マキマ
まきま
「キミの選択肢は二つ 悪魔として私に殺されるか、人として私に飼われるか」
「キミは私に飼われてるんだよ 返事は「はい」か「ワン」だけ いいえなんて言う犬はいらない」
主人公デンジの上司で、公安対魔特異4課のリーダー。
内閣官房長官直属のデビルハンターでもあり、一端のデビルハンターは契約している悪魔を知ることも許されないという。
「ゾンビの悪魔」討伐に向かったところでデンジと出会い、彼を公安にスカウトする。
長い赤髪に黄色の同心円状の瞳が特徴の女性。基本的に髪は後ろで一つの三つ編みにまとめている。
デンジやアキなど、職員の中に彼女に憧れる者は多い。職務中は白いワイシャツに黒ネクタイ、パンツスタイルを着用しているが黒のロングコートを着ることもある。
休日はラフなスタイルらしい。
普段は落ち着いた性格で、デンジをはじめとした部下や同僚にも優しく接している。そのため周囲にも慕われているようだが、姫野や岸辺には警戒され、パワーには畏怖の念を抱かれる存在。
目的のためには手段を選ばない一面もあり、必要であればヤクザ顔負けの非道もこなす。デンジに対しても巧みにアメとムチを使い分け、「使えない公安(ウチ)の犬は安楽死させられるんだって」と脅すような場面もあった。
デンジに好きなタイプを聞かれて「デンジくんみたいな人」と返すなど、思わせぶりな言動で彼の心をかき乱していく。
※アニメ一期範囲ネタバレあり
鎖奏篇(仮)
チェンソーマンになる力を得たデンジの前に、ロングコートを纏い左右に大男の職員を引き連れ登場。
デンジに対し人でも悪魔でもない代わった匂いがする、と発言。
デンジに公安のデビルハンターであることを明かし、デンジを公安に誘う。
「キミの選択肢は2つ 悪魔として殺されるか 人として飼われるか」
「飼うならちゃんと餌はあげるよ」
誘いに乗ったデンジを車に乗せ、近くのサービスエリアへ向かう。
- その際民間人から近くにいる悪魔の情報を聞き、デンジに退治を任せる。躊躇するデンジに対し、マキマは自分に飼われることになったのだから、返事ははいかワンだけ、いいえなんて言う犬はいらない、使えない犬は安楽死させられると脅すような発言をする。裏切られたと感じたデンジは怒りを胸に秘めながら悪魔のもとへ向かった。(実際は上記で発言した通りの扱いをしただけなのだが)
- その後なんやかんやあって悪魔の退治に成功し、捕らえられていた少女を引き連れ帰ってきたデンジを世話するのだが、この下りは尺の都合上なのかアニメ版ではカットされ世話のみになっていた。
デンジの世話をした後、公安本部を紹介し、公安職員にその後の紹介を任せた。
後はデンジにバディを紹介したり、バディの蛮行を注意したり、お偉いさん方に戦果の報告、デンジに仕事を教えたりするついでに相談を聞き、その流れで全てのデビルハンターが倒したがっている悪魔についての話をし、デンジがその悪魔をもし倒せたらなんでもすると言う。
何でもって... 例えばセッ
デンジに対しやたら行動を起こす場面が多く、その事を一部の公安職員から怪しまれていた。(どちらかというとデンジの出自的なものを怪しんでいたが)
- アニメ7話(原作21話)ではお酒が強いことが判明しており、いくら飲んでも顔が微塵も赤くなっていなかった。
襲撃篇(仮)
後日お偉いさん方と会食をするため、彼女は京都へ新幹線で向かう。
「昨日のお酒美味しかった......」
しかし突如後ろから撃たれ彼女は死亡。他の公安職員も半数が死亡してしまった。
この襲撃事件はデンジを狙ったものであり、彼を捕まえるための犯行であった。
連中は先に多くのデビルハンターを処理し、それぞれ特殊能力を持つ首謀者達が不死身であるデンジを捕える算段だったのだが...
彼女は短時間で蘇生し何食わぬ顔で京都のデビルハンターと合流。彼らには撃たれなかったと嘘をついた。(連中は何らかの手段で腹部に穴を開けられ絶命させられていた)
その後30人ほどの死刑囚と標高の高い神社を借り、能力を使用。
連中が次々に潰され肉塊と化した。(詳細は戦闘能力に記載)
首謀者達はデンジの無力化に成功しており、後は車で連れ去るだけだったのだが、彼女ともう一人の生存していた仲間によって阻止される。
後日デンジ達を鍛えるために強力な公安のデビルハンターに指導を頼み、残った連中の名前をヤクザの頭に書かせた。その際彼らの家族や親戚の目を事前に抜き取り、名前を書けば元に戻すと想像を絶する脅しを披露。その際彼女に攻撃を仕掛けたヤクザの一人は睨まれただけで出血し、失神(もしくは死亡)した。
その後原作では特に彼女が大きく動く場面はなく、残った連中の処理はデンジ達に任せお偉いさんに戦果の報告をしていた。(アニメでは連中を遠隔で少し処理して職員の援護をしていた)
- 指導を頼んだデビルハンターと共に店で食事を取っており、その際マキマは襲撃をわざと見逃したのではと疑われていた。(実際彼女は会食前に昼食を取っていた。その後会食は襲撃によって中止になっており、これは中止になることがわかっていたから食事をしたともとれる)
- 上記の事件によって特異課は人員不足によりマキマの部隊に統合された。これを狙うため彼女は襲撃を見逃したのでは、と考えられている。
上記の通り、妖しさと親しさを併せ持った彼女に惹かれる読者も多い。
リーダーとして隊員を指揮する立場にあるが、マキマ自身もデビルハンターとしての実力は非常に高い。
契約している悪魔は不明だが、作中序章だけでも
- 銃で撃たれても短時間で蘇る
- 生贄に対象の名前を言わせ、手で特定の動きをして生贄の命と引換えに対象を遠隔で圧死させる
- 睨むだけで相手を流血させ失神(もしくは死亡)させる
他にも対象の腹に風穴を空け殺害、等多くの能力を使用している。
- モチーフとなったのは『有頂天家族』の弁天。作者藤本タツキが中学生の時に考えた漫画『星の息吹』のキャラクターを流用したのがマキマとのこと。
- 作者のインタビューでは、マキマの名前の由来も明かされた。
- デンジは物心つく前に母親を亡くしたことで、マキマに恋愛ではなく母性的なものを追い求めている(ちなみにデンジの性格のモデルは親から虐待を受けた子供)
- チェンソーは木を切る道具で、「マキマ」の「キ(木)」をチェンソーで切ると「ママ」になる
- CV担当、楠木ともりはマキマの魅力に吸い込まれるように好きになり、アニメ化発表に喜び、オーディションの結果が出るまで家に飾ってあるマキマの絵に合格を祈っていたらしい。
- オーディションではパワーも受けていたことを生特番で話した。
外部出演 モンスターストライク 白猫プロジェクト 勝利の女神:NIKKE
以下、第一部終盤のネタバレ注意
彼女がデンジをスカウトした目的の一端が明かされた。
それは、デンジとポチタとの間に結ばれた契約を破棄させること。
マキマは『デンジが普通に生きて普通に死ぬ』という契約によって、デンジとポチタが融合していると考え、それを破らせるには『デンジを絶望させ、普通の生活を諦めさせる』必要があると判断した。
しかし、当時のデンジは借金まみれでポチタ以外には何も持たない少年。普通とは程遠い生活を送る彼を絶望させるのは、そう簡単なことではない。
そこでマキマは「デンジをたっぷり幸せにした後、その幸福の全てを奪い去ることで絶望を与える」という悪辣な手段を取ることに決めた。
まずはデンジに仕事(お金)を与え、アキとパワーという大切な家族を用意する。デンジが「普通の生活と普通の幸せ」を知り、それを味わわせた上でデンジ自身にアキを殺させ、デンジの目の前でパワーを殺害した。
本当の兄妹同然だった二人を失い、呆然とするデンジ。
自分の計画通りに事が進んだと喜ぶマキマは、無邪気な少女のように笑い転げる。
「パワーちゃんを殺すのを手伝って」
「早川君も助けられたかもしれないのに殺して」
「そんな人間が普通の生活なんて望んでいいはずがないよね?」
そうデンジに囁く彼女はまさに悪魔だった。
コメント
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すべて見る- 幼馴染と職場の仲間がイカれてる
幼馴染とは実は幼馴染では無かったらしい
少しBLくさいですが特にそんな感じにはしない...多分 番外編であるかも アキ×男主にしたいけど逆カプになりそうな所3,003文字pixiv小説作品 シネマクラブ・オールアローン
人外なのに、ヒトが生み出した創作物が好きで、時には涙まで流すマキマさんってかわいいな~と思います。 「人の姿に近い悪魔は人に友好的」の意味を考える今日この頃です。 マキマさんに手なずけられて適当に使い捨てられたい……。 あらすじ程度ですがタルコフスキー『ストーカー』のネタバレがあります。4,095文字pixiv小説作品- ハズビンホテル
死んだら某ホテル地獄に落ちたし支配の悪魔になってた4【終】
下品な表現があるのでR-16 つけました。 過去の作品に対するいいね、ブックマーク、コメント、いつもありがとうございます。 設定考えるのが好きで大筋は最初から決まっていても、なかなかちゃんとストーリーや描写にできず時間がかかりました。 もう今更出さなくても…と何度も考えましたが、いいね、ブックマークやコメントに力をいただきここまできました。 皆さんのお陰で一旦完結しました。 また設定や描写ができたら番外編的に書くかもしれません。 皆さんありがとう!6,952文字pixiv小説作品 - Devil Must Cry
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本編出してから予告編を書くの、ナンデ? 俺にも分かりません この予告編読んでもらえればだいたいの流れは分かります。 デンジくんが衛宮士郎になりそうです。 カップリングはデンマキになる予定、この予告編のセリフは全て本編使います。 ご期待ください463文字pixiv小説作品 - ほいくえんWARS
ほいくえんWARS 公安附属保育園 42-49
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