてすごく大きなチャレンジだと思うんですけど、自分自身に期待して挑みたいと思います。」

【明日の計量まであと何キロ？】
オラスクアガ：「残り約１.5kgです」
京口「今朝であと1.2キロだったので順調です」

王者・岩田翔吉（左）vsレネ・サンチアゴ（右）

★【WBO 世界ライトフライ級タイトルマッチ】
岩田翔吉（29=帝拳/王者）
vs
レネ・サンチアゴ（32=プエルトリコ/同級2位）

【両者の経緯】

王者・岩田が意気込む

　王者・岩田はWBO初防衛戦。昨年10月にWBO世界ライトフライ級王座決定戦でハイロ・ノリエガ（スペイン）に3R TKO勝ちを収め、念願の世界王座を獲得。世界初挑戦でジョナサン・ゴンザレスに敗れた2022年から大きく飛躍を遂げている。
　一方の挑戦者・レネ・サンティアゴ（プエルトリコ）は元WBO世界ライトフライ級暫定王者。昨年３月、暫定王者として正規王者であるジョナサン・ゴンザレスに挑むも判定負け。その後、復帰戦で勝利し、世界王座に再挑戦する。

【コンディションと意気込み】