概要
『攻殻機動隊STAND_ALONE_COMPLEX』の続編。NETFLIXにおいて2020年4月よりシーズン1、2022年5月よりシーズン2が配信。
シリーズ初のモーションキャプチャを使用したフル3DCGアニメーションを採用。
シーズン1を再編集した『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』という総集編が作られ、2021年11月12日から2週間限定で劇場公開が行われた。
シーズン2も『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』という総集編が作られ、2023年11月23日から3週間限定で公開。
ストーリー
2045年、全世界同時デフォルトの発生で経済が崩壊し、世界は経済行為として計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した。世界は確実に崩壊への一途を辿って行っているが、人々がまだその危機感を実感できる程ではない近未来――。
公安9課の解散後、草薙素子は元9課のメンバーと共に傭兵部隊「ゴースト」を結成し、アメリカ西海岸で民間傭兵会社から委託を受け、レイディスト達の掃討作戦を遂行していた。
作戦の最中に「ジョン・スミス」を名乗るアメリカ政府のエージェントに強制的に連行されたゴーストのメンバーはある人物の捕縛を命じられる。
一方、日本に残り民間警備会社へ就職したトグサの元へ9課のトップだった荒巻大輔が現れ、総理大臣が9課の再編を考えているとしてかつての9課メンバーの招集を命じられ、トグサはゴーストを追うためアメリカへ渡る。
そこで対峙したのは驚異的な知能と身体能力を持つ“ポスト・ヒューマン”と呼ばれる超人だった。
作中用語
ポスト・ヒューマン
電脳化を施した人間に重度な精神的ストレスや身体的ストレスが加わった結果、脳と電脳および肉体の能力が飛躍的に向上し電脳化された人間やガードロボットを数百万単位で操る、機関銃の弾丸の着弾位置を発砲前に把握して弾幕を回避するなどといった驚異的な能力を得た人間。しかし、能力と引き換えに感情のような人間性が欠落してしまっている。
従来の治安部隊では解決できない犯罪を犯すため、アメリカ政府が行方を追っている。
サスティナブル・ウォー
一種の経済的活動としての戦争。冷戦によって経済・科学技術が進歩したことを模倣し、兵士ではないものには「弾が届かない」ように戦争を行うことで、持続的な発展を図ろうとすること。しかし、実際には世界各国で内戦、レイドが勃発している。
登場人物
公安9課
政府関係者
ポスト・ヒューマン