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もり

漁猟用の道具の一つ。 槍のように長い柄と鋭い穂先を持ち、先端には突いた獲物が逃げないよう「反し」が付いている。 武器としても用いられ、これが発展したものが『トライデント』である。

銛とは漁猟の道具の一つである。

概要

海中の魚介類を突いて捉えるための道具。

槍のように長い柄と鋭い穂先を持ち、穂先は突いた獲物が暴れて逃げないように反しが付いている。

古代から漁猟用の道具として使用され、現在でも素潜り漁やクジラ猟の際に用いられる。

形状は、古代ではの葉のような複数の反しが付いたものが多く、時代が下るにつれて鏃のような先端になったものへと変わり、シンプルになっていく。

近年、素潜りで使われるものは穂先が二又、もしくは三叉になっているものが主流で、さらにゴムを付けることで勢いよく刺突して獲物を捕らえるものが登場している。

また古代には、穂先と柄を紐で繋ぎ、穂先をソケット状にして着脱可能なものも存在した。

武器として用いられることもあり、特に三叉のものはトライデントという名前で知られる。

木造船での海上戦では、敵の船に紐付きの銛を撃ちこんで接近する戦法も存在する。

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