『京都国際映画祭2016』では西本願寺 伝道院も会場に!

イタクラです!
先日のレポートに続きまして私も10月13〜16日に
開催される「京都国際映画祭」に関する
取材に行ってきましたのでレポートします!


記者会見会場は、映画祭の会場のひとつである、世界遺産・西本願寺。


ちょうど、西本願寺では、この秋から
第25代専如門主の就任を仏祖の御前に奉告する
「伝灯奉告法要」が行われているんです。


これにちなみ、伝道院ではアートプログラム
「灯を伝う」が、そして、安穏殿では
特別映画プログラム「チャップリン特集」が実施されることに!


●アートプログラム「灯を伝う」
日時:10月13日(木)〜16日(日) 11:00〜17:00 ※16:30最終入場
会場:伝道院
・明和電機『ヒゲ博士とナンセンス★マシーン』
・倉方俊輔『建築ミニチュアの世界展』
・遠藤秀平『コンセプトモデル展』
・河原シンスケ『Planète de Lapins うさぎの惑星』
・ジャン=リュック・ヴィルムート『Dark science』
・林勇気『image data』
・トルステン・ブリンクマン『Gut Ding will es so』
▼くわしい内容はこちら
http://kiff.kyoto.jp/art/


●特別映画プログラム「チャップリン特集」
日時:10月14日(金)〜16日(日)14:30最終入場
会場:安穏殿
・『ライムライト』138分 /10月14日(金)14:50〜
・『キッド』 50分 /10月15日(土)15:00〜
上映後、大野裕之氏トークあり(脚本家・日本チャップリン協会会長)
・『巴里の女性』 82分 /10月16日(日)15:00〜
▼くわしい内容はこちら
http://kiff.kyoto.jp/film/detail/22


ところで、実はこの「京都国際映画祭」で、
重要な役割を務めるのが、
よしもとクリエイティブエージェンシーおよび、
所属の芸人さんやアーティストさんたち。


今回の記者会見も、京都国際映画祭アートプランナーを務める、
おかけんたさんの司会によりスタート!


特別ゲストとして、“よしもとのチャップリン”坂田師匠も登場!


「実はチャップリンの影響により生み出された!?」
とのエピソードとともに、ギャグを披露し、会場を大いに沸かせていました。


また、建築史家の倉方俊輔さん、アーティストの林勇気さん、
脚本家・日本チャップリン協会会長の大野裕之さんが、
それぞれの展示や上映について語られ、
とっても貴重な時間を過ごさせてもらうことができました。


特に興味深かったのが、会場となっている伝道院について。

倉方俊輔さんによると、
伝道院は、明治〜昭和期の建築家・建築史家である伊東忠太が、
日本の建築のあり方を求めて世界中を見てまわり、
各地の建築のエッセンスを集めて設計した異色作なのだとか。


建築史上、意義深い重要文化財であり、
普段は一般公開していないため、今回はとても貴重な機会です!


また、境内の安穏殿で行われる、特別映画プログラム
「チャップリン特集」では、作品の他に、
NGフィルムが上映される点にも注目。


完璧主義で有名なチャップリンは、
編集の際にボツとなった映像も多いが、
人の目に触れる機会はほとんどなかったそうです。


今回上映されるのは、1917年公開の「移民」という
作品のNGフィルムで、なんと世界初公開!


日本チャップリン協会会長の大野裕之さんも
「とってもおもしろいギャグのシーンで
ぜひとも観ていただきたいです!」と力説されていましたよ。


お寺で映画、お寺でアート。
お寺は、哀しみとつながる場としてとらえられがちですが、
江戸時代から落語が行われていた歴史もあり、
元来、「喜怒哀楽」のすべてを受け止めてくれる場。
そんな懐深い空間で、映画とアートをゆったりと楽しんでみませんか?


ちなみに「京都国際映画祭」の会場は、
この西本願寺のほか、元離宮二条城や大覚寺をはじめ、
京都国立博物館や元・立誠小学校、さらには、
イオンモールKYOTOや京都桂川など、約20か所にも及びます。


ぜひ芸術の秋を堪能してください!


■京都国際映画祭2016
http://www.digistyle-kyoto.com/event/cat320/post_223340.html