メーカー | Boss |
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カテゴリ | ギターシンセ |
発売時期 | 2020年2月15日 |
価格 | 110,000 円 (税込) |
SY-1000は、BOSSから2019年7月に登場したギターシンセ・ペダル「SY-1」の上位モデルにあたり、またBOSSのギターシンセサイザーの中でもフラッグシップ(最上位)モデルとなる、ギターシンセサイザー/ベースシンセサイザー/モデリング・プロセッサーです。
遡ること43年、1977年にローランドから登場した「GR-500」がブランド初となる、そして同時に世界初となるギターシンセサイザーでした。GR-500は単音しか発音できないモノフォニック仕様でしたが、1980年に登場した「GR-300」は、和音が演奏できるポリフォニック仕様にアップデート。その後2011年に登場した「GR-55」までの間でGRシリーズは全10製品、全てローランドのブランドからリリースされています。
SY-1
2015年からGRシリーズの遺伝子はBOSSブランドに受け継がれ、同年に登場した「SY-300」はそれまで必要だった専用ピックアップを必要とせず、ケーブルを繋いでエフェクター感覚で音を鳴らすことができるギターシンセとして登場します。昨年登場した「SY-1」は一般的なBOSSのコンパクトエフェクターと同じサイズで、合計11種類のサウンドを選択することができる、シンプルかつ機能面でも充実したモデルとなっています。
今回新たに登場した「SY-1000」は大型LCD、8つのボタン、8つのフットスイッチ、7つのツマミ、MIDIを含む多数の入力端子を搭載したフロアタイプ。サンプリングレート48kHz、AD/DA変換32bit、内部演算32bit float(浮動小数点)次世代サウンド・エンジンや、SY-300の6倍の処理能力に到達した高性能DSP、進化したGKテクノロジーを搭載。これまでで最も自然な弾き心地/最も豊富なサウンド・バリエーション/多彩な機能を搭載しています。
ギターだけでなくベースにも使用可能。なお、SY-1000ではこれまでのSYシリーズ同様ギターに直接繋いで演奏することが可能ですが、別売の「13ピンGKピックアップ」をギターやベース本体に取り付けることでフル機能が活用できるしくみになっています。
SY-1000の音源では
が収録されています。
シンセエンジンが3種類用意されているため、豊富なシンセサウンドとモデリングギターの中から3つのサウンドを自由に組み合わせて音作りすることが可能となっています。アナログシンセサイザーの音色にギターサウンドを重ねる、パッドシンセの音にアコースティックギターの音を重ねる、同じタイプを複数重ねて厚みのあるサウンドを作るなど、これまでにないギターシンセ・サウンドを生み出すことができます。
新開発の音源である「DYNAMIC SYNTH」では、オシレーターの波形が10種類から選択できるほか、6種類のフィルター、2つのLFO、2基のステップシーケンサーを搭載。これまでになく重厚なシンセ・サウンドを生み出します。
この他ポリフォニック対応のオシレーター・シンセサイザー、「Roland GR-300」のサウンドを完全再現した音源を搭載。パット・メセニーやエイドリアン・ブリュー、ロバート・フリップといったGR-300を愛用したミュージシャンのサウンドをリアルに再現することも可能です。
モデリング・ギターが搭載されているのもポイントとなっています。エレクトリック/アコースティック/ベースのサウンドを自在に鳴らすことができます。
GT-1000
SY-1000は、現時点でBOSSのフラッグシップモデルとなるマルチエフェクター/ギタープロセッサー「GT1000」に近いインターフェイスが採用されています。サウンドエディットやパラメータ操作、フットスイッチに機能を自由にアサインするなど、同様の操作でおこなうことができます。
フットスイッチのアサイン機能は想像以上に便利です。バンクセレクトはもちろん、エフェクトのON/OFF、アンプモデルの切替、パラメータ変化、タップスイッチとして扱う、モーメンタリースイッチ(踏んでいる間だけON)として扱うなど、無限のサウンドパッチが可能です。ギターシンセとして扱うだけでなく、アンプモデルとエフェクトを搭載したマルチエフェクターとして扱えるというのもポイントです。
31種類のアンプモデル、150種類以上のエフェクトについてもGT1000から高品質なものを継承。もしGT1000を使ったことがあるという人ならば本機の操作に悩むことはなく、サウンド面でも安心して使えます。
BOSSのギタープロセッサー「GT-1000」徹底レビュー! – エレキギター博士
SY-1000では瞬時にチューニングを変更することもできます。ギターモードでは
が、ベースモードでは半音シフト(-12 ~ +12)、ユーザー・チューニング、12 弦ベース機能が用意されています。
USBケーブルからパソコンに繋いで直接レコーディングが可能、GKインプットを使用すれば、各弦のオーディオトラックを個別に出力/録音することも可能です。さらにGuitar / Bass to MIDI機能で、ソフトウェア・シンセを鳴らすことや、MIDIシーケンスやノート情報の入力でも活躍します。
仕様 | ■パッチ・メモリー:ギター・モード:200(プリセット)+ 200(ユーザー)、ベース・モード:200(プリセット)+ 200(ユーザー) ■コントロール:BANK ▼スイッチ、BANK ▲スイッチ、CTL1 ~ 2 スイッチ、1 ~ 4 スイッチ、POWER スイッチ、INST ボタン、EFFECTS ボタン、CTL ボタン、EXIT ボタン、WRITE ボタン、SYSTEM ボタン、PAGE ボタン、1 ~ 6 つまみ、OUTPUT LEVEL つまみ ■接続端子:GK IN(13 ピンDIN)、GUITAR INPUT、SEND/RETURN、MAIN OUTPUT(L/PHONES、R/MONO)、SUB OUTPUT(L、R/MONO)、CTL3, 4/EXP1、CTL5, 6/EXP2、USB(B タイプ)、MIDI IN/OUT/THRU、DC IN ■電源:AC アダプター ■消費電流:800mA ■寸法:345(幅)× 245(奥行)× 67(高さ)mm ■重量:2.5kg |
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