京極組
きょうごくぐみ
『ヒューマンバグ大学』のシリーズ主人公の一人・久我虎徹が所属する極道組織。
当初は久我のライバルでもある紅林二郎や、拷問ソムリエの伊集院茂夫、同じく極道ストーリーを展開する小峠華太といった他主人公の物語にて、各回で取り扱う事件の首謀者やその協力者など、主人公の敵として度々登場していた。このため一時期はチャンネル内のヘイトタンクのような存在だったが、久我が主人公となってからは拝金主義者の組長・日下孝次郎とそれに同調した組員が主導していたものとされ、当時若頭の五十嵐幸光や久我は現在の組織体制を好とせず、同じ志を持つ組員と結託し、組織をかつての任侠に戻そうと試行錯誤する様子が描写されるようになる。
その後、チャンネルでは初めての長編でもある小峠与する天羽組を相手取り勃発した「天京戦争」を経て、最終的に天羽組に対して大きな代償を払うことになるも、結果としては組織のガンであった日下が死に、裏での悪事の露見により加担していた幹部組員も排除され、新たに五十嵐が組長を襲名したことにより多くの任侠が本部に復帰し、風通しも含めて組織の洗浄が為される形となった。
現在は、上述の天京戦争時に京極組のシマを荒らした半グレ集団羅威刃を相手取った「京羅戦争」、その羅威刃失脚後に台頭した戒炎との「京炎戦争」と、新旧の裏社会派閥同士の抗争をメインとした長編バトルシナリオを展開している。
黒焉街という治安の劣悪な繁華街をテリトリーとしており、その規模は関東でも指折りである(小峠曰く、構成員の数は天羽組の倍以上。ただし、度重なる抗争により凄まじい勢いで人員を消耗しており、京炎戦争終結時点では天羽組と大差ない規模にまで縮小している)。構成員も猛者が多く在籍しており、飯豊朔太郎いわく「京極組の主力級は天羽組の兄貴達と互角」であるらしい。
日下孝次郎が組長だった頃の京極組は、昔気質の任侠ヤクザである天羽組とは違い、金儲けのためなら罪のないカタギの一般人を餌食にするのも厭わない、仁義にもとる所業を平気で働く文字通りの暴力団であり、和中に「下郎の保護区」と言わしめていた。しかし伊集院茂夫を注視して自律に務めている天羽組とは違い、後述の久我を始め白武利光・金子と成田(ガソリン兄弟)も伊集院の事を知らず痛い目にあったあたり、天羽組に比べて裏社会にそれほど詳しくないと思われる。また情報収集能力にも組員内でムラが激しく、久我や五十嵐は情報屋の風谷を多用しミスを少しでも減らそうとするが日下は有事の際に情報屋を利用せずに短絡的な行為を働くこともあった。
天羽組との関係
天羽組とは長らく犬猿の仲であり、2021年12月18日付の動画では、衆議院選挙の際に、天羽組とつながっている候補者をスキャンダルで落選に追い込み、擁立した新参候補を当選させたうえで、天羽組の利権を次々と潰していくといった形で対立する。なお、この一件を受けて天羽組による報復が行われた際に、袈裟斬りの吉岡が和中蒼一郎と衝突し絶命するという事態が発生した。また、2022年3月9日付の動画では、須永陽咲也が天羽組を破門になった半グレ「怒苦炉」を結成し黒焉街で生活保護を受けている人に法外な金利で金を貸し付けるなど闇金のシノギを行っていた古田の粛清に向かう際に、同時に久我もカシラから粛清するよう命令されていたため、お互いに戦闘になるが、応援を呼んだ野島翔によって一条康明も駆けつけ、須永は人数的に不利と悟ったのか窓を割って猛スピードで去っていった。しかし、一条からは「近い未来ぶつかっちゃうかも」と評しており、久我も天羽組は日本を取る道程で避けて通れないと語っている。
そして2022年3月15日付の動画で、北岡隆太が一条に斬殺されてしまい、これを引き金に天羽組との全面戦争に突入していくこととなる。
また、敵対している天羽組では、久我が内部粛清をして組織を改革している他、協力者を増やしている旨が語られている。特に良識派の構成員である久我や一条にカシラ(当時)の五十嵐幸光を始め国生英明・西園寺健吾・六車謙信・近藤新平太・相良颯誠・犬飼鷹四郎は天羽組にも名が知られている。
その後、2022年6月5日付の動画で天京戦争は終了し、抗争中に事務所を爆破させた羅威刃との全面戦争に突入した。ちなみに天京戦争が終了してから発足した五十嵐政権下では天羽組との蟠りは無くなっている。
その他
また、紅林二郎に複数の組員を倒されている為、報復を企てていたこともあった。当時の紅林も「京極組との戦いはまだ始まったばかり」と述べていて、紅林が鉄拳制裁していた外道は京極組の外道構成員が多かった。しかし、紅林が外道構成員の藤宮(後述)に襲われた際に一条が助けに入るなど、少なくとも良識のある組員達は久我を除いては報復を企んではいないが、久我自身も組のメンツというのは建前で学生時代の因縁にけりをつけたいというのが本音であり実際に紅林と対決した際に「今は組は関係ない」と口にしていた。また、佐竹博文が道端で嘔吐をした際、久我が救急車を呼んだり、五十嵐や海瀬将悟が拷問ソムリエシリーズで依頼者に情報屋を紹介するなど久我や一条、五十嵐を始めとした良識派構成員達はカタギには優しい。
天京戦争の終結してからは海瀬や二階堂将平にルーク黒羽根といった生き残りの外道派たちも良識派に帰参しており構成員のほとんどが良識派で固まっていった。
現在の五十嵐から数えて2代前の4代目組長は愛情深く仁義を重んじる好人物だった。
当時は一構成員だった日下もその思想に同調し、組長譲りの強い仁義と腕っぷし、更には明晰な頭脳を併せ持ち、組織の経営にも大きく貢献していたが、暴対法の制定によりかつてのようなシノギが出来なくなり、更にはその法律が適用されない半グレにこれまでの利権を奪われることになり始める。ついには、当時可愛がっていた舎弟が組抜けの直後に愚連隊により殺害されたことを機に、日下はこれまでの仁義や任侠精神を捨て、金稼ぎの為なら手段を選ばない拝金主義者へと変貌。
以後はその卓越した商才を駆使して海外との密売ルートを独自に確立し、暴対法の煽りで財政難となった組織を幾度となく救った。4代目が亡くなる頃にはその功績が重視され、日下が5代目組長を襲名。これを機に日下の拝金主義は組織全体に伝染し、「銭に目が眩んで仁義忘れた」かのように、関係のないカタギを脅して稼ぐシノギも平気で横行するなど、京極組全体が著しく荒れてしまった。さらに天羽組と違ってヤク(違法薬物)の取引もシノギにしており、そのため藤岡竜男のように売り物のヤクに手を出して自身がヤク中になってしまった組員が暴走してカタギに危害を加える不始末が後を絶たず、組の悪評に拍車をかけていた。
ただし、日下はシマである黒焉街で薬物の売買を禁止していることが判明している。もっとも、この禁止は京極組の組員に対するものではなく、京極組と対立する組織に対するものである点を考えると、日下は薬物の売買による利益を独占するために、京極組以外の者が黒焉街で薬物を売買することを禁止しているだけなのかもしれないが。
その事もあってか一時期の京極組は、多くの関東極道が暴対法の影響で衰退する中にあって、豊富な資金力を背景に100人以上の構成員を抱える大所帯へと拡大するも、金儲けのためには手段を選ばない外道に等しい構成員が多数派を占めていたが、その一方では仁義・任侠を重んじる良識のある構成員も少なからず存在しており、その中の一人である久我はこの腐った京極組を再建するべく奮闘していた。そんな彼の努力もあって、外道の所業に手を染めていた組員の中にも4代目組長の教えを思い出して心を入れ替える者が次々現れた。
天京戦争後は、死亡した日下の跡目に五十嵐が六代目組長として襲名し、五十嵐の方針でヤクや特殊詐欺などの汚いシノギを廃止、以後は守り代などの真っ当なシノギを専門とする様になり、以前より稼ぎは低いが組の運営に影響しないほどにシノギは挙げている模様。100人以上を数えた構成員も抗争による犠牲や内部粛清で大きく減じたが、そのほとんどが外道派だったことから、良識派によって組内が浄化・一本化され、かつての姿を取り戻した。
日下政権時代のシノギは、主にカタギを巻き込むシノギも行っていたが、五十嵐政権に入るとカタギを踏みつけるシノギは一切禁止され、守代などの真っ当なシノギのみとなっている。
- 守り代
管轄内のクラブなどに対する用心棒業務を行い、その見返りとして収入の数%を貰う。クラブでバカする無法者は手足切断やみね打ち、刺殺など、地獄を見ることになる。
港町の綾波町では漁業の漁獲量に応じた歩合制で守り代を貰う。また、カタギの会社をトラブルや悪質な嫌がらせから守る意味で守り代を貰っている。
- 闇金
闇金へ金を貸す。大概闇金以上の高金利。
- グッズ販売
現実世界でも行われているシノギ。若手の佐古が作成したアクリルスタンドなどの京極組グッズを販売する。作中では堅気の小学生が一条や速水のラバーストラップを所持している描写が存在した。こちらは売れ行きが好調すぎて品切れが多発する為、散々クレームを入れられている模様。
- 悪徳宗教勧誘
- リフォーム詐欺
- 地上げ行為
- ゲームセンター不正詐欺
- 闇医者治療詐欺
- 違法契約強要
- 海賊版販売
- 薬物売買
- 特殊詐欺(シバイ)
いずれも日下政権時代のシノギ。言うまでもなく全て外道の商売である。
担当していたのはそれぞれ白武、相良、吉岡と藤宮、黒羽根と柿本(候補生)、海瀬、二階堂、里中、金子と成田と日下、久我である。
登場時から良識派だった久我がなぜ外道のシノギを担当したのかについてだが、その理由はこのシノギの内情を知りいずれシノギを辞めさせるためで、黒い噂のある連中のみ標的にしていた。
2024年3月現在、本名(フルネーム)が明らかになっている主要人物の他、複数の組員が多数登場する。特に別シリーズで登場した外道も含めると関係者の数はかなり膨大になるため、以下のキャラクター紹介においては記事の長文化を避けるため、単独記事のある組員は極力説明を割愛する。
現在の主要人物(公式HP参照)
五十嵐幸光(組長/親父) | 五十嵐梢(組長夫人/姐さん) | 六車謙信(若頭/六車のカシラ/阿修羅の六車)(主人公代理の経験あり) |
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暑そうな親父byコム | No Imagebysnow | 六車の兄貴by隆雄 |
近藤新平太(メリケンサックの近藤) | 二階堂将平(アームナイフの二階堂) | 高砂明夫(京極組の心) |
近藤の兄貴by隆雄 | アームナイフの二階堂by星宮月子 | バグ大(あんまりないw)byPAL@洸臥 |
一条康明(俳句の一条) | 仙石薫(メリケンナイフの仙石) | 守若冬史郎(刺身包丁の守若)(主人公代理の経験あり) |
仲間のためにby🌇 | 自称センス系イケメンbyクレイナ☆ | 守若トーシローbyクレイナ☆ |
ルーク黒羽根(手甲鉤のルーク) | 久我虎徹(主人公) | 犬飼鷹四郎(スレッジハンマーの犬飼) |
京極組 5月誕生日byクチナシ | 久我虎徹byつわぶき | ワンコby空の星 |
佐古大和(主人公代理の経験あり) | 花沢伊織 | 宮戸龍樹 |
みんな大好き伝説の男byクレイナ☆ | no titleby木目鏡 | きっちり宮戸くんbyはしばしゅう |
赤坂祥太郎 | 綾小路乃武 | |
きゃわきゃわ赤坂〜byはしばしゅう | 綾小路中心byタカ |
※ 年齢順では天京戦争開始時からの生存順で纏めると、上から大園(51歳)>五十嵐(46歳)>国生>西園寺>六車(35歳)>近藤>二階堂(30歳)>高砂>相良=海瀬=一条>仙石>守若>黒羽根>久我(24歳)=犬飼=綾小路>野島>浪岡=佐古>花沢である。宮戸、赤坂は不明。
本編中故人となった主要人物(同上)
大園銀次(若頭/カシラ) | 国生英明(マチェットナイフの国生) | 西園寺健吾(パワーボムの西園寺) |
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ゾノさんはお茶目♪byノワール | 国生英明さんbyクチナシ | 西園寺健吾追悼イラストby星宮月子 |
京極組の若頭。戒炎との京炎戦争にて榊原周に殺害された。 | 久我の兄貴分。羅威刃との京羅戦争にて秋元詩郎に殺害された。 | 久我の兄貴分。京羅戦争にて城ヶ崎賢志・設楽紀明に殺害された。 |
相良颯誠(特殊警棒の相良) | 海瀬将悟(金砕棒の海瀬) | 鷹橋修也 |
プライドの高い男bykomotuka_mimiko | 飯テロの海瀬byクレイナ☆ | 鷹橋byぴん子 |
久我の兄貴分。天羽組との天京戦争で飯豊朔太郎に殺害された。 | 久我の兄貴分。京炎戦争にて我妻京也に殺害された。 | 久我の舎弟で、不良時代の後輩。京羅戦争にて城ヶ崎賢志に殺害された。 |
浪岡常吉 | 野島翔(斧の野島) | |
浪岡常吉誕生日イラストbyYukidama | 🔥byra | |
久我の舎弟。京炎戦争にて我妻京也・緋田功哲郎に殺害された。 | 久我の古参舎弟。京炎戦争にて我妻京也に殺害された。 |
客人
新城杏太郎 |
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新兄貴(なる予定)かっこよすぎません!?byモニュ |
度重なる戦争によって人員不足となった現状を少しでも好転させる為に五十嵐がスカウトしようとしている「切断王」の異名を持つ狂人。薬物をバラまく売人や組織をひどく嫌っており、その点を五十嵐は買って裏神に対抗する為に共闘関係を結ぶこととなった。 |
その他の構成員(元も含む)
日下時代は上述の現在の主要人物(当時の良識派)と京極組仁義外れの構成員に二分されるように構成されていた。また、中には家族のためにカタギになるために、もしくは当時の組でも看過できない行為から破門や絶縁された者もいる。
作中でよく登場する大半が後者のタイプで、大抵はカタギに危害を加える凶悪な事件を引き起こし、中には京極組の敵対派閥に加担しようとする者もいる。一方で、前者の中にも暴対法によってロクな生活を送れずに挫折し、再び犯罪に手を染める者も何度か現れており、こうした面々の始末のために現在の主要構成員が動くことになることも多い。
(詳細はそれぞれリンク先の記事を参照。)
- 宗教団体の教祖
白武が作り上げた架空宗教団体の教祖。人の弱い心に付け込んで金を巻き上げたり、団体の組員である女を修行という名目で抱いた外道。彼らは紅林に顔面陥没され、教祖のその後の生死は不明。
- 鈴木勝彦 ×
2021年11月15日の伊集院茂夫の拷問ソムリエシリーズで登場したターゲット。N県のIT企業社長だが、裏では京極組と繋がっていた。
- ゲームセンターの店長
ルークが行うシノギの店長。どうやら京極組によって脅されて店長になったらしい。彼は紅林に顔面陥没させられたが、生死不明。
- K病院の院長
海瀬が行っていたシノギの院長。健康体の人に、心臓の機能が弱っているため、手術を受けないと死ぬと脅したり、自身が患者に教えたワッハッハ療法を海瀬と共に見て馬鹿にして大爆笑したり、患者をペットと馬鹿にした外道。紅林に顔面陥没させられた後警察に逮捕され、病院も廃業になった。
- 女性の飲み物に薬を入れた男
ガソリン兄弟の指示で女性を薬漬けにして売り飛ばそうとした男。薬の量が多すぎたため、被害者の女性はその場で泡を吹き倒れ、その後ガソリン兄弟に報告したが、凄まじいヤキを入れられた。また、紅林が後を付けていたため、完膚なきまでにボコボコにされた。その後の生死は不明。
- ヤクザ崩れの男
元京極組の藤岡と共に行動していた人面獣心。彼はどうやら金を窃盗するなどの外道で、伊集院に目を潰されて放置された。
- 瀧本薫
紅林が働いていたサパークラブの人気No.1店員。イケメンな顔立ちと話術で女性を虜にするのを得意としており、店の女性客の大半が彼を目当てに通うほどである。しかしその本性は女性を言葉巧みに誘導してピンクビデオに出演させている女誑しの外道。店の常連客であるアヤカ、レナに契約を迫っているところに違和感を感じ、さらに二人がか細い声で助けを求めたことで紅林が「契約は無効だ」と迫ると本性を現し力ずくでアヤカにハンコを押させようとしている。
ちなみに喧嘩は強くないようで、二階堂を顔面陥没KOした紅林に迫られるとアヤカに助けを求めるが、逆に紅林に倒すよう要求されてしまい、二度とその顔と話術で女性を騙せないようにと、全力パンチを食らって顎を粉砕された。
- 厚木亮 ×
伊集院茂夫シリーズに登場。17歳の不良少年で、親は上場企業社長の資産家。ガソリン兄弟から焼死させることを教わった。
- 厚木と共にホームレスを焼死させた男 ×
伊集院茂夫シリーズに登場。厚木と共に登場。
- 山添
京極組が長年バックアップしていた国会議員。選挙戦の中盤までは天羽組がバックアップしていた千田が有利だったが、バックに付いていた京極組の強請りにより千田が立候補を辞退したことで当選を果たす。当選後は天羽組に不利になるような政策を進めていたが、京極組とともに中華料理店「紅龍」で祝勝会を上げているところを小峠・和中・野田一の3人にカチコミを受けてしまう。裏口から逃亡を図るも野田に捕まり、足をアイスピックで滅多刺しにされた上で天羽組への協力を強要され、結果的に京極組を裏切る事となった。
- 日下晋平 ×
京極組組長である日下の実子。父親以上のクズ野郎で、他人の神経を逆撫でする天才。父親に甘やかされており、京極組構成員ですらない一般人でありながら、組の威光を借りて好き放題悪事を働いていた。
極道組織
天羽組シリーズ主人公の小峠華太が所属している空龍街を拠点に活動している京極組と肩を並べる武闘派ヤクザ。2021年12月18日の動画で敵対した他、何人かの構成員を粛清されている。中でも袈裟斬りの吉岡は和中に殺されている。久我と関与しているかは不明だが、2021年12月31日の動画では久我と紅林の名が天羽組に知れ渡っていた。
両組は非常に険悪で、当時京極組と敵対していた紅林に対し天羽組(小峠と野田)は「京極組とトラブルになったら加勢する」方針を示した。そして2022年3月15日、京極組のシマ荒らしと見なされた若手組員・北岡が一条の手によって殺された事で、遂に全面抗争勃発。全存在をかけて報復・日下の暗殺を計画。日下の暗殺は良識派の構成員にとっては好都合とも言えるが、組長の首を取られたとあっては京極組の看板に傷が付き、直接手を下した一条も報復対象として狙われているため、本格的に抗争が始まれば双方おびただしい血が流れると目されている。そして互いに戦力を整えた2022年4月13日、遂に抗争の火蓋が切られた…だが、両組を取り巻く厄介な組織、河内組と羅威刃が既にこの情報を聞きつけ抗争の行方を注視しており、彼らの動き次第でさらに大きな戦争になると思われていた。
最終的に、身を隠していた日下は暗殺され、同時に彼が京極組に黙ってマッド・カルテルと契約、黒焉街に麻薬を蔓延させていたことが判明。五十嵐が自ら天羽組に詫びを申し入れたことが契機となって戦いは終結している。ちなみに、野田と国生は戦争が始まる前から組織の垣根を越えて互いに認め合うような仲であり野田が退院したら焼肉を奢る約束をしていたり、速水と飯豊、野島と佐古の若手達は戦争終了後の状況整理の動画では野島の足を心配したり、談笑するなど両組織完全に和解していると思われ、少なくとも五十嵐が組長を務めるうちは今後抗争が起きることはないであろう。
天羽組に所属する武闘派狂人の一人。「バイティング須永」の異名を取り、自身の歯に施術したチタン製の牙で相手の頸動脈を噛み千切るほか、ドスと拳銃で相手を弱らせる狂人。タフネスも高い。元天羽組員の半グレ・古田を粛清すべく黒焉街に乗り込み、同じく古田の粛清に向かっていた久我と激突した。全面戦争勃発後は工藤清志と共に一条、野島を襲撃、一条に対し一番槍をつける。
天羽組に所属する武闘派狂人の一人。「日本刀の和中」の異名を取る剣の達人で、天羽組最強と目されている戦闘狂。外道構成員である吉岡を斬って捨てた張本人で、また天京戦争の際には同じ剣豪である六車謙信とも熾烈な一騎打ちを展開している。
- 北岡隆太×
天羽組の若手構成員であり武闘派狂人の一人。戦闘や拷問では串を得物にしている事から「串の北岡」の異名を取る。本人も無自覚のうちに京極組のシマが荒らされる一因を作り、一条に粛清された。
天羽組に所属する武闘派狂人の一人で「天羽組の武闘派・小峠華太」シリーズの主人公。「天羽組の小峠」の異名を取る天羽組の中核的存在。日下からは「天羽組のキーパーソン」と目され、久我に監視と場合によっては殺害の命令を下していた。
後に久我と一騎討ちになった際、才能の差で久我に追い詰められるが、精神力で相打ちに持ち込んだ。その後和中と六車との戦闘で横やりを入れて六車を狙撃したことにより、和中からは強烈な殺気を向けられていた。
だが、天京戦争の終盤、単身で詫びに来た五十嵐の自決を寸前で止めており、彼の制止によって五十嵐は命を捨てることなく手打ちに臨んでいる。
天羽組に所属するペーペー舎弟の一人。京極組の若い衆が飯豊によって潰されたため、久我虎徹と殴り合いになるが、久我の一方的な攻撃により、幸い死ななかったものの飯豊はボロボロになってしまった。後に慕っていた兄貴分である冨樫の敵討ちの為に単身相良に挑み勝利、相良を殺害した。
- 工藤清志 ×
天羽組に所属する武闘派狂人の一人で武闘派の中では最年長。「ドスの工藤」の異名を取る元ボクサーのスピードファイターでドスの達人。全面戦争勃発後は須永とタッグを組み一条、野島を襲撃した。彼との戦闘に敗れた野島は後に敵対する半グレのリーダーと戦闘になった時に工藤の言葉を思い出し勝利する。その後羽王戦争にて天王寺組の城戸丈一郎に敗れて戦死した。工藤亘清の実父。
- 冨樫宗司×
天羽組に所属する武闘派狂人の一人。「ハンマーの冨樫」の異名を取る天羽組一番の怪力男であり人間で餅が付ける狂人。全面戦争時に冨樫は他の敵対組織である河内組などににらみを利かせていたが、相良と鷹橋によって襲撃され、殺害されている。
天羽組に所属する武闘派狂人の一人で天羽組最狂の男。「アーミーナイフの小林」の異名を取る。元はCODE-ELに属していた暗殺者で、拳銃とナイフの腕はピカイチ。暗殺者時代に培ったスキルをフル活用し、抗争に際し雲隠れしていた組長の日下を探し当て、ハードグリングリンで暗殺した張本人。その暗殺の完璧さ故、京極組では小林が犯人とは特定出来ていない模様。
天羽組に所属する武闘派狂人の一人。「アイスピック野田」の異名を取る狡猾な智将。国生英明とは同期であり組織の垣根を越えて互いに認め合っている。本来は国生の方が腕っぷしが強かったが拳に気持ちが入っていなかったため真っ向からの殴り合いに勝利する。その後京羅戦争で国生が命を落とした際は悲しい表情を浮かべながら、彼の葬儀に参列した。
- 獅子王組(旧河内組)
京極組と同じく天羽組とは犬猿の仲の武闘派ヤクザ組織。組長である日下の息子、晋平がこの組織の構成員をなぶり殺しにした事で因縁が生まれてしまう。だが、最終的に久我の一存で晋平は龍本雅幸に引き渡され、衝突は避けられた。なお、かつて綾波町での漁港の利権争いの後に眉済俊之が独自の判断で京極組と協力関係を築いており、五十嵐に内部抗争に力を貸すことをお願いするなど良好な関係になっている。
しかし黒澤航太郎は眉済とは逆に五十嵐が若頭であった頃から仲が悪く、もし跡目争いに黒澤派が勝てば今後京極組と争うことになる可能性があるので京羅戦争に一旦区切りが着いた後、久我と犬飼は五十嵐の命令の下、一時的に眉済派の助っ人として出向する。
黒澤派もまた羅威刃の東雲竜政と秋元詩郎を助っ人に迎え入れており、黒澤派の人間も強敵が多いので獅子王組の内部抗争は激化の一途を辿るも、紆余曲折を経て眉済派が勝利。眉済が組長となった。京炎戦争後、新たに台頭してきた旧マッドカルテル日本支部改め裏神に対抗する為に共闘戦線を組むこととなる。
一年目の新米舎弟で眉済派の構成員。獅子王組に入って日が浅いので戦闘力は高くないが、かなりの根性があるため久我からは将来有望と評されており(村井の捨て身のサポートもあり)裏切り者の半田民生を討ち取る金星を挙げた。野島とは地元の関係で個人的な付き合いがあり、度々顔を合わせることがある久我と何度か共闘している。
兄貴分である伊武隼人も登場回数が多い。
- 友山組
京極組と懇意にしている極道組織。
組長の友山は戒炎の侵攻に伴い、警戒と結束を強めるために京極組と協力関係にあった。京極組のような規模や戦力は持たないものの、商売上手であり有事の際は京極組の武闘派兄貴を送り出す形でトラブルシューティングすると持ちつ持たれつの関係だった。
しかし、五十嵐・六車・高砂・野島らとの会合で戒炎の反町らに襲われてしまい、最終的に友山は我妻に銃撃されかけた五十嵐を庇うために命を落としてしまった。
志正町の一部を取り仕切る極道組織。京極組と友好関係にある。
その他
- 時愛(トア)
京極組がケツ持ちしているクラブのエースキャスト。小堺が京極組を騙って女性を脅している件で、ママの命を受けて囮を務めている。危険な任務であったが本人は「虎徹のお願いなら頑張る」と語っており、久我には好意を抱いているようだ。
- 裏社会のハッカー
ハッキングの天才。高学歴の秀才だったが愉快犯で不正アクセス行為を繰り返す内に闇社会に沈んでしまい、現在は久我に囲われてネット工作の依頼を引き受けている。
久我が裏社会の情報を得るために抱えており、フード付きの黒ロングコートに黒ずくめの服装に黒手袋、そして青い髪型が特徴。伊集院の盟友で天羽組贔屓の情報屋・伍代千隼並の精度を持つ。
- クラブのママ
京極組がケツ持ちしているクラブのママ。京極組の組員が出会い系サイトで出会った女性を脅している噂を聞くと、その情報を久我に流している。京極組を騙る半グレの仕業と判明すると、おとり捜査のためにエースキャストの時愛(とあ)を貸し出している。
- 馴染みの情報屋
ピンクの髪型と露出度の高い恰好をしている女性の情報屋。
- 大将
久我が行き付けにしている居酒屋の店主。常連客共々久我を「コテっちゃん」と呼ぶほどに付き合いは長く関係は良好。大将や常連客が持ち込んでくる情報や相談で動く事がある。
- 闇医者
見た目は30代の若い医者。水色の髪色をしている他、眼鏡をかけている、氷室とはまた違った闇医者。幹部の西園寺の治療をしたが、屈強な肉体故に腹部を撃たれても軽傷だった彼を「バケモン」と評した。また、京羅戦争では瀕死になった野島や高砂の治療の一命を取り留めている(野島は東雲に切断された足の切断面が悪かったために繋げられなかったが)。
詳細は該当記事を参照。
詳細は該当記事を参照。
- 泉
五十嵐の知り合いの女性で、倒産した社長に代わって債権者への説明会で謝罪する「恐縮屋」。生来胆力のある性格で、元々は夫の借金の返済で、京極組とは違うヤクザの提案で始めたのがきっかけであり、自分にとっては大金を稼げる天職である事と、そのヤクザも見た目に反して任侠ある性格から意気投合し、完済して夫と離婚後も恐縮屋を続けている。
これまた五十嵐の知り合いの社長が会社を倒産させたため、泉の助手を頼まれた久我は泉の指示でサクラとして説明会に参加、激怒する債権者に臆する事なくコトを進め、また彼女をゆすろうとするヤクザ相手にも啖呵を切り金的で撃退したその胆力に久我は女傑だと感心した。
天羽組や伊集院が信頼している凄腕の情報屋。2022年3月12日付の動画で、京極組から伍代に依頼が来たとのこと。
- 北岡と速水が行ったバーの店主
黒焉街で経営しているバーの店主で、京極組に40年もの間守り代を払っている。
その事もあってか、北岡と速水との会話で「黒焉街で薬物を売っているブラジルマフィアを支持している人物(=北岡)」である事に気づいて、一条に連絡を取った。
彼からすれば、シマ荒らしを見つけて撲滅しようと思っていたのだが、結果的に北岡が一条に斬殺され、ひいては天羽組と京極組の全面戦争を引き起こす遠因を作ってしまった。
『セレン』という小規模のクラブで働いているホステス。一目惚れされた六車に告白したことで同棲関係となったが、六車が刑務所に行ったことで疎遠。それでもヨリを戻そうと考えたが、かつて六車によって潰された三島組の残党に誘拐・暴行を受けてしまう。救出されて一命を取り留めたものの、上記の事件で「極道の女にロクなことなんてない」と思い知った彼女は、「二度と自分に関わらないで」と六車と破局と慰謝料請求を申し出た。
佐竹シリーズの主人公で、鬼頭丈二の旅のパートナーの一人。恋人に根岸千恵がいる。超絶不運なアンデッドマン。久我・一条と交流があり五十嵐・佐古・守若・二階堂・近藤・ルークとも関わる。京極組本部爆破事件の際、彼が撮った城ヶ崎の写真が、事件の解決の糸口になりのち一条が城ヶ崎を討ち取るのにも寄与した。
- ニューハーフのバー
黒焉街の道明寺通りに位置するニューハーフのバーで、オネエの店員が多い。知る人ぞ知る黒焉街の駆け込み寺である。このバーは高砂と関係性が深く、また伊集院とも関係性が深いため、高砂を裕ちゃんと伊集院をシゲちゃんと呼ぶ。
- 利恵
高砂が漁師町に左遷された時に負傷していた所を救ったホステスの真由美の一人娘。6歳ながらも一度見たものを完全に覚える「絶対記憶」の持ち主で、そこに目を付けた父親の阿波野(認知はしていなく、真由美はシングルマザーとして育てていた)に親権を奪われ、ヤクの裏取引の為に証拠を残さない「生きた帳簿」として利用されていた。だが警察の捜査の手が伸びると、焦った阿波野は証拠隠滅を図り利恵を殺そうと企てるが、それを察した家政婦が利恵を連れ出して高砂に引き渡し、無事に京極組で保護する事となった。娘を奪われた真由美が生きる気力を失い自殺した事も知った久我は六車と共に阿波野が潜伏している別荘にカチコミを仕掛けて壊滅させ、高砂は利恵を養女として育てる事を決意した。
- 瓜田純士 ×(作中にて)
まさかの元ヤクザの実在人物がコラボで登場。声優も本人が務めている。ヒューマンバグ大学の世界では雲雀町に拠点を置く、父親である組長と若頭である自身の二人だけになった零細組織のヤクザとして登場。
敵殺しの罪によって服役していた頃、三島組を壊滅させた事で服役する事となった六車謙信と出会う。自身の刑期の長さに辟易していた彼は、嫉妬心から六車に喧嘩を吹っ掛けるが敗北。その後彼らは和解し、互いを兄弟と呼び合うようになるが、瓜田は六車の凄まじい鍛練に付き合わされる事になった。そして、10年の時を経て互いに出所した現在も六車とは偶に会っていたのだが、抗争続きで会えない日々が続いていた。
六車の力になりたいと考えた瓜田は京極組へ訪問し、そこで彼と再会。京炎戦争に協力したいと申し出、佐古大和や野島翔と共に戒炎の下部組織へ襲撃に出向いた。
ある時瓜田は佐古と共にスナックの守代を回収しに行くが、店長が裏切った事を見抜いた彼は上階から半グレを始末する。だがその時、戒炎のNo.2である麻生成凪と遭遇してしまい、佐古を逃がして奮闘するものの無惨に敗れ、六車と佐古に看取られながら命を散らした。
小規模故に様々な敵対組織と戦う天羽組に比べて、京極組は規模がデカく長い歴史のある武闘派組織として周辺に認識されている為か他の極道組織を相手にする機会はあまりない。そのためルール無用な半グレや海外マフィアを相手にすることが大半である。
但し、回想にて仁義外れの極道組織を壊滅させた描写があったりする等全くもって戦わない訳ではなく、壊滅させた際の生き残りの構成員が半グレになる事もザラであったりする。また壊滅自体が中途半端になってしまう甘さも目立つ為、後述の羅威刃のように後々に京極組は勿論、一般市民にも火の粉が降り注ぐ事が多々ある。
京炎戦争終結時点で組織は大幅に弱体化・縮小化しており、今後は彼らのシマを狙おうとする組織が更に増える可能性が高い。その中にはその規模故に事を構えようとしなかった極道等も、これ幸いと襲いかかってくるかもしれない。
半グレ集団・マフィア
- 戯我死(ギガデス) ×(全員)
貴凛町にアジトを構える半グレ集団。京極組構成員・吾妻と結託して組の倉庫から現金や銃を盗み出していた。しかし盗んだ銃を売りさばいたことが久我と一条の耳に入ってしまい、吾妻と談笑しているところに久我と一条にカチコミされ全員あっという間に葬られた。
- 雷奴怨(ライドーン) ×(全員)
組員である里中と共謀して京極組の偽造代紋ピンバッジと偽造名刺を闇サイトで売り捌いていた半グレ集団。カチコミをかけた久我と大園の働きで全員斬殺された。
- 半グレ風のガキ2人
とある日に、久我がコンビニの駐車場ですれ違った2人組。一方は左側のみ剃った青い髪型と迷彩のインナー、もう一方は金髪の坊主頭とヒョウ柄のシャツが特徴。胸元に偽物の京極組の代紋を付けてカツアゲや脅迫行為を働いており、それをネタにした話で盛り上がっていた。しかし、その様子を運悪く久我に見られた事で、無謀にも京極組の名を騙って抵抗するも当然の如く瞬殺され、偽物の代紋についての情報を吐かされた。
偽の代紋の情報を聞きつけた五十嵐と大園が久我と合流した後は、久我に「極道の作法」と称して両手指を切り落とされる事となった。ただし、両者共に命だけは見逃された模様。
- 羅威刃(ライジン)
京極組が拠点としている黒焉街に蔓延っている巨大半グレ組織。京極組にとって最大級の敵対組織である。京羅戦争に敗れ、東雲竜政や秋元詩郎を残して事実上解体されたが東雲がトップとなり存続し戒炎や獅子王組黒澤派と連携している。その後、どちらとも連携を解除した。
- 城ヶ崎賢志 ×
羅威刃2代目トップ。前トップである稲村が死亡したことで後任となる。頂き女子でシマ荒らしを行った九条の護衛をした西川と吉本が久我と相良に倒された事を受けて、目障りとなった京極組を消す事を決意。京極組の事務所を爆破し、久我と野島に絶対安静レベルの重傷を負わせ、一条を昏睡状態にした。
また、間宮恭平・設楽紀明・小湊圭一・高城蓮太郎に東雲や秋元らの精鋭を使って京極組を様々な手段で攻撃するなど、通常の半グレを遥かに上回る危険性を見せつけていたが、最終的には一条との戦いに敗れて死亡した。
- 稲村 ×
城ヶ崎の前の羅威刃トップ。かなりの武闘派で、ヤクザを化石呼ばわりして毛嫌いしている。スコップを得物にしており「化石掘り」と称してヤクザの腹をスコップで掘るのが得意技。田代と二人でアジトにいたところを田代を粛清しに来た久我と国生にカチコミを掛けられ久我と対峙する。久我のナイフをスコップで受け止めた後、アーミーナイフで久我を刺し殺そうと突進したが避けられ、久我に喉を掻っ捌かれ絶命した。
- 戒炎(カイエン)
我妻京也が率いる東北最大規模の半グレ組織。京極組にとっては羅威刃に続く最大級の敵対組織である。様々な半グレ組織や暴走族を傘下につける、京極組に多大な恨みを持つ東雲と秋元をスカウトするなど羅威刃と同様に通常の半グレ組織を遥かに上回る危険性を秘めている。京極組ばかりか愛天雄や比遊怒羅とも交戦している。京極組と友好関係にある獅子王組さらには天羽組や天王寺組とも互いに敵視し合っているが交戦はしていない。
最終的に我妻が守若との戦いに敗れて死亡し、後継者がいなかった為に空中分解した。
- 裏神(ウラカン)
香坂慎太郎が率いる強大なマフィア組織。京極組にとっては戒炎に続く最大級の敵対組織である。更に獅子王組のシマも犯そうとしている為、京極組と獅子王組は共闘戦線を組むこととなる。
我妻が生前行なった全国の猛者達への伝達を利用しており、様々な戦力をスカウトしている為にその実力は未知数。
- 小堺洋平 ×
35歳の半グレ。二人の仲間と共に常習的に京極組を騙って出会い系サイトで出会った女性を脅し、関係を強要していた。久我がクラブのママからその情報を聞きつけ、調査の結果真相が判明すると、囮になった時愛(前述)によって三人ともまんまと久我と近藤の前に連れ込まれてしまう。近藤の手で三人共々両の睾丸を潰される致命傷を負って倒され、死体は野島によって処理された模様。
- 衣笠 ×
南米系の黒人による高級車窃盗団を組織していた半グレ。喧嘩では手榴弾を使う狂人で、ケラケラ笑っている。
部下の黒人たちを久我と野島が始末したところへ手榴弾を投げ込み、久我に重傷を負わせている。しかし久我のスピードに敵うべくもなく、二発目の手榴弾を投げるため安全ピンを抜いた直後に腹を切り裂かれた上で自身の手榴弾で爆死した。
- 亜濡琵栖(アヌビス) ×(全員)
組員である染谷と組んで京極組の金塊密輸ルートを使い荒稼ぎしていた半グレ集団。戦闘集団としてのし上がっていたが、染谷が一条に捕まったことで金塊密輸ルートを奪っていた事実がバレると日下の命を受けた菱山がヒットマンとしてリーダー・篠田を射殺し、残党は一条と久我に殲滅させられている。
- 篠田 ×
亜濡琵栖のリーダー。詳細は該当記事を参照。
- 蛇牙(ジャガー) ×(恐らく)
京極組崩れの外道の春日が率いる紛らわしい名前の半グレ集団で西園寺の娘を陵辱した強姦魔達もここに所属している。怒り狂う久我と西園寺、そして新たに参戦した犬飼により組織は壊滅し、生け捕りにされた残党は相良のサンドバッグにされた模様。
- 西園寺由美子を襲った奴等 ×(恐らく)
蛇牙のリーダー・春日の指示により、西園寺由美子に乱暴を加えた構成員。主犯格は逆立ったピンク色の髪の男と、オールバックのオリーブ色の髪の男。由美子の大学の女子飲みに飛び入り参加し、彼女に睡眠薬入りのドリンクを飲ませ、複数人で乱暴を加えた下種野郎共である。
蛇牙のアジトへとカチコミに行った由美子の父親の健吾により、首を絞めて殺されそうになる。しかし、簡単に殺すのではなくじっくりと時間をかけて苦しめながら殺すべきだという久我の提案により、健吾による制裁は中断された。その後は京極組の秘密部屋に拘束され、サンドバッグと称して、相良を筆頭とする京極組の組員達によって死ぬまで殴り倒された模様。
- 黒焉ジャンゴ ×(全員)
暴走族上がりのメンバーで結成された中規模の半グレ。南アフリカ共和国のギャングと付き合いがあり、武器の密輸と引き換えに資金援助して黒焉街の潰れたライブハウスのあった場所にボッタクリ外国人バーを開かせていた。久我が行きつけの居酒屋で大将や被害にあった常連客の話を聞いたことで手口が発覚すると、野島と共に店を訪れて黒人店員を口封じに殺されるも残った日本人の女性店員から詳細を聞くと野島、犬飼と共にアジトへカチコミを掛けて殲滅している。
- 樫本 ×
黒焉ジャンゴのトップ。野心の塊で、黒焉街のトップに立つべく京極組を敵視している。カチコミに来た久我に逆上して発砲するもかわされ、最短で刺殺された。因みに、樫本は以前も久我に邪魔をされたと怒り狂っていたが、久我は樫本のことを全く覚えておらず、しかも樫本本人が何も語らないまま死亡してしまったため、久我と樫本の間に何があったのかは永遠の謎になってしまった。野島は暴走族時代の樫本を久我がシメたのではないかと推測したが、そもそも少年時代から数え切れないほど大勢の相手と対戦してきた久我にとっては、樫本は取るに足らない小物だったようである。
- ゴツイ黒人 ×
黒焉ジャンゴの構成員で、ぼったくりバーのキャストも兼ねている。久我行きつけの居酒屋の常連を筋弛緩剤入りの酒による罠に掛け、ラテン系の女に対する強姦未遂の容疑を掛けた挙句に有り金を奪い、彼を寒空の外に放り出した。
常連の話を聞いた久我と彼の舎弟である野島も、同じく罠に嵌めて金を掠めようとするが、彼らはトイレで酒を吐き出していた為、逆に野島に不意打ちされてその酒を飲まされた隙に、久我に喉を殴られて気絶した。その後、口封じとしてラテン系の女により頭部と胸部を撃たれ射殺された。
- ラテン系の女 ×
黒焉ジャンゴの構成員で、その美貌からぼったくりバーのキャストも兼ねている。筋弛緩剤で動けなくなった客の手を自分の胸に押し付けて痴漢をでっち上げ、財布から有り金を全て奪い取る悪質な行為を繰り返した。また軍経験があると久我が目する程の射撃精度を持ち、久我に返り討ちにされた黒人店員を口封じに射殺している。久我らのカチコミ時にもアジトにいたが、素人では無いのであれば女でも容赦しないとばかりに、久我からスパナで頭蓋骨を砕かれて倒されている(動画のサムネイルやヒューマンバグ大学の公式Twitter上の画像から、恐らく死亡したと思われる)。
- ゴールデンドーン ×(1人を除く)
とある大企業の御曹司「玉木」が金に物言わせて作り上げた新興組織。裏カジノと闇金のコンビネーションでギャンブル依存症の主婦やキャバ嬢から金を巻き上げていた。事の発端は組長の私事の尻拭いで、組に何の利益もないとカシラの五十嵐共々適当にコトを進めるつもりであったが、そのうち京極組の闇金関連のシノギが落ち込み、またアガリを貰っているキャバクラの嬢達が辞めていく異常事態が発生。久我が調査を進めると、ゴールデンドーンの仕業と判明。五十嵐の指示のもと、久我と相良が闇カジノを、国生、野島、西園寺の3人が闇金をそれぞれ壊滅させ、首謀者達は捕らえられ粛清された。ただし、用心棒の則本(後述)は悪人ながらも正々堂々とした戦闘スタイルが好評価されたのか、殺されずにそのまま放置された模様。
- 玉木 ×
ゴールデンドーンの創設者で首魁。とある大企業の御曹司で、金に物言わせて道楽で半グレ組織を作り上げた上に、ギャンブル狂いの主婦などから金を巻き上げて荒稼ぎしているというとんでもないクズボンボン(父親も帝王学の一環と見なして黙認していた模様)。裏カジノの経営を行っていたが、カチコミをかけてきた久我と相良に捕らえられた。しかし、玉木本人は用心棒と違って何の戦闘能力もなく、アタッシュケースに満載した札束を見せて見苦しく命乞いをしたが、久我は勿論、同じような真似をしていた過去の自分と訣別した相良にも通用せず、相良は札束の1つをライターで燃やして玉木の片目に押し付け、焼きつぶした。最期に玉木は京極組が死体処理に使用している廃工場に連行され、闇金の代表者もろとも煮えたぎる油を頭上から浴びせられて、助けに来るはずもない父親(パパ)の名を叫んでいた。ちなみに動画のサムネによると、この拷問で使用された油の温度は500度とされているが、実際にはガソリンや灯油は260度、天ぷら油でも360度を超えると自然発火するため、通常の油を500度まで熱することはできない。これはあくまでも推測だが、恐らく玉木は、すでに沸点を超えて500度以上に炎上している超高温の油を大量に浴びせられ、全身火だるまになって絶命したものと思われる。
ゴールデンドーンが経営する裏カジノの用心棒。動画で名前は出ていないが公式ツイッターにて紹介された。「何でもありの喧嘩なら、世界チャンプでもすぐに殺せる」と豪語するフェザー級王者経験を持つ元ボクサー。
詳細は該当記事を参照。
- 新堂 ×
京極組がケツ持ち(資金と引き換えに極道が店の治安を守るシノギ)をしているホスト店『ドリームス』のライバル店『スターライト』の不良崩れの看板ホスト。同時に半グレ集団『乱馬蛇』の一員でも有り、血の気が多い性格をしている。ある日、既にドリームスのホストが担当していた、客を帰した際のタクシーの順番に割り込んだ事で注意された際に、「文句あるならスターライトの看板下ろしてタイマン張ってやるよ」と大口を叩いた事で、怒ったドリームスのホスト4人に叩きのめされてしまう。
その後、先述の喧嘩の件はドリームスに非があると、ドリームスのケツ持ちをしていた京極組が謝罪と賠償金(作中描写で300万円)を渡す事で手打ちとなったものの、新堂個人は腹の虫が収まらず、ドリームスの店舗へとカチコミを行い、店を荒らし回った挙げ句、ドリームスのホストや店長に対し暴行を加えた。
その後、手打ち破りをしたとしてドリームスと京極組にそれぞれ500万円の賠償金と、新堂は京極組が落とし前をつけさせると退職をスターライト側に約束させる。そして久我と野島がアジトへと報復に来た際には、久我を甘く見て殴り掛かるも、呆気無く顔面を殴られK.O.された。
最後は「京極組の看板に泥を塗った」という理由で久我と野島に拉致され、足をコンクリート詰めにされて、生きたまま海の底に沈められ、死体は魚の餌となった模様。ちなみに余談だが、天羽組の工藤清志によると、このようなやり方は死体が何かの拍子で警察に発見される恐れがあるため、死体処理の方法としては適切ではないとの事(2021年12月26日付の動画より)。
- 豊島 ×
顔の左半分に入れた刺青と青髪が特徴の半グレ。鎖付きの分銅の扱いに精通している事から『分銅の豊島』という異名を持ち、持ち前の古武術で人間の顔を削ぎ落とす事を趣味とする狂人。
京極組達ヤクザを時代遅れと見下しており、顔の整った久我の顔面の肉を削ぎ落とそうとした。死角からの攻撃など、鎖分銅ならではの変幻自在の軌道で久我を苦戦させるも、久我に分銅を振り回している支点である肩を蹴られ、分銅が緩んだ隙にサンドナックルの一撃を受けて気絶した。しかし、久我には「中々強えから」という理由で命までは取られなかった。
その後、東京に乗り込んできた戒炎のボス我妻に、戒炎の傘下に入れと提案されたがそれを拒否して戦闘。だが我妻には到底及ばず、目を潰された後にコンクリートに埋められ死亡した。
- 丹波と名波 ×(丹波のみ)
二人組の半グレで、数年前に京極組のシマでぼったくりバーで荒稼ぎしていたため別府が粛清して壊滅させられた事を逆恨みしており、別府が組を抜けた事を知り京極組の後ろ盾が無いと報復を決行、別府を殺害する。二人は京極組が出張る事は無いとタカを括っていたが、別府に世話になった久我と一条が仁義破りをしたと私怨も含めて仇討ちを決行。名波は一条により両腕を肩から切り落とされたが、そこでフェードアウトしたので顛末は不明。丹波は久我にあご骨を砕かれた挙句に廃工場に拉致され、相良によりサンドバッグにされて絶命した。
- 西横キッズ
黒焉街で活動する不良グループであり、同街に位置する西横ホテルの近隣を根城としている。不良上がりの大人である三島がリーダーを務めており、元不良のネームバリューを用いて集めた不良から上納金を掠めている。その為、久我は「不良グループというより愚連隊」と評していた。以前から京極組の庇護下にある店に声を掛け、極道を時代遅れと評しながら自分達をケツ持ちの役として宣伝していた。そして、完全に京極組からケツ持ちのシノギを奪い取る為に、シマ荒らしで久我に殴られた藤本の敵討ちも兼ねて久我を車で轢き殺さんとし、「京極組に勝った」と言いふらして京極組への信用を落とさんとした。しかし、目論見は外れて久我は病み上がりながらも直ぐ様復活し、藤本は野島に散々顔を踏み付けられて脅す形で三島を呼ばされる。そして、三島の方も久我達の仕掛けた偽の儲け話に騙されて誘き出され、久我に足を拳銃で撃たれて瞬殺された。
その後、三島が久我の脅しにより西横キッズの解散を電話で話した事により、藤本を初めとする若い不良達は「次に京極組を舐めたらこの海にバラ撒かせてもらう(死体にして魚の餌にする)」という条件で見逃された。しかし、三島は久我による壮絶な拷問の末に命を落とし、死体は魚の餌にされた。
- 喪好闘 ×(全員逮捕か死亡)
黒焉街に連続で死体があがる事件を引き起こしていた殺戮半グレ集団。その方法は「限界まで浮浪者の血を抜いた後使い切った浮浪者を放棄する」という悍ましいもの。血液を売るために始めたこのビジネスにより黒焉街に人々が寄り付かなくなり様々な店が売上を落とすという甚大な被害が発生したため久我と海瀬のカチコミで粛清され、残党も全員逮捕された模様。名前の由来はモスキート(蚊)だと思われ、名前に闘が付いているのにもかかわらず武闘派は一人もいない雑魚揃いであり、久我と海瀬に文字通り蚊トンボのように叩き潰された。
- 三島組の残党 ×(全員)
かつて抗争相手であった三島組の残党。10年前に阿修羅の六車によって当時組長であった三島を始めとする構成員が粛清され、指揮系統を失った三島組は組織として破綻し。たしかも三島組が大組織と縁が無い一本独鈷の組であった為、残った構成員も受け入れ先がない上に暴排条例による生活苦で極道を引退せざるを得なかった。こうした地獄を経験した構成員は愚連隊にまで堕ち、六車の内縁の妻である美智子を拉致して暴行を加えた。しかし、それを聞きつけた久我と六車に血祭りに挙げられた。
- 柴田 ×
三島組の構成員だった元極道の男。六車によって三島組が崩壊した上に、暴排条例による生活苦に耐えられずに極道を引退。それ以来、六車に恨みを抱いて、彼の内縁の妻である美智子を攫った。追い詰められてもなお、美智子にを人質に取るも、フラッシュバンで目晦ましに遭って六車に斬り刻まれてしまった。
- 怒愚魔(ドグマ) ×
チャイニーズマフィア玄醒幇の傘下である半グレ組織で、暴対法で極道が口座を開けないことをいいことに窃盗を行った。相良が下っ端を占めた後に、六車が粛清をした。
- 玄醒幇(げんせいほう) ×
中国マフィア。相良が怒愚魔の下っ端を占めた後に、久我が1人でカチコミして粛清したが、トップは武器を京極組に回すことで命拾いした。
玄醒幇のトップに雇われた門番。
中国最強の拳法使いの名声名高い殺し屋で、攻守速全てを極めて高い次元で兼ね備え、何より技のキレが凄まじい。久我との戦闘において、圧倒的な実力差で久我を一方的に追い詰めあわや敗北の瀬戸際に立たせたが、起死回生の攻撃で流血をさせられた。その後、玄醒幇のトップが支払いが遅れていることを吐露し、久我に更に鍛錬を続けろと言葉を残した後に、凄まじいスピードでその場を後にした。
なお、久我は知らない事だが彼は後に伊集院と戦ったり、佐竹の盟友でもある鬼頭丈二と再会し、佐竹や紅林と共に彼の秘境探検に仲間として加わっていた。さらにEL戦争では毛利派に加勢してライバル翠蘭を倒し現在は姉妹チャンネルにおいて鬼頭の旅に同行している。
- 恐竜キッズ
黒焉街の駅に恐竜のオブジェが置かれた広場で屯している集団。彼らは何らかの理由で親が蒸発したり、見放されたものばかりで、家や金もなく、更には就職難や恐喝のせいでマトモな食い扶持がなく生きていくために強盗を行っていた。その後トップの泉が久我によって絞められ、恐竜キッズは解散し逮捕者が出た。この集団に対して、視聴者からは共感の声が上がっている他、久我も親がいなかったため気持ちを理解している。その後、刑務所から出てきたメンバーを組に誘うことを久我は考えている。
- 泉
恐竜キッズのトップ。久我に凄まじい回数を殴られてもそれでも耐えきり、自身が居場所を奪われるたくなかったため、ひたすら耐えきるが、久我からの凄まじいパンチにより気絶し、恐竜キッズは壊滅。
- 我苦闘(ガクト) ×
黒焉街で偽札を使った窃盗を行った半グレ組織であり、ベトナムマフィアをバックにつけていたが、守若と久我の手によって、粛清された。
- ファントマ ×
正義の集団と騙り、反射をの人間を狙って窃盗を行う半グレ組織であり、羅威刃の下部組織。海瀬と久我によって粛清された…が、なんと河内組にも手を出していたため、柳楽和光にも粛清された。
- スパイラル ×
「螺旋」という風俗店を経営する半グレ組織。イケメンが女性を洗脳して借金を作らせて風俗堕ちさせるという悪質なシノギで黒焉街の女性を食い物にしていた、羅威刃の下部組織である半グレ組織。ボスの坂上を始めとした構成員は全員久我と高砂によって始末された。ちなみにスパイラル、螺旋共に名前の由来は、「螺旋を描くように女が地獄へ落ちていく」という意味を込めているとのこと。
- Lloyd-G ×
バングラディシュを拠点とする武闘派の海外マフィア。新興の店であるヴィーナスの売り上げが異常に上がっていることに違和感を感じたため、佐古が調べ上げた結果、この組織がバックについていたことが判明。またキャバ嬢に支給する水素水に牛を太らせるステロイドのオラデクソンを混入させたため、当時カシラであった五十嵐は激怒し、久我・守若・佐古(サポート)の手によって壊滅。
- 天壌盟 ×
黒焉街の隣町に根城を持つ台湾マフィア。黒焉街の評判を落とし、京極組を弱体化させることを目的として、ラッセルクサリヘビを大量発生させ怪我人を出したため、久我・守若・佐古(ビビっていた)の手によって粛清された。
- 亜怒似巣 ×
元羅威刃メンバーの中でも顔がいい連中で構成された半グレ集団。
表向きは「アドニス」という男性地下アイドルグループとして活動しており、女性ファンを枕営業で誑し込んで大量のチケットを買わせて金を搾り取り、金が無くなれば風俗店に売り飛ばしていた。身も心もボロボロにされた挙句に働けなくなったら用済みで捨てられ絶望のあまり自殺した女性も大勢おり、彼らの悪行のせいで黒焉街のライブハウスは風評被害を受けてしまい、悪質なシマ荒らしとして久我と海瀬に粛清命令が下った。
元羅威刃だけあって見た目によらず全員が武闘派で気合も入っていたが、久我と海瀬の敵ではなく雑魚はあっさりと一掃され、リーダー格の光我も海瀬の金砕棒のフルスイングを脇腹に受けて体がくの字にへし折れて即死した。彼ら以外にもカタギの末端アイドルが何人か加わっていたが、一応はカタギであり手伝っていただけなので殺さなかったが、二度と女性を騙せないように額に火のついたタバコで「京」の焼印を押してヤキ入れした。
その他の敵対者
- 郷田義信 ×
バブル期に大企業の依頼で暗躍していた地上げ屋。当時はヤクザを傘下に入れて勢力を拡大していたが、暴対法が施行されるや組む相手を半グレに切り替えてかつての依頼者であった企業を脅して稼いでいた。
ヒューマンバグ大学に登場する悪党では数少ない、堂々とした覚悟と潔い最期が印象に残る人物。
- 峯田信夫 ×
とある嬢に入れ込んで、全財産を注いだ挙句、借金までしたため自己破産し、その人生の転落を風俗のせいと逆恨みし、嬢を数々殺害したため、最終的に久我によって人間バーベキューをされて絶命した。
- 阿波野 ×
阿波野興産という、黒い噂が絶えない企業の社長。表向きは一般企業の経営者であるが、裏では羅威刃と結託して黒焉街に違法なドラッグを蔓延させていた。
自分の庶子にして、完全記憶力を持つ娘の利恵に裏帳簿や裏取引となる情報、資料全てを記憶させることで完璧な隠蔽を図っていた。しかし利恵を高砂達に奪還されたことで逮捕を免れなくなってしまい、同時に羅威刃からも用済みと判断された末に設楽の手で抹殺。遺体も身を隠していた別荘ごと爆破された。
ヒューマンバグ大学の「元ヤンフリーター・紅林二郎」シリーズの主人公で、曲がった事が大嫌いな正義の熱血漢で構成員の1人である久我とは高校時代喧嘩で引き分けた因縁がある。また多くの外道構成員を倒しているため報復を企てられてる一方で良識派の一条は紅林を助けたり、近藤からは稲賀の件で感謝されたりしている。そして京羅戦争における京極組側の協力者となり自らも、羅威刃の一員である神原や設楽と戦った。愛天雄加入後も外道成敗に活躍する傍ら、教員免許を取得し壱世学園高等学校の教諭になった。
法で裁けぬ外道に様々な拷問を執行して始末する日本の拷問ソムリエ。天羽組とは違い、直接の接点はないが、拷問ソムリエの依頼人の身内が京極組を破門になった者に惨殺された者もおり、その人物として藤岡が該当する。また、過去に粛清した相手の用心棒として白武と遭遇し真っ向勝負になり白武が伊集院に手裏剣で片目を潰されている。また久我が、女性を焼き殺し惨殺した藤岡にケジメを付けるために捕獲しに行った際、伊集院も藤岡を捕獲しに来ていたため遭遇。結局久我は伊集院の凄まじい殺戮オーラで固まってしまい何もできず、藤岡は伊集院からの凄まじい制裁で命を落とした。その事もあってか、久我にとって超えるべき目標となっていた。実際久我はその後、鍛え上げたと同時に彼の事を調べ上げたのか、(伊集院にタイマン勝負を受けることを条件として)ある外道に関する情報を提供するために再度接触している。また厚木亮とその仲間の捕獲に行った際に近くにいたガソリン兄弟の金子と成田を雑魚呼ばわりし流川と共に彼らが得意としているガソリン水鉄砲で火をつけて(すぐに消火されたが)撃退している。
天京戦争終結後、五十嵐が六代目組長を襲名した事を機に、久我の提案なのか天羽組同様に伊集院の仲介役として関係を持つ事となり、時折外道狩りの際に情報提供をしている。
黒焉街の北に位置する貴凛町でメロンパン屋を営む、元最強殺し屋。伊集院に敗北しても懲りずに悪行を重ねるガソリン兄弟をあの世送りにした。また、天京戦争の最中に若い者同士での喧嘩を止めるため、京極組の近藤が貴凛町で止めに入るが、瓜生は両組織が同じ組員と判断し、京極組トップクラスのタフネスの持ち主である近藤を完膚なきまでにボコボコにした(そもそも組織が別であれ瓜生は貴凛町を荒らすものは消しているためどの道ボコボコにされている)。その結果、野島と鷹橋がメロンパン屋に乗り込みに行ったが返り討ちに遭い、以後は京極組内でも「貴凛公園のメロンパン屋」として知られる事となり、貴凛町は不可侵領域扱いとなる。
主にマル暴(組織犯罪対策部)や黒焉街を中心に勤務する警察官達が登場する。仕事柄ヤクザ組織である京極組を目の敵にするのは致し方のない事ではあるが、黒焉街の警察は堅気の市民達の京極組に対するイメージを悪くする為にニュース番組を利用して姑息な情報操作を行ったり、自らの保身の為に息子の悪事を隠蔽する警察官僚が存在したり、京極組の組員に対して国家権力を盾に過剰な暴力や悪質な強請り、更には京極組と守代で繋がっているキャバクラ店に対しても暴排条例違反で恐喝し、無銭飲食や強姦まがいな非道を働く悪徳刑事(ダニ刑事こと秀丸)が登場するなど、腐敗、汚職、職務怠慢、無能が横行している為、黒焉街の堅気の人々からの信頼は皆無(特に守代で京極組と懇意にしている店の経営者、従業員にその傾向が強い)。実際の警察は事務所に常駐パトカーで張り込んでおり抗争等を厳しく監視しているので最悪の場合は事務所の使用を停止させる事もある。
- 変態
姉妹チャンネルのバグアカデミアに登場したタンクトップを着用し金色のパンツを履いた肥満体の変態男。風俗嬢のパンツと自身のパンツを尻に入れ合うという意味不明な要求をしており、嬢とトラブルになった所を風俗嬢の送迎兼緊急時の対応要因の仕事をしていた佐竹と遭遇。彼女を守ろうとする佐竹を負傷させるも、そこに佐竹の雇い主である風俗店長と共に近藤新平太が乗り込んでくる。近藤にも襲いかかるもタマを破壊された。なお、この回はイッキ見を除くと初めてバグアカデミアに京極組のネームドキャラが登場した回でもある。
- 千佳
バグアカデミアに登場した女性。「レンタル彼氏」の佐竹に入れ込んでいたが佐竹の恋人である千恵と佐竹のアパートで鉢合わせして逆上。佐竹はアパートから逃げだすものの追ってきた千佳に包丁で襲撃され負傷し近くにいたルーク黒羽根に助けを求める。千佳はルークも攻撃するがあっさり躱されパンチ一発で無力化され千佳は警察に連行された。
実力行使
京極組に於いては、何処ぞの武闘派極道組織よりヤキによる折檻や教育の場面は少なめである。しかし、組員のミスや掟破り、過度な不敬、裏切り行為を行った場合には、当事者に対し極道組織らしく容赦のない仕置が飛んでくる事も少なくない。
以下、不始末への制裁、反抗的な態度、内部抗争(元組員への報復は含まない)、その他個人的理由で組員に行われた仕置とその執行人である人物を記す。
- 久我虎徹:連続パンチ、ヘッドロック、上半身ダイナマイト巻き(未遂)
- 野島翔:真っ二つにして殺す(未遂)
- 日下孝次郎:拳骨、灰皿による殴打、左遷等
- 五十嵐幸光:拳骨
- 一条康明:日本刀による両腕切断
- 近藤新平太:メリケンサックによる殴打
- 相良颯誠:殴打(凶器は不明)、ニッパーによるエンコ詰め(未遂)
- 海瀬将悟:拳骨、頭突き
- 六車謙信:日本刀による斬殺
- 西園寺健吾:背負い投げ
- 守若冬史郎:舎弟を操り人形にして戦わせる、アッパー、目潰し(未遂?)、毒や強い酒一気飲み強要(未遂?)等
- 仙石薫:臍への根性焼き、舌切り(未遂)
他の主要極道との比較
ヒューマンバグ大学では現在小峠シリーズの他に、小峠華太視点による『華の天羽組』、阿蒜寛太視点の『獅子王組の内部戦争』と、計3つの武闘派極道視点のシナリオが展開されている。本作世界では「極道=任侠と仁義を重んじる組織という図式」が出来上がっているが、当初その図式通りの振る舞いをしている極道は上記三派閥の中では天羽組のみで、京極組・河内組(当初の獅子王組)は腐ったシノギを平然とやる仁義外ればかりが登場し、半グレや海外マフィアと大差無い印象だった。
この辺りの理由付けは歴史の項でも述べた通り、当初の組長である日下の拝金主義の伝染が主因であるが、その日下も元々はその力や知恵を仁義のために行使する任侠で、「暴対法」の制定による悲劇を切っ掛けに外道に堕ちた経緯を持つ。現在は仁義派だった五十嵐が新たに組長に就いたことで大幅に浄化が進んでいる。ただし、天京戦争の和睦条件である詫料1億の他、その戦中から始まった各半グレによるシノギの妨害や破壊工作など、現状でも重大な資金難を抱えている。また、五十嵐がトップとなった現在も、抗争中に相手の半グレに買収されて組の情報を売ったり、主要組員を罠にはめる彼らの作戦に協力する若手も度々現れており、まだまだ余念を許さない側面もある。
また「主人公と兄貴分たちの関係性」という点では三者三様を描いており、京極組(五十嵐の襲名以降)は他2名に比べると凡そフランク体質。久我自身は各所で「ウチはかなりのスパルタ」「みんな竜巻のような人ら」と評しているものの、その例として上げる過去の主要兄貴たちから受けたヤキ入れも極道としての道理が一応通ったものが殆どである。日下時代も、当時険悪だった相良や海瀬の一方的な物言いにも真っ向から反論し(この辺りは久我が小峠や阿蒜と違い兄貴たちと喧嘩で対抗できるほど実力が身についていることもあるが)、後に蟠りを払拭してからは仲良くカチコミに出かけている。また、その他の組員も含めた小ボケやワガママにも遠慮なくツッコミやダメ出しをするギャグ描写も多い。唯一、狂気性が強く行動が読めない守若についても、徐々に要領を得てきたのかコントロールに回る場面も増え、なんやかんやでうまくやっている。
最近は久我の方が舎弟の佐古や花沢などに強烈なヤキ入れや脅しをかける場面もあるが、これに関しては当人らの気の緩みが生んだ自業自得で、逆に一生懸命に業務に勤しんでいる野島や鷹橋には多少のミスがあっても大目に見ている(本人が猛省しているせいもあるが)他、何かと大口を叩いたり(自分の性感帯など)心底どーでもいい情報を披露したりとチョンボの多い佐古や、情報には強いが喧嘩に不得手な浪岡にも、ときに有力な情報を掴んだりなど成果を上げたときには忖度なくしっかりと褒める良き兄貴として振る舞っている。
深刻な人員不足
しかし、京羅戦争と京炎戦争を経て、生前、一生懸命に業務に勤しんでいた鷹橋、浪岡、そして野島が殉職してしまい、残された舎弟は佐古と花沢のみとなった。
更には、舎弟のみならず、
西園寺、国生、そして若頭であった大園と言った、組織の中でも年長者に値する武闘派兄貴たちや相良、白武、海瀬などの武闘派も相次いで亡くなっており、(親の五十嵐を除いた)現在最年長は現若頭の六車となった。
兄貴陣の9割ほどが30歳前後の若手~中堅構成員のみである。
ちなみに『漆黒アカデミア(現バグアカデミア)』で展開されていた結城シリーズの主人公で加護組の構成員である結城達郎が久我より1歳年長ながら末端であったが本来はこれが正常と言える。
他の組と比べても人員不足が顕著に現れてきている。
また、有志のカウントによると公式設定上京極組は人数が多い大規模組織とされているものの現在は本来少数精鋭という設定のはずの天羽組よりも人数が少なくなってしまった模様。
更に言えば視聴者からは前述したフランクな気質が災いしてか若手舎弟の教育が他の組織と比べて甘すぎるのではないかとの指摘もあり、これ以上戦争などで武闘派の兄貴達が居なくなるとこのままでは本当に壊滅するのではないかという意見も出ている。
幸いにも京炎戦争を経て新たに4人の人材が加わったため、彼らの活躍に期待したいところである。
借金
日下時代は仁義外れのシノギにより多額の資金があったと思われる京極組だが、現在は相当お金で追い詰められているようである。京炎戦争終了後に生存した組員と共に五十嵐が飲みに行く際に借金がヤバいとの発言していたり、沖縄での慰安旅行の際のタイトルが京極組、旅行で破産かとなっており、戦争では無く借金のせいで組が潰れかねない状況となっているようである。京極組がこのような状況に陥っているのは天京戦争時の天羽組の詫び料返済の為に組の財源を優先的にそちらへ回している可能性もあるが天京戦争終了後に立て続けに起きた京羅戦争・京炎戦争での出費が大きく影響していると思われる。ちなみに慰安旅行で沖縄へ行った京極組だが
東京↔︎沖縄の飛行機の料金×組員14名+高級ホテルの宿泊代(朝食・夕食込み)×組員14名+大量のオリオンビール+水着のレンタル代(持参の可能性もあり)×14名+沖縄での移動費とかなりの費用がかかっている事がわかる。六車と五十嵐が守若に費用に関して大丈夫かと聞かれた際に冷や汗をかくのも納得である。
本項記事および作中の極道関係者について、本名公開前の段階で「●●の兄貴」といったタイトルの記事が乱立される傾向にある。記事は出来るだけ固有名として成立する正式名称(本名もしくは武器・戦法に由来する作中の通称など)での作成を心がけて欲しい。
(苗字+兄貴の場合、他の極道題材作品とカブってしまう可能性が高く、双方のファン同士の諍いに繋がる懸念もある。)
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