重力

ドラゴンの足につかまり、湖の外に出た「太郎」、運良く地上に降りれたのだが、目の前に現れたのは、『最凶』と恐れられる、獣族のリーダー『オリアン』だった。

身体が重い。 それが心理的なものではない。 物理的に重たくなった。 にわかには信じられない。 けれどもそれは事実だった。 重たい身体に、ゆっくり進む時間。 それも案外悪くはない。

肉体的にも精神的にも疲れが凄い時の僕の話

三題噺 ニッチ 先見 モジュール

日々の生活。 それぞれのリズム。 そこで変わる気分。 それらを上手く感じ取る。 それがひとつのコツ。 無理をせず。 無理にならず。

今回は他作品の人物がドラゴンボールの悟空やベジータが経験した重力修行をやってたらというのを描きました。基本は2倍から始まる事が多いだろうと思いますが、厳しい輩がいる場合は5倍、頑丈な輩は10倍から始める事が多いと判断して執筆しました。

機体が揺れる。 それはよくあること。 ただ、それが宇宙空間だと少し状況が変わる。 ありえないだろうけど、機体の心配をしてしまう。 ベルト着用のサインの点灯。 そうなるとしばらく動けない。 そのまえに座席に戻っておこう。

観測ステーション。 ここで半年を過ごす。 大抵は何事も起こらない。 定期的に接近物の検知はある。 だが、それも遠距離で対応が済んでしまう。 あとは浮いているだけ。 苦ではないが、案外楽とは言い切れない。

母星航路。 そこは比較的自由。 誰が通っても構わない。 ただ、好んで通るのは少ない。 その理由。 歪んだ重力帯。 そこを通る必要があるから。

毎日。 同じように過ぎていく。 時々、刺激的な日がある。 その繰り返しで過ぎていく。 毎日は毎日のまま。 それ以上にもそれ以下にもしていけない。 その間を過ごしていく。

辛い、苦しい。そんな毎日を送る社会人の幸田。 幸田の元に、1本の電話が掛かってくる。 「もしもし、幸田！久しぶりだな！」 捨てた夢なんて、いつからでも拾い直せる。