園崎魅音
そのざきみおん
CV | 雪野五月(現:ゆきのさつき) |
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舞台版「雛見沢停留所」 | 小市眞琴※ |
映画版「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に 誓」 | 飛鳥凛 |
TVドラマ版「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に 解」 | 中井りか(NGT48) |
※ 『ひぐらしのなく頃に奉』にて停留所が新シナリオとして追加された際のCVも担当。
ノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」に登場するヒロインのひとり。
学年は、圭一より一年上。
メインキャラクター達が所属する「部活」の部長も務める。
雛見沢村の御三家「園崎家」の跡取りであり次期当主。
タグでは「魅音」が使われることが多い。
容姿
学校では、白シャツに黄土色のベスト、えんじ色(アニメではグリーン)のネクタイ、ローズピンクのロングスカートを着用している。靴下は黒くて短い。
私服は、黄色いTシャツに黒いタートルネックのアンダーウェア、白い長そでの上着を腰に巻き、下はジーパン着用。左わきに、ホルスターに納まった銃(旧ソ連製トカレフTT-33のモデルガンらしい)
髪はライムグリーンで、腰まである長いポニーテール。
(ただし、原作者によればこの髪色は、生まれつき茶髪や金髪・染めているわけではなく、キャラクターを区別するための配色であり、キャラクター本人が金髪や茶髪などではないとのこと。)
部活メンバーの中では最も身長が高い。また、やたらに胸がでかい。
魅音という名前は鬼を継ぐものという事で魅の字を使っている。園崎家の当主、当主候補者は鬼が入る字を使っており、母は蒐(後に茜に改名)、祖母はお魎である。
人物・性格
勝気かつ男勝りでやや強引な性格。豪気な姐御肌といったところか。
一人称に「おじさん」を使うことも多い。デリカシーの無い発言があったり、性別を感じさせない友人というイメージである。ぐいぐいと引っ張っていくタイプのキャラクター性は、おくゆかしいタイプのレナとは色々な面で正反対の位置を占める。
一見ガサツな印象だが、不慣れな事態には気の弱い面や、女の子らしさを見せる場面も見られる。
自身の通う雛見沢分校では、彼女が趣味で集めているゲームを皆で遊ぶ事を主旨とする「部活」の部長をつとめる。毎日放課後に部活を開き、持ち前の明るさでメンバー達を盛り上げている。
その一方、雛見沢村において絶対的権力を誇る御三家の一角である園崎家の次期頭首という意外な顔も持つ。
祖母であり園崎家の現頭首であるお魎と二人暮らしをしており、園崎家頭首として必要な技能を身につける為様々な修業をしている。
園崎家次期頭首として振舞う彼女の態度は、普段のふざけた雰囲気とは一変し、冷徹そのものである。しかし、時に彼女は園崎家次期頭首と、魅音としての立場の板挟みに苦しむ事がある。
圭一に好意を抱いている。
しかし悩み事をレナに相談するなど、レナを信頼している描写も見られる。
双子の妹である詩音に対しては、彼女の方が一枚上手であるため苦手そうにしているが、なんだかんだで姉妹仲は良い。
また次期頭首である自分と比べて、忌み子であるため何かと不遇な扱いを受ける詩音に負い目を感じている事もあり、詩音に対して強く出れない面がある。そのため彼女が学園を脱走した際には快く協力した。
また、人生いついかなる場面も己の全力を尽くして生きる事で、人生は意味あるものとなると信じている。
「料理は技術じゃなくて愛情でしょ⁉︎」
「あたしは部長さ!みんなを背中に守れるなら、こんな嬉しいことはないね!」
「慰められて甘えられる、これに味を占めると不幸に酔うのが癖になる。」
「人には誰にも言えないような過ちも失敗もたくさんある。 無菌室の試験管の中で育った人間でもない限り、人生は試行錯誤の繰り返しだと思う。 それは圭ちゃんだけじゃなくて、私にも沙都子にも梨花ちゃんにも……。いやいやクラス全員にも言えること。 いいことも悪い事もたくさん経験してさ。そして、最後の最後で、素晴らしい人間になればいいんだよ。」
部活
魅音が主催する、ゲームを遊ぶための会合。
昭和58年6月時点での現メンバーは、圭一・レナ・魅音・沙都子・梨花 +α.
魅音が収集する非電源系ゲーム等から、生活や授業中のちょっとした事までが、優劣がつくものなら何でも突発的に部活として取り上げられることがある。
勝つためにはあらゆる努力を惜しんではならない。という会則は、初参加者を必ずその無法っぷりで驚かせる。しかしこの「何をしてもいい」という点は、あらゆるルール(縛り)に対して、参加者全員に限りなく公平性が高いとも考えられる。
これは、選択肢の存在しない珍しいサウンドノベルであるひぐらしの、シナリオを読了した誰もが等しい情報量で「何を考えてもいい」というひぐらしのなく頃にという作品の、作者が想定した遊び方を模しているとも考えられる。
これは、ベストを尽くした己の結果に対する言い訳を阻むと同時に、普通の生活の中では滅多と無い全力を尽くす事を強要し、必死の努力で己の100%以上の力を発揮する訓練にもなっている。また、部活における敗北は単なる敗北にとどまらず、苛烈な罰ゲームに直結しており、なおさら上の様な努力を駆り立てるのである。
こういった事や、勝利に対して貪欲になる姿勢は、必ず実人生の役に立つと魅音は主張する。
主催者にして部長魅音自身のプレイスタイルは実に大胆で、トップ賞の常連である。しかし、かつての魅音はむしろ罰ゲームの常連で、努力を重ねるうち現在の強さを手に入れたのだと言う。彼女のプレイングは、事前にそのゲームを隅々まで研究し、傾向と対策、抜け道について熟考を重ねた結果であるという。その分、突発的かつ予定外のイレギュラーな状況が発生すると、対応が遅れる場面がある……?
空気嫁
全編にわたって、ある事情により自分の感情に素直になれない性格の為か、折角のチャンスをふいにしたり、火に油を注いだり、よかれと思っての行動がちょっとした行き違いでことごとく裏目に出る等、空気を読めていないと思われる場面が散見される。それが原因で、様々に哀れな仕打ちを受けている。
解答編最終章で、昭和57年に北条悟史に相談を持ちかけ、ついに空気が読めていない事を指摘される。実は、何かと不憫なキャラクターかもしれない。
「雛見沢停留所」の園崎魅音
「『ひぐらしのなく頃に』の原点」と呼ばれている戯曲「雛見沢停留所」にも
古手梨花と共に出演している。
「雛見沢停留所」内の魅音は古手梨花の後輩である。
コミックアンソロジー「ひぐらしのなく頃に〜新奇譚集〜」収録の「力」では、彼女の園崎家当主としての覚悟が描かれている。
以下名言は原作・旧版アニメ・コミック・ゲームから抜粋
- 慰められて甘えられる、これに味を占めると不幸に酔うのが癖になる。
- レナの境遇を察しなかった事を部長として恥じるよ。許してほしい。勿論レナが相談しなかった事も許す。私がそれだけ未熟だったって事だからね。だから私はレナの罪を許す!
- 私たち雛見沢の人間なら忘れたとは言わせない。かつて、雛見沢もダム湖の底に沈むという運命が決まっていた。でも、雛見沢を守るために二千人の人々が結束して、決まっていた運命を打ち破ったじゃないか!!!
- 一人で石を投げられたら、二人で石を投げ返せ。三人で石を投げられたら、六人で石を。八人が棒で追われたら十六人で追い返し、千人が敵ならば村全てで立ち向かえ。一人で受けた虐めは全員が受けたものと思え。一人の村人のために全員が結束せよ。それこそが磐石な鬼ヶ淵死守同盟の結束なり!
- 人には、誰にも言えないような過ちも失敗もたくさんある。その時、尽くすベストに上限はない。ただひたすらに勝つための努力を惜しんではならないのである。
- 仲間に隠し事ってしたらいけないワケ? 話したくないことなんて生きてりゃ増えてくよ。それを全部打ち明けないと仲間と呼べないならさ、わたしゃそんなヤツ見下げるね。
- 明日、学校休んじゃ…イヤだよ。
- あるぇー?/ぷぇー
- この仲間たちがいれば、世界のどこだろうと退屈しないね!
- さあ、撃ちなよ。その代わり、絶対にあたしに当てな!あたし以外の仲間に当ててみろ、あんたを死ぬよりつらい目に遭わせてやるッ!
- あー、…圭ちゃんが今まで、仲間って言葉をどういう意味で使ってきたか知らないけどさ。…仲間ってのは、家族とまったく同格じゃないのかなぁ?
- 今沙都子はとてもいいことを言ったと思う。圭ちゃんにはどの部分かわかる?————『誰にだってある』ってところだよ!
- 人には誰にも言えないような過ちも失敗も沢山ある。無菌室の試験管の中で育った人間でもない限り、人の人生は試行錯誤の繰り返しだと思う。良いことも悪いことも、いろいろなことを繰り返して成長してそれで最後の最後に素晴らしい人間になれればいいんじゃない?
- 料理は技術じゃなくて愛情でしょ⁉︎
- 卑怯という言葉は敗者の言い訳でしかない。 自分以外の大勢の期待を背負った時、人生の中では対負けることができないシーンは必ずある。いくつもある。その時、尽くすベストに上限はない。ただひたすらに勝つための努力を惜しんではならないのである。自らの努力に勝手に上限を設け、それ以上の努力をした相手を卑怯と罵る卑怯には決して堕ちてはならない。
- あたしは部長さ!みんなを背中に守れるなら、こんな嬉しいことはないね!
- 富竹さんと同じ目に遭ってもらう。
- おはぎのクイズ、分からなかったから罰ゲームだよ!
- 早く元気になぁれ☆
性格等は旧作と変化なし。各編での動向も基本は変化なし。
だが……?
この先、綿騙し編におけるネタバレが含まれます。閲覧する際には注意して閲覧してください。
綿騙し編にて、梨花が圭一に助言をした結果、綿流し編においてレナへと渡っていた人形は魅音の手に渡された。
しかし、詩音は圭一と共に祭具殿へと入ってしまい、本来の綿流し編と同じく村の人々が居なくなる『祟り』が起きてしまう。
圭一は自らの行いが原因で祟りが起きたのではないかと不安に思い、梨花へと相談するものの、梨花も再びのループに巻き込まれたことで精神が不安定になっていた為か、圭一に魔女として強く当たり、この世界の行く末を予測し、放棄してしまう。
そして、その梨花も失踪してしまう……。
その後、圭一は魅音と事の顛末を語る。詩音と共に祭具殿へと入ったこと、梨花の謎の態度、祟りを不安に思うこと……。
魅音はその全てを落ち着いて聞き圭一を励まし、自らを信じる様に言ってある場所に案内する。それは、園崎家の地下牢だった。使われてこそいないものの、幾多の拷問器具で溢れるその部屋だが、その気になれば1ヶ月は過ごせるセーフティーハウスでもあるという。
魅音は当分の間は圭一の安全の為にそこで過ごして欲しいと語る。いざという時は魅音が監禁したと主張出来る様にする為にも……。
魅音がそうする理由は、祟りの名を利用しての殺人をのさばらせてしまった園崎家当主としての責任感、そして、圭一への恋心によるものだった。
ゲーム大会の後、圭一に人形を貰えたことを非常に嬉しく思った魅音は、命に変えても圭一を守ろうとしていたのだ。
その際の魅音の決意に溢れた姿は圭魅ファンからすれば喜ばしい姿であった。
その後……
地下牢へと残された圭一は強引に脱出するも、気を失ってしまう。そして、圭一は大石から事の顛末を聞く。
その内容は園崎家の地下牢の井戸から詩音、お魎、公由村長、学校の便槽(今でいうトイレ)から梨花が見つかったというものであり、魅音も沙都子と相打ちの様な形で死んだというものだった……。
魅音と圭一の相談前、学校での魅音? の不可解な言動。
沙都子との死亡描写の際に映った拳銃が直前に魅音が持ち出したものとは別物。
園崎家次期当主であり、雛見沢の内情を正確に知る魅音がL5を発症する理由がない。
各場面で詩音・魅音それぞれどちらかが分からない。
最低でも以上の疑問点が存在。業の続編であるひぐらしのなく頃に卒にて真相が明らかになるのを楽しみにしていよう。
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