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中央本線

ちゅうおうほんせん

JR東日本とJR東海が運行する鉄道路線。
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中央本線は東京駅から名古屋駅を甲信地方経由で結ぶ路線である。


区間別の扱い編集


概要編集

路線名中央本線
路線総延長396.9 km
軌間1067 mm
電圧1500V
最高速度130 km/h

東京駅(東京都千代田区)から名古屋駅(愛知県名古屋市中村区)までを途中新宿駅(東京都新宿区)、塩尻駅(長野県塩尻市)などを経由して結ぶ総延長424.6km(辰野駅経由線を含む)の路線。


線路の戸籍上は神田駅代々木駅間、新宿駅名古屋駅間である。なお、東京駅~神田駅間は東北本線、代々木駅~新宿駅間は山手線であり、金山駅名古屋駅東海道本線との二重戸籍区間である。


注)分割民営化前の起点は正式に東京駅であり、新宿までの間もこのような細切れにはならず二重戸籍区間として存在した。分けたのは、国有資産である国鉄線を(株主は当面国だけの一人会社ながら)民間企業に引き渡すため、資産算定の都合上路線定義やその延長などを厳密にしたため。民営化時点で名古屋の金山駅は中央本線だけの駅だったため金山名古屋間は二重戸籍とはされず、あとから東海道本線金山駅ホームが出来た関係で二重戸籍になった。


…であるが、塩尻駅を境に完全に運転系統及び管轄会社は中央東線JR東日本中央西線JR東海に分かれており、全線を直通する列車はない。実態は東京名古屋からそれぞれ主に長野県中信地区方面を結ぶ路線として機能している。東線の高尾駅(大月駅の場合も)までと、西線の中津川駅までの区間は近郊路線である。


東西ともに塩尻止まりの列車は少なく、塩尻方面に向かう列車は篠ノ井線(松本駅長野駅方面)に乗り入れることが多い。普通列車は比較的中距離区間の運行が多い。

長距離はごく少なく、東線に関しては1日に1本だけ高尾駅から甲府、松本、そして篠ノ井線を経由して信越本線長野駅まで運行される長距離普通列車(245.0km)が存在する。西線は上り(名古屋方面)は2022年改正まで早朝に南木曽・坂下発名古屋行が合計3本あったがこれも中津川発を補完する例外的なもので、下り名古屋発の普通・快速列車は全て中津川で系統が切れている。2022年3月ダイヤ改正まで存在した名古屋からでは利用できない早朝の神領発松本行(167.3km)が西線では最長距離で、これも改正後は神領~中津川間(50.8km)短縮となり116.5kmの運転区間となった。この運転区間の長さ自体は西線で最長ではあるが、中津川~松本では基本の運転区間であるので、特定の列車が最長というわけではなくなっている。元の神領-松本間の列車は中津川までの送り込み回送兼用で、短縮した区間については運用の差し替えがなされて中津川以西を走る315系で運行され、乗り換えを強いられるものの従来通りの旅程で移動することは可能。


2017年夏、東線の特急「あずさ」が西線の南木曽まで(木曽あずさ号)、西線の特急「しなの」が東線の茅野まで(諏訪しなの号)運行された。諏訪しなのは2018年の運転では小淵沢まで延長された。


貨物列車は武蔵野線から連絡線を経て乗り入れる形で国立駅塩尻駅間(中央東線)、塩尻駅~名古屋駅間(中央西線)で運転されており、東京都区内区間を除いたほぼ全線で見ることができる。

この線区の特徴として他の幹線貨物と比べて石油輸送列車の割合が多い事が挙げられる。これは海に面していない山梨県長野県へのガソリン灯油等の輸送を港湾コンビナートに面した千葉県蘇我駅・神奈川県根岸駅・三重県四日市駅からそれぞれ行っているからであり、両県の隠れたライフラインとなっている。また暖房用灯油を扱う関係上、夏と冬では輸送量(貨車の両数)の差が大きい。


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