ボクは夕霧綴理。スクールアイドル見習いだよ。
プロフィール
名前 | 夕霧綴理 |
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英字表記 | TSUZURI YUGIRI |
学籍 | 蓮ノ空女学院 |
期生 | 102期生 |
学年 | 3年 |
身長 | 171cm |
誕生日 | 11月17日 |
趣味 | うごくものをながめる、誰かの話を聞くこと |
特技 | 寝るまでの速さは自慢 |
好きな食べ物 | チョコのケーキ、まねっこドーブツ |
好きな言葉 | 和気あいあい |
好きな教科 | 数学 |
好きな動物 | あったかい生き物 |
一人称 | ボク |
メンバーカラー | ボクの赤 |
CV | 佐々木琴子 |
概要
夕霧綴理とは、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(Link!Like!ラブライブ!)に登場するキャラクター。
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのメンバーの一人。
ユニットDOLLCHESTRAに所属。現在は村野さやか&徒町小鈴と組んでいる。
蓮ノ空女学院の102期生で現在3年生。
いつもぼーっとしており、独特のセンスで会話する不思議ちゃん。自己紹介の内容はどこか支離滅裂。
一方でステージの上では卓越したパフォーマンスを見せる。それゆえに周囲からは天才と呼ばれ、近づき難い存在と思われている。
実は寂しがり屋でひとなつっこいところがある。
日常生活が不得意で、朝起きられず普段食事を摂るのも忘れるため、相方のさやかが日常の世話をしてくれている。
人物
容姿
髪は白く、紅色のインナーカラーが入っており、ショートにしている。前髪は、若干斜めに直線状にカット(本人から見て右側が低く、左側が高い)。
瞳はピンク色。
髪には、正面から見て五つの星の髪飾りをつけている(本人から見て右側に2つ、左側に3つ)。
首には、正面に金のリングがついた、黒いチョーカーをつけている。
冬制服では両手に黒手袋をはめている。
夏制服では一転、校則により靴下まで全身真っ白の装束になるので、キャラデザが白髪の綴理は二次元ではほとんど白一色になる。
部屋着や外出着はモデル体型に合うスタイリッシュな黒基調の着こなし。
171cmという身長は、ラブライブ!シリーズにおいて身長が公表されているスクールアイドル(ライバルグループやスクフェスの転入生も含む)の中でも、歴代トップだった門田剣と相川涼(168cm)を抜いて堂々たる1位である。
ちなみに高身長キャラはバストも大きめなのがシリーズの常だったが、3Dモデルやイラストを見る限りスレンダー体型である。
ある人物から「どこかを眺めている時の横顔が綺麗、絵画やネフェルティティのよう」と気に入られており、104期には逆に見つめられた綴理の方が横顔が綺麗かと質問している。
性格
ボクっ娘。話し方は抑揚が非常に抑え目で、あの天王寺璃奈以上である。
メンバーをあだ名で呼ぶ。あだ名の法則は、名前のうち連続した2文字、というもの。表記はひらがな。
つまり、さやかは「さや」、梢は「こず」となる。おおむね最初の2文字を採用するが、例外的に小鈴は「すず」としている(「こす」呼びだと「こず」と紛らわしくなるためか)。
名前が最初から2文字の場合は、花帆は「かほ」、沙知は「さち」となる。
2文字までの名前ならすぐ覚えられるとしている。
あだ名がない頃は名を呼ばず「キミ」「きみ」と呼ぶ。
(状況によっては、普段あだ名で呼んでいる相手に対して「キミ」「きみ」と呼びかける場合もある)
言動は子どもっぽくポツポツ喋るが、しかし落ち着いているので掴みどころがない。何を考えているのかあまりよく分からない言葉選びで喋り、話題がころころ変わり、行動も突拍子がない。
独特の喩え話を混ぜた綴理語を話す。これにはさやかも悩まされたが、毎日根気よく接する内に単語から長文の意味を読めるようになった。小鈴の場合は魚関連の比喩から入り9ヶ月目の12月にはマスターした。
リラックス時には不思議ちゃんの要素がよく出る。
自己紹介動画によると知恵の輪を持たせている間は半日がかりでも外せないのでずっとおとなしいとのこと(先生談)。
部室に置いてあるニワトリ人形「ぺきんだっく」がお気に入り。
さやかには朝起こしてもらい、昼食の弁当を作ってもらい、スケジュール管理してもらい、練習に連れて行ってもらっている。入部当初に先輩の生活能力の無さを見かねたさやかが自主的にやるようになった様子。
生活力だけでなく実務能力も壊滅的で、スクールアイドルクラブの教育の一貫として向かわされるバイト先では「商品で遊ぶ、急に哲学を始める、客と話し込む」など、得意な計算以外の能力が接客業に不向きすぎた為、専らスクールアイドルとしての人気を活かした客寄せ役を任されていた様子。
そのため、ファンの間ではよくさやかに出会う前はどうやって生きていたんだ?と突っ込まれている。(ストーリーの描写の限りでは、梢と慈が世話役で最終的には梢のワンオペだった様子)
しかしかき氷の調理や、料理の盛りつけ、工芸品の絵付け(センスが独創的で目を引く)など、芸術が関連する業務については人並み外れた高いクオリティを発揮出来る。さやかと小鈴の言及によれば、作中で綴理が手がけた料理や工芸品には"金沢という土地の魂"が表現されているようだ。
2年生2月に大沢瑠璃乃の案で、釣りを日本海の極寒ながら体験してみると想定以上に非常に楽しめた様子で、以降は釣りにも興味を持つようになる。その他、104期に於いて安養寺姫芽に教わったパズルゲームで好記録を出した。
得意科目は数学で計算に自信がある。理由は答えが決まっているから。花帆からは「機械弱そうなのに」と言われたが実際には情報処理を得意としており、配信のデータ通信量を計算で瞬時に割り出した。
しかし、やはり国語は苦手で慈曰く現国0点。現国、古文、歴史がダメ。書く文章はひらがな多用で短め。代理で練習場所の申請書類を記入した結果が「理由:れんしゅう」。3年生への進級も(慈ほどではないにせよ)ギリギリだった。
ちなみに社交性は決して低くなく、初対面の人と積極的におしゃべりするので、近江町市場では人気者。蓮ノ空の校内でも1曲踊るのを生徒に度々せがまれる。活動記録13話では会議に同席したさやかの友達えなと私話に興じた。
1年生時はありがとうも言えない性格だったが、さやかとの出会いを経て自然と言えるようになった。お礼やお祝いの品として「ピカピカのどんぐり」「ブタメン」等をプレゼントする傾向がある。
意外にも演劇が上手い。104期5話の小鈴の自主制作映画で見せたように、暗記は得意なので頑張って覚えられれば長台詞に感情を乗せて話せる。
大事な場面ではちゃんと人並みに会話する。初対面の相手でも物怖じせずにコミュニケーションを取りに行ける一面がある。活動記録103期8話での学校への電話はかなり頑張っていた。
理不尽を覚えた際には、理路整然と相手を問い詰める事も。
溺者救助や急病人対応などはあまり得意としてはおらず、小鈴が蓮ノ湖で溺れた時は救助するさやかの後ろを追って着衣水泳するのみで、さやかが熱発により倒れた時は動揺のあまり数秒硬直してしまった(直後に花帆の指示を仰ぎ、さやかの着替えを用意した)。
※急病人対応についてはあくまでも花帆が突出して優れていたのであって、綴理を含めた他メンバーに特段の問題があった訳では無い。寧ろ、冷静な状況判断力を失わなかった花帆へ自発的に指示を仰いだ点が評価されるべきだろう。
人懐っこさはメンバーへの接し方にも表れ、新入部員の104期生達と夏までに遊ぶ、慈の「ハロめぐー!」を積極的に真似するなどと交流がよく描かれる。
好物の「チョコのケーキ」は、綴理が食堂にリクエストして採用されている。なんでも1年生の初めから「今日はチョコのケーキありますか」と注文し続けたので顔と名前をすぐ覚えてもらえたとか。
プロフィールに記載した品目以外の好物もよく挙げており、おかずはおでんと唐揚げ、魚は焼き鮭。好きなお菓子はチョコボールやブタメン等の小さな物、アイス。そして、元々好きだったのをきっかけにある人物がよくくれていた思い出の箱菓子「まねっこドーブツ」(104期からはプロフィールに記載)を好む。
慈情報に寄ると毎日お菓子を食べているのにこの体型を維持できている。姫芽とは購買部でよく会うお菓子仲間。
自画像代わりにペンギンキャラクターをよく描いている。
ポケモンはよく知らないのか修学旅行で行った東京のポケモンセンターでは「ピンク色のポケモンの大きなぬいぐるみ」を買おうとして予算から結局小さい物にしていた。
スクールアイドルは不完全でも熱を持った皆で作り上げる芸術と評して憧れており、「いつかみんなといっしょに凄い事が出来るスクールアイドル」になるのが夢。自身のクラブでの立ち位置を2年生4月にはスクールアイドル見習いと称していた。
スクールアイドル活動でのアドバイスは抽象的でよく「えだまめ(=立位体前屈)」「お麩(=車麩のような柔らかさで)」「パフェ」「ご飯」「食べ終わったお弁当箱(=上の空)」「カチカチのアイス」と食べ物に喩える。
With×MEETSソロ回
リンクラ内の生配信コンテンツ「スクールアイドルコネクト」の「With×MEETS」の内、綴理のソロ回は非常に独特。
配信テーマはほぼ毎回「綴理といっしょに遊ぶ」なのだが、しりとりのはずが単語の真ん中から取る、概念でできたジェスチャーゲーム、難解ルールのだるまさんがころんだ、と自由を通り越してカオスの一言。
誰かとのペア配信では綴理主体の場合は大抵2人で遊ぶ回である。2023年冬は梢を巻き込んだコンビジェスチャーをし、2024年6月の百生吟子にインタビューされる回ではいつの間にかジェスチャークイズになったり、連想ゲームでは「(褒め言葉)といえばぎん(吟子)」と繰り返したり。
出演回ではほぼ毎度、お開きのタイミングで何もない左手首を眺めるエア腕時計のポーズを取る。
夕霧綴理が考えていること
セリフの声には抑揚がなく、話すのも一言。話し方と話題は子供っぽく、内容は比喩が多くてかなり抽象的。
こんな綴理の本心は、実はさやかたち一般的な高校生とそう変わらない。
人並みに考え、学び、人間関係で喜びそして傷つく等身大の少女である。
ところが言語化が非常に苦手で、普通に話そうとすると一度深く考える必要がある。彼女なりの言語感覚で直感的にコミュニケーションした結果、普段のあの不思議ちゃんになってしまうのである。話題がどんどん変わるのも脳内で一人連想ゲームをしながら喋るから。
(本当になにも考えてなさそうな時もあるが……。)
精神年齢を低く見られがちで、日常生活で得意分野を見せると周囲から驚かれる。さやかは毎日世話するあまり綴理をたまに幼子か何かだと思っているフシがあり、綴理は過度に子供扱いを受けた時だけ流石に「ボクなんなの」とツッコんでいる。
入部当初から綴理の言葉によく耳を傾けて「それってこういう意味?」と意図を理解しようと尽力し続けてくれた慈は綴理にとって大きな存在であり、すぐに仲良くなった親友。「初めてボクの言葉が聞こえる人」と感謝の念を抱いている(慈曰く、言動が可愛かったとのこと)。
得意な事は、人の能力や心を見抜くこと。理屈はないが直感で、さやかの姿を一目見てその才能を見抜き、さやかの表現力の付け方を教え、瑠璃乃が慈と喧嘩した後の心を理解し、梢が昨年のラブライブ!出場前から隠していた秘密や本心も察していた。
メンバーの放つ輝きを色や比喩で評価。さやかは「みずいろのきらめき」、花帆は「稲光みたいな子」、瑠璃乃は「明るい桃色できらきらしてる」、小鈴は「明るい黄色」。綴理自身は「金色(byさやか)」ではないらしい。
梢と慈が1年生時によくしていた口喧嘩を「ビッグボイス選手権」と名付けて気に入っていた。綴理にとってその行為は「本音のぶつけ合い」「本心の吐露」を意味する。
他には、イベント企画のアイデア出しで周囲の想像をはるかに上回る成果を出せる。ダンス方面では特に発揮され、一目見たデュオダンスの振り付けをその場のアドリブですぐさまトリオ版に作り変え、さやかと小鈴に衝撃を与えた。
当初はダンスの技術と数字センス以外の能力について梢達から懐疑的に見られ、不安視されていたが、103期13話のオープンキャンパスを作り上げた実績によって確固たる信用を獲得した。活動記録104期3話でついに慈から「なんか考えついて」と無茶振りされてもすぐに妙案を思い付けるようになった。
良くも悪くも素直で正直。慈にそこは好きだと言ってもらえたり、逆に照れ隠しで言われた「いちいち見抜いた風なセリフを言うとこはきらい」の「きらい」にという部分に触れて激しいショックを受けたりも。嘘もかなり下手。
純粋すぎるあまり嫌味などは気付きにくいが、悪意には敏感。
さらに下記の経験から、心根は非常に繊細。深く絶望すると溺れそうな苦しみを味わう。
「スクールアイドル」
物語当初の綴理は、自身をスクールアイドルだと認めていない。
綴理のパフォーマンスは、乙宗梢も認める天賦の才で誰をも魅了するダンスである。中学生時代から人を惹きつけどんな場所でもステージにできる表現力で人々に注目されてきた。ダンスを見ただけで他ユニット曲をも完璧に踊り切れる。スケートという表現の経験者であるさやかでも綴理に並ぶのに猛練習と人付き合いの経験を要したほど。
1年生時に出場したラブライブ!北陸予選のパフォーマンスをきっかけに「蓮ノ空の夕霧綴理」としてスクールアイドル界で有名になっている。
だが1年生の時にパフォーマンスを観た誰かから「あなたは夕霧綴理であって、スクールアイドルじゃない」と言われてしまった回想が活動記録103期4話に挿し込まれている。その言葉を抱え、スクールアイドルになれるように活動を続けている。
ラブライブ!シリーズでは過去に「応援するだけのファンもスクールアイドル」(『スクスタ』)「作曲者というトキメキを与えられる人はスクールアイドル」(『虹ヶ咲』)と広げて解釈してきたが、
綴理の場合、そもそもの定義「スクールアイドルとは、部活動や個人でアマチュアのアイドル活動をしている女子高生」に該当し活動も継続していながら、自己評価でそれを否定したケースとなる。
綴理が認める「スクールアイドル」の条件は、
- 蓮ノ空でユニット活動を作り上げる
- 学校の魅力を伝える
- 挑戦し、成功に向けて頑張る
- 見てくれた人々と楽しむ
等、複数ある模様。
頑張った過程と成果を特別視し「すごいこと」と称している。
作中、綴理はオープンキャンパス実行委員会の会議に於いても「すごいことをします」と云う一見すると非常にふわっとした発言をしたが、これはおそらく『(綴理自身が普段尽力しているスクールアイドル活動と同様に、)上記の複数ある条件を全て達成出来るようなクオリティと充実度の高いオープンキャンパスを作り上げて行きたい』という、初代実行委員としての決意表明であった事が推察できる。
自己評価の低かった1年生時の綴理にとっての1年間は苦難の連続だった。
ユニットDOLLCHESTRAの当時の相方があっさりと退部し同時に慈が負傷で休部、次に臨時でユニット相手になった梢も綴理と対等なパフォーマンスをするのを独断で止めてしまいこのユニットも解散。以後「綴理の隣に立てる『すごいこと』のできるスクールアイドル」を求めるようになった。
103期1話の部活動紹介ブースで新入生のさやかを自ら見出し指導を行い、それを受けたさやか自身がたゆまぬ努力と開花させた表現の才能によって"綴理の隣に立つスクールアイドル"を体現した。
梢との間に出来た溝は、事件から半年経った竜胆祭の準備の中で梢の抱えていた本音を聞けて見事解消できた。以降は梢を「こずの大丈夫は信頼できる」、104期7話だと「いちばん長い間ボクの名前を呼んでくれた友達、ボクがいちばん名前を呼んでる友達」と心から信じられるようになる。その後慈も1年弱の休部から遂に復帰。すごいことのできる仲間達に囲まれ、綴理の理想のスクールアイドルを目指す活動は順調だった。
だが、12話でさやかが部長代理やソロライブで急成長した際に彼女の背中が遠くに見えてしまい、続く13話で追いつくために実行委員になったオープンキャンパスにおいて雨天につきライブステージ中止の命令が生徒会から下される。
実は生徒会長、大賀美沙知こそが綴理の退部した元相方。その退部理由のせいで沙知との対話を避け続けていた綴理は無視を決めたが、さやかに説得され話し合いに赴く。沙知の真意を伝えられた後、花帆の妙案を採用した雨天下ライブを開催し完全に和解。彼女が好きだった『雨上がり』のモチーフを綴理も好きになる事が出来た。和解の瞬間まで彼女の名前「さち」を呼べず敢えて「生徒会長」と言い換えるほど隔意まみれだった綴理は、14話以降は沙知を積極的に助けるようになり、蓮華祭では彼女の卒業を祝った。
103期15話における大会ラブライブ!は、6人で挑んだが惜しくも決勝で敗退。綴理は1月の残雪の屋上で、落ち込んだまま(さやかが掛けたと思しき毛布を被って)寝転んで空を見ていた。ラブライブ!に出場できたこと、さやかが隣に立ってくれたことが幸せでもう他に何も要らない、とさやかに伝えたが実は全然満足できていない。その本音をさやかに説明できず悩んでいた。
梢と話す内に、『この6人で活動してスクールアイドルになれたのが楽しいから、蓮ノ空が好きになっていたと気付く。自分にとって蓮ノ空はいちばんだから大会で優勝できると思っていたが、皆にいちばんの蓮ノ空を届けられなかったのが悔しい』と自身の感情を自覚。答えが分かった綴理は明るい顔でさやかに会いに行った。
104期では、DOLLCHESTRAは新メンバーを積極的に募らないと方針を固めつつも、もし入るのなら綴理とさやか2人の「色」に新たに交ざる色の子がいい、その子は「がんばる色=明るい黄色」だとさやかと話し合う。その矢先に蓮ノ湖横断チャレンジ中の小鈴と邂逅、小鈴のチャレンジを応援し成功に導いたさやかを傍で見守った。
後日、自発的にスクールアイドルクラブを探して入部しに来てくれた小鈴をさやかと共にDOLLCHESTRAへ迎え入れる。
置いていく
綴理は1年生秋のスクールアイドルクラブで起こった数々の悲劇のせいで、「置いていかれること」「仲間が離れていってしまうこと」を常に恐れ、忌み嫌うようになった。
103期4話でさやかが誤解からユニット解消を提案してきた時や、13話で慈が「さやかちゃん6人で構成された蓮ノ空」という冗談を言った際に「さやが6人、ボクは0人」と自身の衰退を想像してしまった時にトラウマが蘇り、さやかに置いていかれる未来を強い脅威として拒絶している。
好きな言葉は「和気あいあい」。賑やかな空気が大好きな綴理は、クラブのメンバー達のやり取りを眺めるのが楽しみ。
置いていかれる不安は、沙知を見送り3年生になった104期の上半期には部員が9人になった賑やかさやスクールアイドル活動の充実もありすっかり落ち着いていた。ところが、104期8話で寮部屋の隣人が早期卒業したと知ったことが引き金となり、その不安と再び向き合わざるを得なくなる。
作曲
DOLLCHESTRAの新曲や、クラブの一部新曲では作曲を担当。
『DEEPNESS』や『Colorfulness』は綴理が作った。
活動記録104期7話幕間によると作曲方法はDTMで、慈と一緒に勉強して習得した。
寮の部屋の様子
全体的にはモノトーンを基調とした飾り気のない印象であるものの、
棚にはだるまと共にストームグラスらしき水滴状の物体が置かれていたり、喫茶店の看板としか思えないものがなぜか部屋の中にあったり、ドリームキャッチャーらしきものがヘッドホンの隣に吊り下げられていたりと、部分部分を見ると極めて特徴的。
家
実家は活動記録103期8話で登場。
内装や家具はかなり大きく、ベッドも風呂も数人で入れる。
103期8話と104期7話では学校から日帰りで行ける夏祭り会場や出先からすぐに寄れたこと、2023年12月20日With×MEETSの慈バースデー回とりんく!らいふ!ラブライブ! 第60話では21時終了の貸スタジオ生配信直後にお泊り回ができたことから、金沢市内在住と見られる。
お泊まり会の家の中には家族が登場しなかったが、これは【SR Secret Christmas 夕霧綴理】特訓ボイスで「クリスマス辺りにはみんな集まれる」「クリスマス前後にクリスマスパーティーをする」と綴理が語ったことから、普段は多忙で家を空けているようだ。
1年生 夕霧綴理
綴理がスクールアイドルに憧れたのは、中学3年生の2月頃。何かで観たスクールアイドルに惹かれ、年度末だというのに『今から入れるスクールアイドルのある学校』という条件を満たしうる進学先を求めて受験、そして蓮ノ空にやってきた。
活動記録18話によると、沙知に呼ばれて入学後すぐにスクールアイドルクラブに入部。
クラブの歓迎会で二言目に「チョコのケーキ食べたい」と呟く、その後1年間梢たちに世話になっていた問題児その2。
大会ラブライブ!を知らずスクールアイドルの知識もない点を梢に咎められ、スクールアイドルについて連日みっちり教え込まれた。そのおかげでスクールアイドルが好きになれたのだと梢には感謝している。
入部直後の自己評価は、「ス」。
これは"スクールアイドル見習い"の"ス"を意味する。
沙知に連れて行ってもらった近江町市場では「ただ立ってそこに居るいるだけで良い」と言われるだけだったが、いつも歓迎してくれる市場の人々と接し、2年経った103期の終わりにその意味を見つけた。仲間やファンと積み重ねた関係が、自分の存在を許してくれる。スクールアイドルになれた自分の周りにはみんながいる。自分をスクールアイドルと思えるようになるための市場での日々とDOLLCHESTRAだった。
ラブライブ!に挑戦するようになった経緯は、『Dream Believers』初披露を大成功させた竜胆祭を経て。スクールアイドル見習いでも、最初に憧れたスクールアイドルのように誰かの心に届く舞台を作れるよう、沙知と梢と慈とのみんなでやりたい、という楽しみからだった。
キャスト
演者の佐々木琴子は乃木坂46の元メンバー。
そのため、グループ在籍時から応援していたファンにとってはかなり衝撃の事態だった模様で発表後Twitterでトレンド入りする事態となった。
また綴理の性格についても、ファンからは「性格が中の人そのまんますぎる」といった声が相次いでいる。
声優デビューは2021年であるが、乃木坂46でデビューしたのが2013年である。
そのため、ラブライブ!シリーズでは先輩に当たる、Liella!(同じ2013年から旧芸名で芸能活動を始めていた絵森彩を除く)、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2008年以前から子役として活動していた矢野妃菜喜、2011年から芸能活動をしていた大西亜玖璃とi☆Risでデビューしていた久保田未夢、2012年から子役として活動していた林鼓子を除く)のメンバーより芸歴が長い。
因みに月音こなも旧芸名で子役として活動し始めたのは同じ2013年からである。
元々オタクであり、乃木坂時代からも好きな曲として、アニメやゲームの歌を挙げていた。
綴理役として出演した、2023年開催の異次元フェスでは、当時から好きな曲の一つとして挙げていた、「Tulip」を歌唱する機会を得た。
余談
Link!!Like!ラブライブ!では現実世界との時間リンクにより、明言はされないが活動記録の表記や時事ネタなどから「蓮ノ空103期・104期=2023年度・2024年度」と設定されている。
それに準ずると綴理の生年月日は2006年11月17日生まれ。
苗字の由来については諸説ありだが、医王山を登った更に奥にある「夕霧峠」が最有力。金沢市街と富山県南砺市の相貌を眺められる見晴らし台のような場所だが、冬季は車両通行止めのため注意。
あだ名の付け方から、中須かすみ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)のあだ名は「かす」になるのではないかとファンにネタにされている。活動記録同時視聴会で綴理が「かす……?」と言った際、「かすみんです!」の反応があったほど。
関連動画
自己紹介
関連タグ
ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブLink!Like!ラブライブ!
天王寺璃奈:11月生まれ且つ、表情の起伏が非常に乏しいスクールアイドル繋がり。なお綴理が身長最上位(171cm)なら、璃奈は最下位(149cm)という凸凹コンビ。
近江彼方:眠ることが大好きなスクールアイドル繋がり。
梅澤美波:かつて佐々木が所属していた乃木坂46のメンバーで身長が綴理と同じ繋がり。
浅倉透:感情の起伏に乏しく語彙力もあまりない残念な美少女繋がり。
諸星きらり:別のアイドルゲーム作品シリーズにおける、歴代最高身長のレギュラー女性キャラクターであるが、こちらは182cm(186cm表記の時もある)と、綴理と10cm以上の差をつけている。また、感情(表情)の起伏が激しいという点も、綴理と対照的である。