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基礎データ

全国図鑑No.0746
アローラ図鑑No.133
ガラル図鑑No.155
ローマ字表記Yowashi
分類こざかなポケモン
タイプみず
高さ0.2m(たんどく) / 8.2m(むれ)
重さ0.3kg(たんどく) / 78.6kg(むれ)
せいべつ50%♂・50%♀
特性ぎょぐん
タマゴグループすいちゅう2

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語ヨワシ弱い+イワシ
英語・イタリア語・スペイン語Wishiwashiwishy-washy(弱々しい、煮えきらない)+iwashi(イワシ)
ドイツ語Lusardinloser(敗者)+sardine(サーディン、ニシン科の魚)
フランス語Froussardinefroussard(弱虫)+sardine(サーディン)
韓国語약어리약(yak、弱)+정어리(jeong-eori、イワシ)
中国語(簡体字)弱丁鱼弱(ruò)+沙丁鱼(shādīngyú、イワシ)
中国語(繁体字)弱丁魚弱(ruò)+沙丁魚(shādīngyú、イワシ)

概要

第7世代の『サン・ムーン』で初登場した、その名と姿の通りをモチーフにしたポケモン。

潤んだような目をしている事からウルメイワシがモデルと思われる。名前の発音も「鰯」と全く同じで、日本には実際に鰯をヨワシと呼ぶ地方もある。

ポケモンの中でもかなり小さく弱い存在で、合計種族値も175全ポケモン中最も低い(あのヒマナッツ(180)よりも下)。

加えて図鑑では明確に「とても美味しい」と書かれており(人間の誰かが食べたのだろうか…)、海にいるどんなポケモンにも狙われ、ホエルコには一日にトン単位で食われている。実際の鰯の生態に似せているのだろう。

それゆえ他の仲間たちと群れを形成して身を守っているが、1,2匹程度はすぐはぐれ、寂しく泳いでいる姿を見かけることも多い。

人間でも簡単に勝てそうなヨワシだが、何故かアローラ地方の人々は「海の魔物」と言って迂闊に手を出そうとはしない。

実はヨワシの本領はここから発揮される…

敵に襲われてピンチになると、目が潤んでの成分が輝き、40km先まで届く特殊な波長の光を放ち始める。

それを合図に他のヨワシ達が大量に集まって陣形を取ることで、巨大な怪魚の姿に変わるのだ。

その姿は、ダンクルオステウスやオオカミウオ、シーラカンスメガマウス、ウバザメやシャチなどの海の大物に加えて潜水艦や魚雷などの意匠が見て取れる、非常に強そうな見た目である。そのためユーザーの間ではこの姿をツヨシと呼んでいる。

この姿を「むれたすがた」と言い、高さは8.2mと、あのゲンシカイオーガにも引けをとらない大きさとなる。

また合計種族値もなんと600族を超える620にまで大幅上昇し、PV映像では「ハイドロポンプ」一発でジバコイルを瀕死直前まで追い込んでいる。

図鑑説明いわく「力を合わせ撃つみずでっぽうは、ハイドロポンプをしのぐ威力」。

数々の修羅場を乗り越えたヨワシ達がなせる技であり、あの凶暴で有名なギャラドスでさえその姿を見ただけで逃げ出してしまうほど。

基本的には200匹近い数で陣形を構成しているが、幾つもの危険をくぐり抜け経験を積んだヨワシほど目から発する光が強くなり、より多くの仲間を集めて強力な変身が可能となる様だ。

一方群れただけのため、体躯と比べた重さは78.6kgと非常に軽く、正面から口の中を見れば中身が空洞なのでほぼガワだけであるのが分かる。

そして攻撃を受けすぎて数が減ると形を維持できなくなり、最後は散り散りになって逃げ出してしまう。

特性のぎょぐんは上記の説明に因んだもの。レベル20以上になるとこの「むれたすがた」にフォルムチェンジすることができるようになるが、HPが4分の1になると元の姿に戻ってしまう。

これらの「弱そうなポケモンが強くなる」事から従来のコイキングヒンバスのポジションに近いと言えるが、ヨワシは強くなってもあくまで「ヨワシ」のままである(どちらかと言えばSMでのそのポジションはコソクムシであろう)。

色違いは黄色っぽくなる。

ゲームでの特徴

7ばんどうろ8ばんどうろ9ばんどうろ13ばんどうろ14ばんどうろ15ばんすいどうせせらぎの丘カーラエ湾メレメレ海・アーカラじまはずれ(・SMのみウラウラうらかいがん)にて、釣りをすると釣れる。

SMではストーリーにおいて、せせらぎの丘のぬしとして登場する(詳細は後述)

未登場。

内定。9ばんどうろバウタウンワイルドエリアの「キバこ・にし」「キバこ・ひがし」「キバこのひとみ」で釣れる。DLC『鎧の孤島では、ヨロイ島のチャレンジビーチ、ならぶじまのうみ、はなれじまかいいき、ハニカームのうみ、ハニカームじまで釣れる。

未登場。

性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
たんどくのすがた452020252540175
むれたすがた4514013014013530620

「たんどくのすがた」は火力、耐久共々最低クラス。あのヒマナッツを下回る種族値合計最下位。小魚のポケモンでは珍しく素早さも低い。

しかし、「むれたすがた」になると能力値は一変する。攻撃、特攻はともに140と驚異的な数値を出しており、そこから放たれる「ハイドロポンプ」はもちろん、「アクアテール」も圧巻の威力を叩き出す。

サブウェポンも物理技は「じしん」「すてみタックル」「とんぼがえり」などがあり、特殊技は「れいとうビーム」「めざめるパワー」の二つだけ。

補助技は「どくどく」「みずびたし」などが候補としてあげられる。群れが解除されても最後の手段で「がむしゃら」もある。

とまあ能力だけ見れば恐ろしく強いポケモンのように見えるが、細かく見ると難点が多い。

まず技範囲の貧しさが問題で、控えめに言っても攻撃範囲が広いとも補助技が豊富とも言い難い。

特にみずタイプへの対抗手段に乏しく、図鑑ではギャラドスが逃げ出すと言うが、実際に戦うとこちらの技が通らないのでかなり厳しい。

先制技もないのでギリギリで耐えられた相手の処理に手間取りその間に群れが散らされることも(一応群れが散るのはターン終了後ではあるが)。

耐久面に関しては、防御は130、特防は135と非常に高くなっているが、HPは一切変動していないため思ったより耐久が高くない。それでも不一致弱点くらいなら難なく耐え抜くことができるがHPを回復する手段があまりないためそこまで長生きはしない。せめて「いたみわけ」があれば……。

ちなみにすばやさは30と変身前よりも更に下降している。ここまで遅いと一周回って長所で「トリックルーム」に適性がある……のだが、群れが散ると「すばやさが高くなる=トリックルーム下で先手が取りづらくなる」ので通常時以上に群れを散らしてはいけない。

数値上では600族をも超えるスペックを持ちそこそこ高い火力は有るものの、範囲は狭く足は遅くて言うほど固くもなく、回復技や先制技を持たないため小回りがきかなくて取り回しが難しいポケモン。

第7世代で言うとH252振りで無振りメガラグラージと然して変わらない耐久指数である。メガラグラージはメガストーン固定だが自身も耐久・回復系持ち物以外ではミズZ型を除いて実用性が確保できないため、持ち物の自由度の無さではほぼ変わらない。

大勢になると小回りがきかないという辺りがある意味「群れポケモン」としての「らしさ」は有るかもしれない。

基本的に単独で闘うことはないので、実質的には「むれのすがた」がHP1/4で弱くなるデメリット特性を抱えているという形のポケモンと言える。

似たようなデメリットを抱えるケッキングレジギガスアーケオスと異なり特性を解除して対処することができない(そもそも「ぎょぐん」は「いえき」「なやみのタネ」などを受け付けない)点が扱いの難易度を上げている。

いかに群れが散るリスクを少なくできるかが腕の見せ所と言えるだろう。

なお、第8世代のマックスレイドバトルでも、サポートトレーナーの手持ちとしてヨワシが登場する。基本的に未進化・進化しないポケモン(ピカチュウやピッピなどは例外)から選ばれるサポートポケモンの中では例外的に非常に強力なポケモンとして登場する。

マックスレイドバトルのサポートトレーナーの手持ちとしてはそれこそ一番の大当たりと言える。これほど優秀な味方ポケモンには後にDLCで追加されたクララ/セイボリーガラルヤドランですら及ばなかった。

600族を越える種族値は伊達ではなく、ダイマックスしたポケモンの攻撃を余裕で耐えて反撃する。

相手のタイプにもよるが、見かけたら運がいいレベルの当たりである。

ぬしポケモン

『サン・ムーン』では「せせらぎの丘」で行われるスイレンの試練において、ぬしポケモンとしてプレイヤーと対峙する。

イベントによって強制的に雨が降っているという状況を抜きにしても、「むれたすがた」での「みずでっぽう」は凄まじい火力となる。

タイプ相性が等倍であってもかなりのダメージとなるため、まかり間違っても水が弱点のポケモンを出してはいけない。

また、勝負の最中には仲間のポケモンを呼び出し、「たんどくのすがた」のヨワシが「てだすけ」でサポートし、ママンボウが「いやしのはどう」を使って回復させてくるなど厄介極まりないため、先に「むれたすがた」のヨワシか仲間のポケモンのどちらかを倒すか、仲間を呼び出させる前に「むれたすがた」のヨワシを撃破するしかない。

その強敵ぶりに、得意なタイプを連れていても苦戦してしまうトレーナーが続出している。

ちなみに、こちらに「みずびたし」が飛んでくれば「みずでっぽう」で受けるダメージを抑えられるには抑えられるが、得意なタイプのポケモンで戦っていた場合は効果抜群だった技がタイプ不一致になって与えるダメージを減らされてしまう点にも注意。

マイナーチェンジの『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、ぬしは別のポケモンにとって代わられたが、こっちはこっちでまた凶悪な強さを持つ。

ちなみに登場時もSM同様にヨワシが群れるところを見せ、ぬしは以前同様にむれたすがたのヨワシだと思わせておいて、それをかき分けるようにして本物のぬしが登場するという登場の仕方をする。

使用トレーナー

ゲーム版

漫画版

番外作品

Newポケモンスナップ

コピア諸島のイルミナポケモンに抜擢。最初はたんどくのすがたが登場し、イルミナオーブを何匹かに当てるとその場から泳ぎ去り、やがてむれたすがたになって登場する。

条件を満たすと、群れたヨワシの中に入り込んで撮影できる他、たんどくのすがたで追いかけられていたホエルオーをむれたすがたになって逆に追いかけるという光景も見られる。

第6シリーズ・サン&ムーン

  • 第22話『スコップに要注意!!!』

初登場。この時はスイレンのアシマリが海に落ちたシロデスナのスコップを取ろうと飛ばしたバルーンの中に3匹巻き込まれてしまっている。

  • 第33話『ヨワシ強し、池のぬし!』

アーカラ島のせせらぎの丘近くの大きな池には「池のぬし」と呼ばれる超大物がいると噂されている。先に噂を聞いたロケット団が釣りに来て、ヨワシ1匹を釣り上げる。だが「見るからに弱っちい」と判断してそのヨワシを適当に放り投げ、次にキテルグマを釣り上げてメレメレ島へ強制送還されていった。

その頃、スイレンの趣味の釣りにサトシが同行する事になり、道中でぬしの噂を耳にして2人でこの池へやって来る。自称「アーカラ島の釣り名人」の老人の出す勝手な課題を楽々とクリアし、途中でロケット団の放り投げのせいで頭をケガして水たまりで跳ねていたヨワシを見つけ治療をしたスイレン達は、ボロのボートでぬし釣りに挑戦。

スイレンの竿に食いつき、水上に跳ね上がって姿を現したのは、ロトム図鑑にも一切データが乗っていない十数m級の巨大な怪魚だった。引き摺られるスイレンを助けようとアシマリが怪魚の恐ろしさに耐えてバブルこうせんでダメージを与えたのも束の間、なんとママンボウがいやしのはどうでヨワシを治しているのを確認。(ゲーム版を彷彿とさせる場面には島巡りを経験した視聴者達の大勢がトラウマを掘り起こされた)

戦いの最中にアシマリがアクアジェットを習得。アクアジェットで敵を口の中から貫き、敵は粉々に分解という通常のポケモン相手ではできっこない映像でトドメとなった。

その正体は勿論「むれたすがた」のヨワシ。図鑑にデータが無いくらい珍しい状態であるらしい。見覚えのある絆創膏を貼ったヨワシ1匹がスイレンに近寄り、口の中にあった「ミズZ」を渡した。

  • その他:46話・56話・71話・96話(イメージ)・100話・106話

第7シリーズ

第8シリーズ

リコとロイの旅立ち

  • 3話:ぬいぐるみで登場。おそらくコニアが連れ去ったリコのニャオハの為にあげたおもちゃ(けりぐるみ)と思われる。

テラパゴスのかがやき

  • 33話:冒頭で登場。

レックウザライジング

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

性別♂️特性ぎょぐん
性格れいせい個性とても几帳面

アーカラ島の「せせらぎの丘」での試練の際に出会ったスイレンに鍛えられたぬしポケモンであり、大群では左目を担当する司令塔的存在。どんな挑戦者が来てもきちんと実力を測るために育てられたものの鍛えすぎて観光客を脅かしてしまっていた。

「むれたすがた」ではハイドロポンプ級の「みずでっぽう」を放つが、他のヨワシは司令塔であるバーツのピンチに集合しているだけなのでバーツが集中攻撃されると集合が解除されてしまう。

サンとは彼が落とした1円玉を拾ったことで出会う。その小ささから気に入られボールに入れる前からニックネームをつけられた。「むれたすがた」でサンに試練を挑むもダラー(アローラニャース)に弱点を突かれて敗北。試練達成後、改めてサンの手持ちとなった。

陸上では活躍の機会が少ないが、ウラウラ島に向かう途中の海上でハギギシリに襲われた際には海に落ちたリーリエを口の部分に保護したまま相手を撃破するという強さを見せた。

ニックネームの由来は「瞳が✕(バツ)になっている」からだが、メタ的にはタイ王国の通貨単位「バーツ」。

ポケモンローカルActs

福島県川内村地域応援ポケモンであるラッキーサシカマスと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。すがたはたんどくのすがた

余談

余談だが、ニックネームを付けると「ヨワシの群れ」ではなく「(付けたニックネーム)の群れ」と表記されるようになる。つまり、ヨワシに付けたニックネームはヨワシの群れ全員のニックネームになってしまうということになる。仕様上全員にニックネームは付けられないとはいえ、不思議なものである。

(ただし「集める1匹がリーダーになって、そのリーダーを中心とした群れ」と考えれば矛盾はない。

「ぼくが目になろう」というやつである)

また、ゲームフリークが2005年にGBA用に出したアクションゲーム『スクリューブレイカー轟振どりるれろ』の第6話には、巨大な魚の形をとった魚群のボスが登場している。

もしかしたらヨワシのむれたすがたは、このボスもモチーフになっているのではと思われる…

関連タグ

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧

VerポケモンSM ポケモンUSUM
タイプみずタイプ 単タイプ
進化・特性無進化ポケモン ぎょぐん フォルムチェンジ

図鑑番号順

0745.ルガルガン(まひるのすがた/まよなかのすがた/たそがれのすがた)→0746.ヨワシ(たんどくのすがた/むれたすがた)→0747.ヒドイデ

関連ポケモン・タグ

グループ魚ポケモン 群体ポケモン ぬしポケモン 食用ポケモン
コラボ福島ポケふた組
番外作品イルミナポケモン
アローラのぬしデカグース アローララッタ オニシズクモ エンニュート アローラガラガラ ラランテス クワガノン トゲデマル ミミッキュ ジャラランガ アブリボン
天敵ジュゴン ホエルコ
ぬしの仲間ママンボウ
似たポケモン
能力的共通
  • ケッキングレジギガス:ハンデを背負った代わりに、600族を越える種族値を持つ点で共通している。
  • アーケオス:こちらも高い種族値を持ち、HPが減ると能力面が弱くなる点で共通している。
  • イルカマン:特性により一時的に600族以上のスペックになるみずポケモン繋がり。

その他

元ネタ?スイミー:多くの人が思ったこと。元ネタである可能性が高い。

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