概要
ルパン三世の登場キャラクター。ルパン一世の息子であり、ルパン三世の父親。
原作・アニメ版共にデザイン及び設定が異なるが、基本的には、謎の多いルパン帝国の創設者として描かれる頃が多い。
原作の設定
初登場は、第11話『健在ルパン帝国』。このエピソードによると、ルパン二世により一代で築き上げたとされたが、部下であったキングの裏切りによりルパン二世は死亡、一時的に乗っ取られてしまった。しかし、その後の第40話『ジャリ』では実は死刑囚として生きていることが判明、帝国の継承権を巡ってルパン三世と戦っている。また、最終話『さらば愛しきルパン!』ではルパン三世の母親、年老いたルパン一世とともにファミリー総出で登場している。
TV版の設定
『ルパン三世PART1』
第7話『狼は狼を呼ぶ』や第21話『ジャジャ馬娘を助けだせ!』に登場。メイン画像のように蝙蝠マントのようなものに身を包んだ英国紳士といった風貌だが、顔はルパンと瓜二つ。
故人であるため基本的には回想のみの出番。
初登場では斬鉄剣の製造法を記した巻物をめぐる回に登場し、その巻物で精製した刀で、後の示刀流総帥を圧倒する。
第21話では元相棒のケン・マキタの回想シーンでほんの少しだけ登場。ケンが彼の死後、金庫破りを廃業する程に慕っていたとされる。
『ルパン三世PART2』
第97話『ルパン一世の秘宝を探せ』
ルパン一世が初代ホームズによって無実の罪を着せられた事を一世に怒った。
第135話『毒薬と魔術とルパン三世』
ルクレチア・ボルジア四世が彼のファン。
『ルパン三世ナポレオンの辞書を奪え』
『LUPINZERO』の設定
設定年齢は40代。TV版とは容姿が異なり、モノクルや帽子なども着けていない。黒のスーツをラフに着こなしており、将来の息子に似てはいるが全体的にワイルドな印象を受け、後の次元のような逞しい顎髭をたくわえている。血筋なのか歩き方はガニ股。変装の名人であり、将来の息子と同様、性別や体型を問わずどんな人物にも化けることが出来る。愛銃はワルサーP38。
父である一世と対立し、息子のことを彼の元から盗み出して手中に取り戻すも、普段は息子に直接会うことは無く、家政婦のしのぶを介して息子に干渉している。このため息子からは自分勝手で無責任な振る舞いをしているとして恨み言を吐かれている。
実は「ルパン帝国」を築き上げようと画策しており、理想実現のために金になる仕事であれば内容を問わず請け負っている。よって父の一世曰く二世の盗みには「美学がない」とのこと。
同作の終盤、二世が依頼で請け負った仕事で米軍の基地から原子砲を盗難。これを依頼人に渡したことで東京が火の海になることを予見し、そこで暮らす息子を遠くに逃がそうとする。しかし息子が自らの意思で自分なりの泥棒の道に進むことを決め、原子砲を撃ち込もうとしている革命家を止め、縁のある女を盗み取ることを決意し、反発。
そこで「自分から銃を盗んだら(兵器を売った相手がいそうな場所を)教える」と言うゲームを仕掛け、息子によって改造された屋敷を舞台にあの手この手を使い合って接戦。最終的には息子に裏をかかれて見事に盗まれてしまう。そして息子を三世として認め、選別に泥棒の極意と愛用していたワルサーP38を息子へと渡す。
担当声優は『風魔一族の陰謀』でルパン三世役を担当した古川登志夫。
関連タグ
ルパンの娘 ルパン三世 ルパン一世 ルパン帝国 ルパン三世(キャラクター)
公務員(課長):ネット上でネタにされることがある。漫画『かってに改蔵』にて、シリーズ物の「2」を勧めまくる次二郎に勝改蔵が発言した台詞が由来(「もみあげがテクノカット」「ローカル局で2話打ち切り」も同様)。