2025/03/09（日）UP
（最終更新：2025/03/09 11:43）

パンクラス女王・杉山しずか

　3月9日（日）神奈川・横浜武道館で開催される格闘技イベント『PANCRASE 352』の前日計量が8日、都内にて行われ、女子フライ級（-56.7 kg）王者の杉山しずか（リバーサルジム新宿Me,We）が56.45kgで計量パス。割れた腹筋とパワー全開の肩と腕でマッスルポーズを決めた。計量後のインタビューでは、リカバリーで使用する“秘密兵器”についても語った。

【フォト】杉山の割れた腹筋！リカバリーする姿、ビキニで大会出場の肉体美も

　杉山は昨年7月に重田ホノカを1Rフロントチョークで絞め落とし、第4代クイーンの座に就いた。

　昨年10月にボディコンテスト初挑戦、11月の日本大会で総合優勝を飾った杉山は、計量を無事にパスすると、「明日は大きな壁となって、吹き飛ばすつもり。しっかりとリカバリーして戦う。パンクラスという歴史ある団体のチャンピオンとして相応しい試合をする」と初防衛成功を誓った。

リカバリーをする杉山、テーブルの上には甘酒が

　その後、杉山はイーファイトの取材に応じ、ベストボディで日本一になってからの身体の変化について「大きく変わりませんが、ウエストまわりにもう少し脂肪をつけたかったです。戦う時の安定を考えましたが、特にパフォーマンスに影響ないです」という。体重は「今56.7kgで、60kgちょっとまで戻ればいいかな」とし「甘酒を飲んで3kgリカバリーします」と明かした。甘酒は、前戦となる昨年7月のタイトルマッチからリカバリーで使用しているそうだ。

　甘酒はアスリートのリカバリーに最適と言われている。甘酒を摂ることは水分を回復するだけでなく、筋肉にエネルギーを蓄えるカーボローディングにつながり、カーボローディングをうまく行うことで筋肉中のグリコーゲン量を2〜3倍増加させることが可能。グリコーゲンが不十分だと、エネルギーとして糖質をうまく使用することができず、ガス欠やパフォーマンスの低下も考えられる。
　さらに、乳酸菌が豊富で整腸作用もあるのだ。

　今回、杉山に挑戦する渡邉史佳（FIGHTER’S FLOW）は、アマチュア修斗全日本で優勝後にプロ転向。9月立川大会で第2代王者の端貴代をフルマークの判定で破り、プロ4戦目にしてタイトルマッチの舞台に駆け上がってきた。前日計量は56.35kgでパスし、「明日は全力でベルトを奪いにいく」と静かに闘志を燃やしていた。

　防衛戦でかっこよさに期待される杉山だが、果たしてどのような試合を見せてくれるか。

＜計量結果＞
▼フライ級（-56.7 kg）クイーンオブパンクラスチャンピオンシップ 5分5R
杉山しずか（リバーサルジム新宿Me,We/王者）→56.45kg
vs
渡邉史佳（FIGHTER’S FLOW/同級1位、挑戦者）→56.35kg

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