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獅子王組

ししおうぐみ

ヒューマンバグ大学にて登場する極道の組織。旧名は「河内組」だった。
目次 [非表示]

ここでは、22年10月の改名後の獅子王組について記述する。

改名前の組は河内組を参照。


概要編集

2023年6月で完結した「獅子王組 阿蒜の地獄日記」シリーズのメインとなる組織。


花宝町をシマとしている。さらに志正町や貴凛町や朱雀町など近隣の地域にも広範囲に渡って攻勢を展開するなど、兵隊(構成員)の数が多く組織の規模はかなり大きいと思われる。次期組長最有力候補だった当時若頭の小御門が暗殺されたことにより内部抗争(後述)が勃発した事により組織内はガタガタの状態となっており、外部に侵攻を企てる余裕は無くなっていた。

しかし内部抗争こそ勃発したとはいえ、度重なる戦争で人員を多数消耗している天羽組や京極組と比べれば、3組織の中では最も規模の大きいと思われる。


先代からの体質を受け継ぎ金と力を正義としている黒澤派と、改革を図って任侠を重要視している眉済派と、黒澤派よりさらに仁義外れの第三勢力(誰が率いているか不明)の間で、壮絶な跡目争いをしている。シリーズの主人公である阿蒜寛太は少数派の眉済派に所属している。抗争の激化は、組長が認知症になり引退がほぼ確定したことがきっかけであるという。そしてその中身も互いにヒットマンを送り込んで両組長候補は勿論、幹部や主戦力を狙ったりと、最早険悪と言う言葉で片づけられるか分からない程になっている。そして内部での殺し合いは関東極道を震撼させる大抗争へと発展していく。


内部抗争が勃発してから両派閥に大きな被害や多くの犠牲者を出した末、最後に勝ったのは任侠を重要視し、黒澤とのサシの勝負を制した眉済であり、黒澤の死を以て、眉済派の勝利が決定した。


内部抗争の終結後は組内の完全浄化をしながら、京極組や獅子王組と敵対した羅威刃の排斥活動の一手を担うようになり羅威刃を花宝町から駆逐した。


2024年3月になり京炎戦争のアフターストーリーにおいて香坂慎太郎率いる旧マッド・カルテル日本支部と衝突することが予告されている。

後に、同じ組織を相手にすると言う意味で、京極組と同盟を組む事になった。


メンバー編集

ここでは、旧河内組時代の解体当時に生存し、獅子王組に移籍した主要構成員と獅子王組内部抗争で生存した主要構成員を紹介。

旧河内組時代に在籍したメンバーで、既に亡くなっているメンバーや名のないモブ同然の構成員は河内組を、内部抗争中に死亡した構成員については獅子王組眉済派構成員,獅子王組黒澤派構成員を参照。

(×:死亡した人物、?:生死不明の人物)


上層部編集

文字通り、獅子王組の上層部。

ある理由から組長も若頭も仕事が出来なくなってしまったため、ほとんど機能していない。


  • 河内

獅子王組の元組長。アルツハイマー病の進行による認知症のため組長としての仕事ができなくなり、引退を余儀なくされた。少なくとも黒澤の過去が明かされた15年以上前の時点では現在、黒澤と敵対する極道組織の先々代の組長を思わせるような義理人情を重んじる極道だった様子。彼の思考がまだ明瞭だった頃、自身に何かあった時に跡目争いが起きないよう、若頭の小御門を後継者としてしっかり育てていたが、その小御門が鎌田組のヒットマンに殺害されたため、河内組は組長も若頭も不在の状態になり、空位となった組長の座を巡ってナンバー3の黒澤とナンバー4の眉済の間で内部抗争が勃発する事となった。

そのような折、2022年10月29日付の動画で唐突に旧河内組の事務所に現れる。引退状態とはいえ組の決定権は持っている状態であったため、内部抗争を終わらせようとした構成員の1人である内田にどちらが組長の後継に相応しいかを聞かれたが、全く噛み合わない返答をするばかりか何の脈役も無くライオンの話をし始め、挙げ句の果てには組の名前を「河内組」から「獅子王組」に変えると言い出した。姐さんもそれを了承した模様。ちなみに2022年10月30日付の公式ツイッターによると、旧河内組内でもこの「獅子王組」という改名を無効にしようとしたが、彼が「ほんと」と言い続けた結果、正式に「獅子王組」となった。その後の跡目争いが終結し、眉済が新組長になった際は襲名式に出ており、(当の本人は結婚式と勘違いしてケーキはいつでる?と問うていた)眉済の襲名によって組長を引退した。


  • 河内の妻

組長の妻であり、獅子王組の姐さん(天羽組で言う天羽京子)。組長が引退するきっかけとなったアルツハイマーが判明した後、「数年前から物忘れが激しくなった」と涙ながらに眉済に伝えた。少々気が弱い性格だが、現時点での獅子王組では黒澤と眉済の両者が唯一頭が上がらない人物。幹部会で言い争いが過熱して一触即発だった黒澤と眉済に向かって、怯えながらも勇気を振り絞って一喝して二人とも本部から追い出した。その後は、喧嘩の決着が付くまでは黒澤派と眉済派は本部に出入り禁止となった模様。後に「獅子王組」へ改名した事を眉済に素っ気なく伝えた。(恐らく黒澤にも伝えたと思われる)


  • 幹部会

文字通り獅子王組のお偉いさん達…の筈なのだが話し合いの場で眉済と黒澤が揉めると身の振り方1つで破滅を招くような惨状になるため2人の言い合いにはなんの口出しも出来ず役割が崩壊している。


元眉済派構成員編集

内部抗争で改革派に当たる派閥。極道の流儀である仁義と任侠を重んじ、正統派な極道組織へと組を変えるべきという主張を掲げている。眉済の方針もあって、『任侠あっての金稼ぎ』を目指していた。後に内部抗争でこちらが勝利する。


CV:ヤシロこーいち

獅子王組の新組長および元ナンバー4。跡目争いの当事者の1人で龍本や伊武といった任侠を率いる黒髪の男。

仁義と任侠を重んじる穏健派であり、武力による殲滅よりも交渉で進める事を是としている。

今でこそ運営や裏方に回っているが、若かりし頃は腕一本で組の時代を築き上げた超武闘派極道であり、現役から離れた今でも黒澤との剣術勝負で圧勝し、若手エースの一人である井上も驚きを隠せなかったほど。

黒澤とは同期であるものの、考えや思想が正反対のために犬猿の仲。

一方で、京極組の現組長である五十嵐との関係は良好であり、互いに協力関係である。

極道に暴力は必要だ。だが何でもかんでも粛清じゃあ恨みを買うだけだ。仁義を守り任侠に生きることが極道に繋がるんだ


CV:ヤシロこーいち

狂人その1。異名は「横一文字の柳楽」

裏社会で生きる伝説と呼ばれている、天羽組の和中に匹敵する組内屈指の剣腕。

異名通り、敵を横一文字斬りにして上下半身を分断し、敵対者を片っ端から斬り刻む屈指の狂人。

組内でも超がつくほど無愛想だが、仁義を重んじ舎弟からも慕われている。

殺すってのは殺されるかも知れねえってことだ。その覚悟があるってことだな?


CV:ヤシロこーいち

狂人その2。異名は「河内組(獅子王組)の龍本」

獅子王組眉済派を代表する幹部。獅子王組きっての戦闘狂の大男。

極道としての礼儀作法や生き方は勿論、獅子王組の内部抗争を詳しく教えたりと面倒見の良さが高い。

任侠をとても大事にしており、いざという時には自分の命をも懸けれる。

戦闘力も組内トップクラスで高く、基本装備のチャカとドスは一流で、剣術も収めている。

内部抗争では黒澤派最高戦力に登り詰めた元舎弟の鮎川鉄次を撃破することに成功するも、その直後に現れた東雲竜政との戦闘で致命傷を負ってしまう。

闇医者の懸命な治療により奇跡的に生還できたものの、後遺症として下半身不随となり、武闘派極道からの引退が決まった。その後は獅子王組の舎弟相談役に就いた。

京極組との同盟を結ぶときには、若頭代理に就いており、年齢的には上の柳楽を立場の意味では追い抜くのだった。

お前は例えぶつかることになっても曲げられねえ信念ってやつはあるか?

馬鹿野郎、それがなきゃ極道やる意味ねえんだよ


狂人その3。異名は「鉄棒の伊武」

鉄棒の使い手であり、ただの棒で2人を同時に貫き殺したと言う伝説を持っている狂人。

一般人では持つだけでも困難な鉄棒を振り回し、敵は凄まじい突きやスイングであっさり屍と化す。

少しスパルタな面もあるが、仁義を重んじ仲間思いである。

初めて伊武と顔を合せた久我も、戦慄を隠し切れないオーラと戦闘力を感じていたと同時、旧河内組が「殺しの天羽組」とも長く渡り合えている理由を再認識した。

人の行動を「羨ましいかどうか」で判断しており、阿蒜曰く「羨ましくない即ち死」。

戦闘には関係ないが、腕相撲と変顔で右に出るものはいない。

久我くんは、下衆を粛清出来るなんて羨ましいなァ。男前だし、羨ましいなァ


CV:伊藤タカユキ

異名は「ファンタジスタ井上」、「獅子王組の最終兵器」

もともと海外組織に出張していたが、彼が組に帰ってきたことで、内部抗争のストーリーが劇的に加速することになった。

顔で人間の内面を見る傾向や口癖があり、仲間はいい顔をしていて、敵は死相がでてるらしい。

最終兵器と言われるだけあって凄まじい戦闘力を持ち、身体能力や殴り合いにおいても負け知らず。さらに守若の頭突きを喰らっても倒れないタフネスもある。

組内でも非常に情に厚く仲間思いな性格をしており、内部抗争では中立の立場を取るとされていた。しかし黒澤のやり方に怒りを感じ、眉済の性格の良さに直面したことで、眉済派となった。

彼は幼少で殺しの英才教育を受けていたのだが、CODE-ELエルペタス死神羅漢等などとは別組織の可能性が高い。

みんないい顔してますね。お久しハマチ


CV:伊藤タカユキ

狂人その4。異名は「ダイスの鮫洲」、「料理極道」

阿蒜の5つ上(来栖と同期)にして6年目の中堅。

ミスをした舎弟に対しては、ダイスで出た目に応じてビンタなどの罰を与える狂人。

堅気を助けるために、半グレの頭を燃やしてその様子を見て爆笑する狂った場面もある。

一方で眉済派の構成員全員の誕生日を覚えていたり、料理教室に通って可愛らしい弁当を自分で作ってくる等、非常に女子力が高い。

根性と向上心はトップクラス。戦闘能力は低くないものの、同期であり黒澤派に与していた来栖には及ばなかった。

内部戦争の中盤からは戦闘よりも裏方に徹して組に貢献していく。阿蒜曰く、「下っ端の鑑」。

ウヒャヒャヒャ! パーマ代浮いたな!

くーまたんたん


CV:岩田陸

獅子王組シリーズの主人公。

獅子王組に所属するペーペー極道。初登場時は新人であり年齢は20歳。京極組の野島と旧知の仲であり、久我も極道とは思えないと感じさせるほどに爽やかな印象の人物。花宝町出身で、地元の情報に詳しい。

武器は恐らく特殊警棒であるが、詳しい戦闘スタイルは不明。しかし、久我からは「まだまだ未熟」と評されており、実際にも戦闘力は龍本や伊武に遠く及ばない。

一方で半グレに鈍器で殴られ血塗れになっても倒れることなく一撃でやり返したり、二人がかりで瀕死になりながらも格上であるはずの武闘派の一角を殺害するなど、新人の中では相当な実力の持ち主。

裏切り者のテメェに生きる資格があったと思ったか!さっさと地獄に落ちろぉおお!


元黒澤派構成員編集

内部抗争で保守派に当たる派閥。旧河内組時代の先代から続く暴力的・交戦的性質を受け継ぎ、力と金がものを言うという主張を掲げている。

黒澤が過去に味わった貧困が原因で直属の舎弟を喪った経験から、『金稼ぎあっての任侠』を目指していた。後に黒澤が死亡したことにより内部抗争で敗北する。


CV:西村隆主

獅子王組の英才教育を受けて育った生え抜きで、獅子王組のエースと呼ばれている。

いつ抜いたかわからないナイフで敵の首元を刺す、柳楽や井上でさえ見きれなかったフェイント術など、まさに天才と言っていい戦闘力を誇る。

キャンディーが大好物で基本よく舐めている。たまに戦闘補助で使ったり、倒した敵に差し出したりする。

また物事や人のことを「嫌いかどうか」で見ており、彼に嫌いだと言われた敵は生きていない。

黒澤派であるが、非常に仁義を大事にしており、この性格が内部抗争を終わらせる要因となった。

内部抗争終結後は特に制裁なく受け入れられ、組のために頑張っている模様。

喧嘩は嫌いじゃない。死にたきゃおいで

親父の元でもう一度……仁義を1から学ばせてください


CV:遠山春

狂人その5。異名は「赤ドスの犬亥」、「現代の人斬り以蔵

柄と鞘が赤く塗られた長ドスを武器としているが、戦闘の最中に爆薬や体術を使うなど多彩な攻撃を繰り出す。さらに獲物である長ドスには弛緩剤を塗っている。

以上のように、勝つためならばどんな手段も取る。卑怯という概念はこの男にはない。

12年前の内部抗争においても柳楽と斬り合っており、顔の傷はその時についたものである。

久我虎徹と2回にわたって交戦し、一度は完勝するがリベンジの際に、溺れさせられて完敗した。

その後はそのまま溺死させられる筈だったが、彼に愛娘がいること、そして娘にまた会いに来る約束をしたことを知ってしまった久我により救出と心臓マッサージをされて生かされる。

そして、未来を考えて生かしてくれた久我に恩義を感じ、今後は娘と生きると決意して、内部抗争から離脱した。

内部抗争終結後は特に制裁なく受け入れられ、組のために頑張っている模様。

他人の家の内部抗争に横から首を突っ込む、そんな愚か者は赤ドスの錆にしたいと思います

俺は親父と呼ぶ権利がないと思ってました。でもそう言っていただけるなら……眉済の親父の元で全力でやらさせていただきます


CV:KI

狂人その6。異名は「暗器の総合商社」

5年目にして相当凶悪と言われる戦闘狂で、異名の通り様々な暗器を巧みに使いこなす。

優秀な情報屋と舎弟を上手く使って計画を実行していける頭のキレを持っており、内部抗争では眉済を仕留めるあと一歩のとこまでいった。

もともと最悪クラスのドヤ街出身で、成り上がらなければ意味がないという思想を持つ。また兄貴分である来栖にも嚙みつく生意気な野心家。

内部抗争において井上と斬りあった際、髪を大幅にカットさせられてしまい、その後スト2のガイルのような髪型になった。

内部抗争終結後は眉済に破門を言い渡されるが、ただのジョークであり特に制裁なく受け入れられ、組のために頑張っている模様。

お目めがペイン、ムカついたら殺すマンでぇす。おひとり様地獄にご案内

親父ってなんて心が広いのでしょう……俺だったら永久に許せません!


第三勢力構成員編集

内部抗争でどのような役割をなしている派閥かは不明。黒澤派以上に仁義外れが目立ち、平気で他所のシマを荒らしたり人を傷つけることもある。


所属が明確に判明している現役の構成員はなし。旧河内組時代に桐野と布袋が所属。


関係者・関係組織編集

眉済派と協力関係にある組織編集

  • 京極組

黒焉街を拠点とする巨大な武闘派極道組織。五十嵐と黒澤派トップの黒澤とはずっと不仲で、眉済は元々協力関係にあったほうが都合が良いと感じており、眉済が交渉を持ち込んだため、現在眉済派は京極組と協力関係にある。やがて久我と犬飼の二人が数ヶ月契約で獅子王組眉済派に加入した。後に眉済の決定で二人は元の鞘に収まる事となった。


京極組屈指の武闘派。柳楽が半グレ組織「ファントマ」にカチコミした際に、海瀬と久我と鉢合わせしたが、互いに共闘して組織を壊滅させた。


京極組の6代目組長。眉済と同じく任侠を重んじる性格であり、彼とはとある漁港の利権争いの一件を経て良好な関係にある。反面、眉済と敵対する黒澤とは不仲である。そのため、眉済派が跡目を継ぐことを良く思っており、羅威刃との戦争が終了後に眉済派に力を貸すことを約束。後に久我と犬飼を眉済の下へ派遣した。


京極組トップクラスの狂人。隠れ家にて眉済と五十嵐がいる前で伊武に酔った勢いで絡んだ後に腕相撲に発展した。

後に井上とはマブタチであることが判明する。


黒澤派と協力関係にあった組織編集

城ヶ崎賢志政権時代は関東最大の巨大半グレ組織として名を馳せていた。城ヶ崎の死後、急速に力を落としていたが、上述の京極組が眉済派と本格的に手を組んだ事で、元々京極組に恨みがあった秋元が利害の一致を理由に接触、彼の協力を条件に組織の復興に協力する事を約束した。後に協力を結んだ黒澤が死亡した事に伴い、関係は自然消滅していった。


黒澤と接触した最初の羅威刃のメンバー。2023年1月6日の動画では連絡が取れなくなった阿蒜・村井を追っていた龍本に遭遇、そのまま交戦した。なお、動画タイトルや公式Twitterでは秋元が獅子王組に加入したかのような発言がされているが、動画内では協力関係を結んだ程度のように見えており彼が獅子王組に入門したわけではない。同年1月20日の動画にて久我も生きていた事を再確認する。


秋元の接触時に黒澤は「東雲くんもいずれぜひ」と発言していた。その後の動画にてモブ構成員から東雲も黒澤派に加担している事が言及され、のち龍本と激突した。


  • 元眉済派の闇医者 ×

抗争になってから眉済派が新たに協力依頼をした闇医者だったが、黒澤派に買収されたことで眉済派を裏切り、伊武たちの居場所に関する情報を黒澤派に流した。しかし、この裏切りが許されるはずもなく、情報屋経由でこの事実を知った龍本に襲撃され、殺害された。


  • 半グレ集団A ×(全員)

来栖が従えている半グレで甲元という男がリーダー。風俗業の斡旋と共に住居を確保するというシノギを指示されていたが外道スカウトらと共に借金漬けにした女性をホームレスにするという外道のシノギ

をしておりキレた来栖によって項を斬られ全員殺された。


その他の関係者編集

CV:mayo

花宝町でバーを経営している女性店主。暗めのピンク色にセミロングヘアが特徴的な凛とした雰囲気の美女であり、濃紺のジャケットにパンツスーツを着用している。関西弁で話している。

地獄耳」と自称するだけに、花宝町で起きた事はほぼ把握し切れるほどの情報網を持っている。当然、拷問ソムリエである伊集院茂夫の事も知っており時に紹介する事もあり、伊集院にも求婚をさり気なく迫るくらいに気に入っている。


敵対者・敵対組織編集

香坂慎太郎の率いる新興半グレ組織。

シマの内部で薬物取引をしないという約束を破ったと伊武が判断したため、全面戦争寸前になっている。


阿蒜が上級戦闘員のダヴィッツに襲われたことがきっかけで、彼をはじめとする日本に来た外国人アサシンは見つけ次第殺害として指名手配をかけている。


河内組の頃に何度も敵対し抗争があった極道組織であり、実際にその抗争によって山本の兄貴鎌の坂元が殺され、尾崎隆雄も河内組の構成員に撃たれたことがきっかけとなって暴走し組を破門され半グレに身を堕とした末に小峠によって粛清されている。獅子王になって以降は天羽組と関わる事はほぼ無くなり、2023年12月のクリスマス回で天羽組のシマである空龍街でのクリスマスイベントに犬飼が娘と共に訪れている。2024年2月10日の回では、受験生の女子高生を狙った半グレの始末を巡って井上と小峠が一時的に対立し喧嘩となったが、喧嘩の末に小峠を認めて敬意を持った井上の提案で協力して半グレを粛清している。


考察編集

不運が重なる余り、二大派閥による内部抗争が勃発し、多くの被害者や犠牲者を出してしまった末、最終的に勝利したのは眉済派だった。


劇中では犠牲者を出したことによる損失の大きさが強調されており、SNS上でも獅子王組が喧嘩分かれしてしまわなければ天羽組や京極組を超えたチームになっている可能性もあったのではないかという話がそれなりに挙がっている。


事実、内部抗争がなければ

  • 眉済⇒義侠心の確かな人柄とカリスマ性に溢れ、かつて一時代を作った伝説の男
  • 黒澤⇒組を潤すシノギの才覚者にして巨大派閥を纏めるトップの器の持ち主
  • 柳楽⇒生きる伝説の剣豪
  • 龍本⇒義理人情に厚い歴戦の猛者
  • 鮎川⇒ナタの二刀流と近代剣術の猛者
  • 伊武⇒鉄棒を得物とした豪傑
  • 犬亥⇒戦場の古流剣術をルーツとし、卑怯の限りを尽くす策略家
  • 井上⇒殺しの英才教育を受けた若きエース
  • 来栖⇒獅子王組の生え抜きによる戦闘の天才
  • 橘花⇒トリッキーな主戦力
  • 半田⇒組織随一の狂人
  • 阿蒜・鮫洲ら若手構成員⇒伸びしろを感じさせる未来の人材
  • その他多数の武闘派構成員⇒貴重な戦力

といった形で、判明しているだけでもかなり層の厚い組織になっていたことは間違いない。

半田やニック山岡といった外道もいたが、内部抗争がなければそういった面が問題になることなく(むしろ過激さが上手く働くことも考えられる)組内で武闘派として成果を上げていた可能性があり、こちらも戦力として期待できる。ただし半田に関しては抗争中になったら本編と同じく裏切るのではという説もある。


加えて、眉済、黒澤が各々仁義やシノギを教えていたことを踏まえると、派閥の融合に伴い仁義を重んじつつ稼ぎも多いといういいとこ取りの組織になっていた可能性が高い。京極組は内部浄化の代償や度々の対外戦争が重なり人員不足と借金に苦しみ、天羽組は元々中小規模である上にこちらも度々の対外戦争の影響で人員不足に苦しんでいることを考えると人員と金銭が豊富なのは大きな意味を持つ。

抗争終結後の様子を見る限りでは派閥間の結束自体は可能であると思われ、互いに影響され実力をつけていくこともできただろう(事実、拷問ソムリエにして『裏社会の災厄』と恐れられる伊集院茂夫も獅子王組の層の厚さを認めている)。


だが、眉済と黒澤の考えがどうしても合わないとされていたことから、内部抗争が起こらないようにするには小御門が組長に就くことが絶対条件といえ、最初の時点でこうなることはほぼ決まっていたのかもしれない。


関連項目編集

ヒューマンバグ大学

河内組 ヤクザ

河内組舎弟・阿蒜寛太の地獄日記

獅子王組の内部戦争 京炎戦争

華の天羽組 京極の轍


京極組 - 天京戦争勃発前から良識派と仁義外れの内部対立が発生していた。結果は仁義外れトップの桑田裕二の処刑によって五十嵐幸光がトップの良識派が勝利した。しかし、組が完全な一枚岩になったのは京炎戦争終盤まで掛かっている。


CODE-EL - 同時期に内部戦争が発生。ただしこちらは一部の不穏分子によるクーデターと言った方がより正確である。こちらは銀田栄角の自死で改革派が敗北、その後ELそのものが消滅した。


鵺の一族 - 銀田栄山・栄角兄弟を輩出した銀田家に仕える忍者一族。エルペタス戦争では祇園彩綾への仕打ちがきっかけとなり改革派の現統領である長男その弟と保守派の先代統領である父親相談役ら長老たちによる路線対立が発生した。最終的には彩綾の養父である祇園織文への詫びを兼ね長男が相談役を処刑したことで路線対立は収束した。

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河内組舎弟・阿蒜寛太の地獄日記 かわうちぐみしゃていあびるかんたのじごくにっき

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