はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」をきっかけに投稿しようと思いつつ放置していた罪悪感を解消する記事

どらです。

お久しぶりです。

久しぶりすぎて記事の書き方も忘れてしまいした。

タグ打ちも手が記憶していませんし、キャラも忘れてしまいましたが、書くモチベーションが無くなる前に書き終えるため、このままの体裁でいきます。

 

■はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」に答えるよ

ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

本当は人にあまえたいのに素直になれない警戒心が強くてそういうフリをみせないと生きていけないタイプの自分を投影したもの。

優しい声でイモをくれる人募集中。

はてなブログを始めたきっかけは?

ヤフーのブログがなくなった(?)ので。

自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

いろいろがんばったので

doramao.hatenablog.com

ブログを書きたくなるのはどんなとき?

書きたいものがある時。

最近は書かなければいけないと追われる気持ちが多いので書いてない。

下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

ないです、たぶん、おそらく、きっと

自分の記事を読み返すことはある?

あります。

昔の自分を振り返ることで今の自分が見えてくることもあるので。

好きなはてなブロガーは?

はずかしいのでいえません

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

はてなのおかげでいまがあります

10年前は何してた?

子育てがいまよりも大変でしたね。

発達障害を持つ子もなんとか高校生になりました。

この10年を一言でまとめると?

あっというまにおぢさんになりました。

野菜ジュースは栄養素の吸収が良いから健康的なの?という話についてメンドクサく考えてみる

 どらの頭の中で考えている事をちょっと提示してみますよ、という記事です。
 最近はお仕事として記事を書いてばかりでしたので、それ未満のお話をツイッターで流したりしてましたが、残しておくのも良いなと思ったので久々コチラに書きます。ちゃんとした結論はないです。


■前提

 野菜ジュースは食物繊維など大事な固形成分が取り除かれたり、加熱でビタミンとかが壊れるから栄養分が残ってない、野菜のかわりになんかならない。そんな噂(?)や情報がある程度広く共有されている。そんな話がある事自体が前提。
 それを踏まえたメーカーからのカウンターの記事とかもある。
 どらは、ビタミン等の栄養素の補給はできるし、有形成分を取り除いていないタイプであれば、その他の野菜由来成分もとれるだろうね、というスタンスで著書で言及していたりする。


■野菜ジュースは栄養素を効率良く摂れるのか

 最近の野菜ジュースメーカーの広告で、野菜ジュースは加熱と破砕操作により、栄養素の消化吸収を阻害する細胞壁を壊してるから、栄養素の吸収効率はむしろよい。カロテノイドの吸収は生野菜より良いというデータがあるぞ、と謳っているのを目にした。(職能団体の機関誌の広告で)
 なるほど、生の野菜は消化吸収が悪いのが一般的だ。排泄物を観察すると野菜の一部が形を保ったまま排出されることはよくあるが、人によってはその割合が多かったりする。これらは当然、十分に栄養素が吸収されているとはいえないだろう。一理ある。
 加熱により変性し、効力を失う割合よりも、吸収率が高くなり体内で利用される割合が上回るのであれば野菜ジュースは効率良く栄養を摂れる食品であるといえるかもしれない。全部が全部というのは当然ないが、栄養素によってはそうだといえるのだろう。


■野菜はなんのためにとってるのか?

 さて、ここで考えなければならないことがある。私たちは野菜をなんのために摂っているのかだ。美味しいから食べている、いいですね。食物繊維が必要かな・・・ありです。健康のためです、まあそんな気持ちですよね。うん、いろいろあります。
 さて、健康のためにと考えると、死亡率や循環器疾患の指標に着目した疫学調査では、野菜ジュースなど、植物性食品を液体として摂取した群ではそれら指標ではどちらかというと悪い影響が示唆されるような報告が多い、という結果が出てるようだ。
 じゃあ、野菜ジュースは健康に良くないの?健康目的に飲むのは奨められないのかしら?
 こうした相関が示され、因果も疑われるような食品とどうつきあうのか、で答えは変わると思うのだけど、それをどう判断したら良いのか、それはとても難しい問題だと思う。
 栄養素を効率的に摂れるかどうかもそうだし、食品の摂取頻度と健康指標の関係をみた疫学調査の結果を踏まえて行動にどう採り入れるのかというのは両者とも科学的なお話だからだ。科学的根拠に基づいて栄養を考えているから、これらの情報を受け取った人は行動にどう反映させたら良いか戸惑ってしまうのではないか?(戸惑うのかどうかは不明だが)


■効率アップは良いの悪いの?

 栄養素の吸収についてもう少し考えてみよう。例えば糖質が効率良く吸収されるとしたらどうだろう。糖質が効率良く吸収されすぎることで体に負荷がかかり、糖尿病などの病気のリスク要因とされていることが最近は良く知られており、一般の人でもGIやグリセミックロードを気にして食事をしているぐらいだ。果物や野菜を飲み物としてとることの健康への悪影響というのはこの部分が関係しているとしたらどうだろう? 吸収が良くなること自体がデメリットである・・・と、いえるかもしれない。
 では、次のケースはどうだろう。普段からあまりおかずを食べていないビタミン欠乏のリスクが高い人がいたとして、その人がご飯を食べるときに野菜ジュースを飲むとする。ビタミン不足が解消されるメリットはデメリットを相殺するだろうか?


■メリット、デメリットどうとらえるか?

 野菜ジュースが健康に資さないかもしれない、その理由は色々想像できるが、その理由が次のようなものだったとしたら、どうだろう?
 野菜ジュースを生活に採り入れている人は食事時間の確保や準備に時間がかけられず野菜不足を実感している。それを補うために、ちょっとした仕事の合間などに野菜ジュースを単独で飲んでおり、そのため、糖質の多い飲み物が吸収されやすい形で提供されることになる。
 これが正解(?)だとしたら、食事の時に一緒に飲んだり、カレーなどのコクだしという感じで料理に使うのは問題ない飲み方ということになる。道具でもなんでもそうだが使い方次第で毒にも薬にもなる、というのはいろんな処にある。
 良い物、悪い物という分類で考えがちだが、そうした単純な二分法で考えるのには向かない問題はあって、食事と健康の話はその典型ではないだろうか?


■不足しているって分かるの?

 私は糖尿病じゃ無いしカロテノイドが不足しているから野菜ジュースを飲もう!そう妥当性を判断できる人はどれぐらいいるだろうか?そもそも、自分の体に何が過剰で何が不足しているのか、正確な処をしるのはなかなかに難しい。
 商品を売ってナンボの食品メーカーの立場はわかるけど、こうした一般の人が判断するのが難しいような情報を提示して商品の優良性を謳うというのは誠実なのかな、と思ってしまう。これが今回の記事の論点の一つだ。 


■栄養士の出番では?

 そうした判断のできる職種として「栄養士」という名前が挙がって欲しい、そしてそうした評価ができる栄養士でありたいと、どらは思ってる。
 栄養士はこうした食べものの良い悪いという話とどう向き合うべきなのか、とか最近は色々考えている。もし良かったらこのような問題をどらと一緒に考えて欲しいなぁと思う。栄養士でもそうでない人も、興味を持ってくれたら良いなぁと思います。

  

すごいぞ!やさいーズ



どうも久しぶりです、どらねこです。
最近は管理栄養士成田崇信としての活動が多いのですけれど、心は今でもどらねこです。
先日、どらも共著に名を連ねる「各分野の専門家が伝える子どもを守るために知っておきたいこと」がでたばかりですが、今度は監修本が発売となりました。
「すごいぞ!やさいーズ」とはどんな本なのか、どらの目からみたやさいーズのヒミツを紹介しようと思います。


■どんな本なの?
幼児から小学校低学年までをターゲットにしておりますが、野菜嫌いに悩む親御さんにもオススメです。
なぜかといいますと、大人ページも巻末に用意されているからなのです。
−一例を紹介しましょう−

Q 好き嫌いがある子となんでも食べられる子の違いは?
A 個性です

もちろん、本文では丁寧に説明し、親の責任でもないし、子どもが悪いわけではないのですよと説明をしています。

子どもページは、食卓に登場することが多いけれど、苦手な子が多い野菜をかわいいキャラクターにした図鑑になってます。
こういうの類書あるよね?
と、思う方も多いと思いますが、この本は一味ちがうんですよ。
食育でよくあるのですが、野菜の健康効果をうたって、食べるとこんなに良いことがあるよ、だから食べようねという黄金パターン。この本も一見そのタイプなのですが、なるべく誇張表現は避けて、栄養学的にも妥当な野菜パワーを紹介するようにしております。
例えば、リコペンとかポリフェノールとかを紹介するときよくあるのが、抗酸化作用とか病気を予防する効果が!という説明ですが、本書では、きれいな色だね、というだから何(?)という説明がついていたりします。
子どもが抗酸化作用を期待して野菜を食べるというのは意味不明ですし、抗酸化作用が健康に結びつくかどうかも疑問だからです。
栄養学的になるべく誠実に、でも子どもが読んでも面白いものを、と説明文にも気を配りました。
その他、野菜の色素で実験とか親子で料理を楽しむ工夫など、野菜を好きになるきっかけになりそうなお話を盛り込みました。


■次のステップへ野菜の栄養成分の説明ではウソは無く、誇張もなるべく少なくなるよう配慮しておりますが、これは子どもが次のステップに進むときに混乱させたくないからです。
特定の食品成分をとると病気が治るとか、アレルギーが改善する、といったような食品成分などに薬のような効果を期待する人は多いと思います。テレビをつけると、いわゆる健康食品のCMがたくさん流れ、それをとることでもっともっと健康になると思わせるような内容が説明されています。ドラッグストアの店頭には、そのような商品が大量にならび、健康志向の人の戸棚には健康食品がずらりと並んでいたりします。
こうしたものを違和感なく受け入れてしまう理由の一つに、野菜のビタミンやミネラル、微量成分をとると健康になるというような、誇張されたお話に小さい頃から親しんできたというのがあるのかなと、どらは思ってます。
本書で野菜と栄養の面白さを感じていただき、将来、栄養学にも興味を持っていただけたら、なんて夢想しております。
「管理栄養士パパ」や「各分野の専門家」といった本のように当ブログの読者が読んで学ぶところは少ないと思いますが、同業者の方や食育にかかわる方には結構ヒントになるのではと思います。
店頭で見かけたら、ぜひぜひ手にとって見てください。
では、よろしくお願いします。

「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」

どらも執筆に参加した本が7月25日に発売となります。


https://www.amazon.co.jp/gp/product/4895958981

こんな豪華な名前にどらが混じっていていいの?なんて気持ちにもなりますが、編集の方がいいのだとおっしゃってくれたのでどうどうと紹介いたします。
校正用の原稿で読ませていただきましたが、とても良い本です。子供のためだけでなく大人にとっても役に立つような項目もありますので、ぜひ手にとっていただければと思います。
個人的には第4章の「教育」がオススメです。どらの項目はブログ読者様には予想がつくと思いますが、「砂糖」、「玄米」、「マーガリン」です。これも畝山さんが書けばよかったのでは?というのはいってはいけません。


■目次


第1章 育児
自然分娩が一番いいの?
母乳じゃないとダメ?
体罰って必要でしょうか?
ホメオパシーをすすめられました
紙オムツやナプキンは有害?
コラム1:保育の安全

第2章 医学
薬は飲ませないほうがいい?
ワクチンは毒だと聞きました
フッ素って危ないの?
発達障害はニセの病名?
整体やカイロプラクティックは必要?
コラム2:日常生活での子どもの事故

第3章 食
砂糖や牛乳はよくないの?
玄米菜食が一番いいって本当?
マーガリンはプラスチック?
残留農薬が気になります
食品添加物は危険なもの?
コラム3:国産と外国産の安全性

第4章 教育
「誕生学」でいのちの大切さがわかる?
「2分の1成人式」は素晴らしい?
江戸しぐさを学ぶみたいですが…
「親学」ってなんでしょうか?
「水からの伝言」って本当?
コラム4:数字で語る学校のリスク

番外編
放射能って大丈夫なの?
EMって環境にも体にもいい?

発売はもう少し先ですが、感想をいただけるととても嬉しいです。
みなさまよろしくおねがいしますね。

『「健康食品」のことがよくわかる本』を読みました

「健康食品」のことがよくわかる本

「健康食品」のことがよくわかる本

食品安全情報ブログでお馴染み、畝山さんの新刊を読みました。
前作「安全な食べものってなんだろう?放射線と食品のリスクを考える」については以前書評をかいておりますが、前作同様読み手をある程度選ぶ本だと思いました。
予備知識がない方がタイトルを見て手にとっても、あーわからないとすぐに戻してしまいそうな印象はあります。
畝山さん自身、薬剤師の方に読んで欲しいとおっしゃってますし、どらねこも栄養士の方に読んで欲しいというような、それぞれ食品や体内で生理作用を発揮するような成分と健康についてお話しする立場の人に読んで欲しい本だといえるでしょう。
なので、「健康食品のお話をする機会のある人が健康食品のことをわかるために読んでおくと良い本」といえるでしょう。


■本の構成
第1章では医薬品の安全性はどのように担保されているのかを解説します。ここでの解説は、後にでてくる食品の安全性に対する検査は医薬品に比べてどうなのか?という問題点への解答になります。
第2章では安全な食品とはどんなものかを考えます。完全にはわからないけれど、それでも食べないと死んでしまうわけですから、負担がかかりすぎない方法でリスクを管理していくことが提案されます。結果、いつもの解答にはなるのですけれど。
第3章では医薬品と食品の間にあるグレーゾーンについて、各国の実態を紹介しながら考えていきます。実例や対策などは日本でも参考になるでしょう。
第4章では食品の機能性表示の問題点を指摘します。アメリカやヨーロッパの取り組みをみると、昨年始まった日本の機能性表示制度の問題点が見えてくるでしょう。
終章ではそもそも健康食品って何だろう?という疑問を出発点に、畝山さんの考えが述べられます。

■FDAかっこいい
私も一般の方へ食と健康の情報を伝える機会が多いので、お話しする際に根拠となる情報がたくさん載っていてとても参考になりました。
アメリカでは食品の健康強調表示について、FDAが評価した科学的根拠に基づいて表示できる文言がとてもシビアで、日本のトクホなどの制度とは大違いであると思いました。
カルシウムと高血圧のサプリメントでFDAが評価し表示できる文言はつぎのようなものです。

p140より
「カルシウムサプリメントが高血圧リスクをさげることを示唆する幾分かの科学的根拠がある。しかしながらFDAはその根拠は一貫性がなく決定的ではないと判断した」


科学的である事を前提とすると、業者が商品の宣伝に利用できないような身も蓋もない表現になっちゃうんですね。
身も蓋もない表現をさけると、科学からは逸脱するともいえるでしょう。日本の消費者行政は果たして科学的な視点と消費者視点を持ち合わせているのでしょうか?


■食品表示や公衆衛生行政などに関わる人に読んで欲しい
本を読み終え、書評を書きながら思ったのですが、こうした本は行政で働く人に読んで欲しい本だなぁと思いました。
産学官連携で健康食品や地場食品の推奨を、という事例には本で指摘されているような虚構が前提となっているものが多く存在します。
また、出産育児に対する保健指導などでは、健康食品などに対する質問や利用法などへの問い合わせが多いそうなので、保健所勤務の保健師や管理栄養士の方が読んでいただければたいへん参考になると思います。

なんだか魅力的な書評をかけませんでしたが、取っつきにくいけれど骨太の食品と健康の本だと思います。

「産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK」は妊娠中の方にオススメです

メタモル出版の「専門医ママシリーズ」待望の新刊を紹介したいと思います。

産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK

産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK

とらねこ日誌では同シリーズのロングセラーである森戸さん、宋さんの本をそれぞれレビューしております。

「育児の不安」解決BOOKはオススメよ(書評)
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20140608/1402205507

「妊娠・出産パーフェクトBOOK」はやっぱりよいね(書評)
http://d.hatena.ne.jp/doramao/20140625/1403676922

このシリーズのテーマとして「お母さん、お父さんはもっと安心して良いんですよ」、「お母さん頑張りすぎなくて良いのですよ」というメッセージがある(と思う)のですが、今回も同様というか、頑張りすぎてしまう人が多い母乳の問題であり、本領発揮といえるでしょう。


■シリーズらしい授乳本
本の帯にはこうあります。

「母乳信仰」でも「粉ミルク信仰」でもない初めての偏りのない授乳本です!

 そうそう、母乳も粉ミルクも赤ちゃんを育てるための手段であって目的ではありません。手段が目的化してしまう変に無理をしてしまったり、結果的に子どものためにならないということもあり得ます。大事な子どものための栄養として母乳や粉ミルクについて考えるというのは本当に大切なことだと思います。
 現状を考えると「粉ミルク信仰」というのはあまり見かけませんので、どちらかというと母乳に偏っていることで生じる問題点についての言及が参考になると思います。母乳のことは悪くいってはイケナイ、という雰囲気が一部にあるという話を先日耳にしました。しかし、実際には母乳にはメリットも多いもののデメリットも存在します。赤ちゃんの栄養としての母乳、という観点で冷静に分析をして、対策を考えることはなによりも赤ちゃんのためになることです。
 本書は現役の産婦人科医、小児科医が自身の体験も参考に書いた極めて実用的な本に仕上がっております。栄養学的にみてどうなの、ということについても根拠を示しとても分かりやすく書いてありますので、その点でも今までの授乳本にあった不満点が解消されております。(母乳は完全栄養食なので栄養素が不足する心配が無い的なことを書いてある本があったりするのです)


■赤ちゃんにやさしければ母親にはやさしくなくてもよいの?
 母乳育児をキチンと達成するためには母親が苦労するのは仕方がない、これは「赤ちゃんにやさしい」産院で出産することを選んだ場合には「赤ちゃんにだけ優しく」て「母親には優しくない」こともあるので「赤ちゃんにもお母さんにも優しい産院」なのかは施設を選ぶ目安にすると良いですよ、と宋さんは述べています(p37)。
 お母さんやお父さんも大変すぎて追い詰められた状態になれば子どもに優しく向き合うのも難しくなりますし、つらすぎて病気にでもなってしまえば、本人だけでなく赤ちゃんにも良くありません。お母さんやお父さんの健康も赤ちゃんのためには大事な要素なのです。
 こうした有用なアドバイスは妊娠中にこそ求められますから、授乳で悩んでいる人だけでなく現在妊娠中の人にもオススメです。


■おわりに
 本のあとがきにもありますが、母乳ではなく粉ミルクを与えていたり、併用していることに後ろめたい気持ちを持ってしまう人がいらっしゃいます。母乳の良さを伝えたいあまり、母乳でなければならないと思い込んでしまいつらい思いをする人がでてしまうのは不幸な話だと思います。
 森戸さんの「みなさんと大切な赤ちゃんがなるべく笑顔で楽しく過ごせることを願っています。」というメッセージが形になった一冊です。授乳指導をする行政保健師さんに読んで貰いたいなぁ。

イベントのお知らせ



どうも、どらねこです。
管理栄養士パパの親子の食育BOOK


乳幼児から高校生まで! 管理栄養士パパの 親子の食育BOOK (専門医ママの本・番外編)

乳幼児から高校生まで! 管理栄養士パパの 親子の食育BOOK (専門医ママの本・番外編)



朝日新聞の書評欄に取り上げていただいたり、購入してくださった方がお友達に紹介してくださったりと、どらねこの宣伝力不足を補っていただいております。


さて、出版を記念イベントとして、毎日メディアカフェにてトークショーを行うことになりました。
えるかふぇとコラボ企画で、かわいいイラストで知られる小児科医の森戸先生や翻訳者のナカイサヤカさんとわいわい楽しい話をさせて頂く予定です。どらに興味のない人もきっと楽しめると思います。
申し込みは下記の告知を参照してください。
モフニャン!