ヒトモシ

ポケットモンスター 第5世代『ブラック・ホワイト』で登場した、紫色の炎を灯した溶けかかったロウソクのような姿のポケモン。

ゴーストとほのおの複合という、当初はめずらしい組み合わせを持ったタイプのポケモンで、カワイイ見た目と、進化後の脅威の破壊力から人気がある。

顔の真ん中の突起は見方によっては鼻にも見えるが、正確には口（上唇）である。

主に暗い夜道や洞窟等に現れ、道案内をする様に見せかけて生命力を吸い取っていると、物騒極まりない生態を持つ。

どうやら、この吸い取った生命力を燃料にして火を灯しているらしい（この事から、進化形体2種を踏まえて想像するならば、実際はロウソクではなく外部燃料で燃えているランプであると考えられる）。

反面ポケダン等、他の人間やポケモンに危害を加える気のない温厚な個体達は、生命力を吸い取る代わりにムウマの様に脅かして、その際に出る恐怖心をエネルギーに生活している様だ（どの道人間やポケモンにとって迷惑な話である事に変わりはないが…）。

名前の由来は言わずもがなそのまま「火灯し」だと思われるが、上記の生態にある通り「人」の命を吸い取って火を「灯」すにも掛けていると思われる。

この設定は、アニメ『ベストウイッシュ』でも活かされ、サトシ一行とロケット団を大いに苦しめた（なお、この時サトシが図鑑で調べようとした際、途中で停止させた事で一時は能力に気付かれる事は無かった）

第8世代ではアニポケでの恐ろしさも加味されたのか、迷子を道案内するかに見せかけて霊界に送り込んだり、魂が若ければ若い程怪しく燃え上がるという解説が付加されている。

しかもその時のヒトモシの体はほんのり暖かいらしい。それは命を吸われ過ぎて体温が減っているからでは？フワンテといい、どうもゴーストタイプというのは子供の魂を好むようである。

なお火が消えれば死ぬヒトカゲ等とは違うようで、眠る時には代謝を抑える為、火を消している事が多い。

ひbyい

色違いは青い炎になる。

2種類ある通常特性のうち片方が「ほのおのからだ」（手持ちのタマゴが早く孵化するようになる効果がある）なので、そらをとべる「ウルガモス」が手に入るまで、ポケモンのタマゴの孵化要員としての一時繋ぎにも使える。ヒトモシの設定的に、タマゴの孵化にこいつを使って大丈夫なのか若干不安ではあるが…。

• ブラック・ホワイト / ブラック2・ホワイト2

大量の死者が眠っているタワーオブヘブンに、加えて『BW2』ではとある少女が死んだ跡地であるストレンジャーハウスに大量に居座っている。

魂の還る場所byフシタス恐怖のストレンジャーハウスby望月@芋の人

ヒトモシを倒すと特攻の基礎ポイントを「1」貯める事が出来る。「タワーオブヘブン」に出現するのがヒトモシと同じく特攻+1のリグレーの2種類しかおらず、特攻の基礎ポイント稼ぎの名所となっている。上層部にはポケモンを回復してくれるナースのNPCもいる。

ゴルバットも出現する様になった『BW2』でも相変わらず2階はヒトモシ占有フロアであり、有用な事には変わりない。人の命を吸った分だけ人に狩られまくるのは因果なものである。

• X・Y

荒れ果てホテルに野生出現。また、ヒャッコクシティに住む余命僅かな老人にポケモンを預けると、暫くした後に「ありがとう」という手紙とポケモンだけが残され、老人は何処かへ消えてしまう。このイベントを知るや、老人にわざとヒトモシを預ける心無いプレイヤーが続出した（おわかりいただけただろうか）。

• オメガルビー・アルファサファイア

XYから連れてこよう。

• サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン

メレメレ島で土曜日に島スキャンを行うとハウオリ霊園に出現する。

• Let's Go!ピカチュウ・Let's Go!イーブイ

未登場。

• ソード・シールド

野生ではワイルドエリアの｢エンジンリバーサイド (ランダム・照)｣と｢ハシノマはらっぱ (ランダム・照霧)｣に生息しているが、ストーリーにおいてエンジンジムのジムチャレンジで1匹捕まえる事ができる。

キルクスタウンの民家に2匹のヒトモシを眺めている女性が住んでおり、炎を見ると心が落ち着くとの事。確かにそういった事例はあるのだが、ヒトモシの生態が生態なだけに不安しかない。

• ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
• LEGENDSアルセウス

未登場。

• スカーレット・バイオレット

DLC『ゼロの秘宝・碧の仮面』で内定。キタカミの里の｢地獄谷｣ ｢てらす池｣ ｢とこしえの森｣ ｢鬼が山｣にて夕方・夜に出現する。

ドロップする｢ヒトモシのすす｣は、｢しっとのほのお｣ と｢ポルターガイスト｣のわざマシンを作る素材になる。

種族値

この時点ではそこまで特攻は高くないが、注目すべきは素早さにある。

実は「トリックルーム」を覚えるポケモンではヤドンやツンデツンデに次いで遅いため、トリパの起動役になり得る。

ゴーストタイプなので「ねこだまし」も受け付けない。

リトルバトルではユニランに並ぶ素早さを活かすかが大切だろう。

アニメ版

• 発掘調査団団長 (新無印14話)
• テペン (テラパゴスのかがやき)

漫画版

• ベル(ポケットモンスターSPECIAL)

前述の通り怖い背景を持つポケモンだが、ろうそくという身近な生活用品がモチーフということもあり、アニメなどの作品の中でも闇を照らす光源から日常生活の熱源にいたるまで幅広く登場している。

アニポケ・第1-7シリーズ

ベストウイッシュ

• 第26話『ヒトモシ屋敷のこわ～いお話!』

後ろの正面だーれby海市くるま

詳細はこちら

• 第69話『難関突破! 天空の塔を登れ!!』

『願いの鐘祭り』の最後の競技では｢ヒトモシ型ろうそくを持って走る｣というものだが、実はケニヤンが持っていたのは本物のヒトモシであった。

XY

• 第138(XY&Z45)話『サトシとラストバトル! セレナの選択!!』

モブで登場。

• 劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』

ネーベル高原に暮らすポケモンでボルケニオンと共にいることが多い。

サン&ムーン

• 第34話『炎のバトル! ガラガラあらわる!!』

モブで登場。

• 第94話『ゴーストポケモン大集合! みんなのお化け屋敷!!』

ランプラーとシャンデラと共にお茶会に登場。

新無印

• 発掘調査団の団長のヒトモシ

第14話『初イッシュ地方! 遺跡でレイドバトル!!』でランプラーと共に登場。舞台が遺跡なのでランタンのようなポジションと思われる。

• 第56話『四天王ガンピ! 騎士道の館!!』

館の灯りを点していた。

• ポケットモンスターSPECIAL

第10章でベルの手持ちで登場。ヒウンシティでプラズマ団に誘拐されたが、ブラックの活躍によって救われる。よくベルの頭に乗っている（原作ではムンナであるが、主人公・ブラックの幼なじみポケモンである為に変更されたと思われる）。

鳥取県大山町に地域応援ポケモンであるアローラサンドと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。（参照）

たいまつ行列からの連想か

ポケットモンスター　ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物)　ポケモン一覧

図鑑番号順

0606.オーベム→0607.ヒトモシ→0608.ランプラー

同複合タイプ

関連ポケモン等・グループタグ

その他