緑

原色のひとつであり、色調タグとしても使われている。「色」の項目も参照。

HTMLで使用可能な色名称において「Green」は「光の三原色」としての緑を最大限出力したものではなく出力が丁度半分の「暗い緑」になっている。(最大の緑には「Lime」の名がついている)

絵の具では、黄色と青の中間の色とされている。逆の言い方をすれば、黄色と青を混ぜると緑になるのである。

絵の具では、若草色が黄緑と定義されることが多く、白緑(薄緑)と共に、薄い緑の代名詞となっている。また青緑は、絵の具ではエメラルドグリーンとされていることが多い。

他にも、萌黄色・若竹色・ビリジアン・深緑・灰緑・オリーブ色など、様々な緑色が存在する。ただし青緑系統は青に、オリーブ色は黄色に含まれることもある。

直接的に緑色をしていなくても、新芽や若葉のように「みずみずしい」「若々しい」存在に対して、比喩的に「緑」が使われることもある。→緑の黒髪、みどりご

木・森・草原などの植物関係や、緑髪や緑色の服装を身に着けたキャラクターのイラストに付けられることが多い。

ちなみに「みどり」は女性名として使われることも多く、その意味での「緑」タグの使用例も稀にあるようだ。

morningby是みどりのまどbyarakawa

緑は中間色であり、両生類・爬虫類・昆虫・微生物……と言った気持ちの悪いもののイメージも持たれやすい。創作分野では誰が言ったか「緑＝不憫」というマイナスの印象も抱かれがちである(実際はイケメン・年下・コメディリリーフ・元気娘……と、チームヒーロー作品の緑カラーの人物には多彩な個性が揃っている)。野菜の苦味を嫌う子供が多いことも、「緑＝不人気」のイメージを助長する原因になっているかも知れない。個々のキャラクターには根強いファンが多く、イメージカラーとしての緑を好む人も熱心なのだが……。

女児向けアニメでは、植物をモチーフにする際に木や草よりも色鮮やかな花を使うことが多いこともあり、緑自体にはスポットライトが当たりにくい面がある。しかし、緑は「癒し」をイメージする色でもあるため、使い方次第ではキャラクターの魅力を充分に引き立てる効果もあると考えられる。

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